「また悪くなったら、どうしようかと思って」と患者さん。

 

誰にでも不安はあり、
それが現実になってしまうことを
恐れるってありますよね。

 

小沼も以前、数年間でしたが、
パニック障害の症状に悩まされた経験を持っています。

 

小沼の場合は「広場恐怖」といって、
特定のシチュエーションや場所などが苦手で
当時は近所のファミレスに行くだけで具合悪くなって、
一人で車の中で待っていたこともありました。

 

ですから、セミナーや研修、楽しいはずの家族旅行など、
「行った先で具合が悪くなったらどうしよう」という
予期不安が邪魔して出かけることができませんでした。

 

 

 

そんな状況からどうやって脱したかというと、
成功体験を積むことを繰り返しただけです。

 

決してラクなことではありませんでした。
むしろ吐き気を催して、その場から立ち去りたい……
そんな状況の中でセミナーを受けたことも数知れず。

 

しかし、そういった中で耐えることで、
結局は何事もなくセミナーを終えられたり、
自宅に戻れるようになっていきました。

 

「心配や不安はあったけど、何事もなく帰って来られた」
という成功体験を積むことで、小沼は回復していきました。

 

こうした体験を積んでいくことで、
数年後には不安や心配を感じることなく(少しは感じますけど)、
今では問題なく出かけることができるようになりました。

 

冒頭の患者さんも、
「仕事中にまた悪くなったら……」という不安が常に頭にあり、
それが原因で逆に具合が悪くなったり、スッキリとした気持ちで
過ごせていないようです。

 

バランス調整で適切なサポートは可能ですが、
それぞれ各人の頭の中に深く根付いた思考パターンまでは
さすがに踏み込めません。

 

ですが、身体がラクになると心もラクになります。
この相対効果に期待して、不安や心配が少ない毎日を送って欲しい。
そんな風に思います。

 

そして、
不安に思うかもしれないけど、実際には具合が悪くなることは少ない、
という現実に気づいて欲しいですね。

 

そうしながら、
「最近調子よいから全然ネガティブな思考がなかった!」と
後で成果が分かるような成功体験を積みましょう。

 

頭の中の心配や不安って、そうそうリアルの世界では起こりません。
難しいかもしれませんが、そうやって気づいて安心していくことが大切です。