謙遜という否定

 

日本の美徳として「謙遜」というものがあります。
褒められても「いやー、それほどでも」って感じでしょうか。

 

欧米諸国とは違い、自己肯定感の低い国民性もあり、
控えめの態度でいることの方が好まれるのも分かりますが、
時として謙遜することが相手を傷つけることもあります。

 

鍼灸院を営んでおりますと
患者さんからお褒めの言葉をいただくことが割と多いものです。

 

人間、褒められるとうれしいですから
正直にその感情のままで応答できればいいんですが、
刷り込まれた日本人の性質「謙遜」が出てしまうわけです。

 

うれしい気持ちとは裏腹に
「そんなことないです」みたいな言葉を出してしまう。

 

これ、言っている本人としては患者さんを慮っているつもりなのですが、
褒めた患者さんからしたら「否定されている」わけなんですよね。
患者さんはかなりガッカリされると思います。

 

院長小沼も実父の影響で自己肯定感が低い人間です。
それもあって、謙遜が過ぎる傾向があります。

 

最近になってようやく解ってきたところもあり、
患者さんからいただく数々のうれしい言葉に少しずつ素直に応答できるようになりました。
それでも「いえいえ」は口癖になってますけど 😐

 

謙遜しているとき、言葉はそれなりに聞こえますが、
実は相手にかなりのダメージを与える否定的な言葉や態度を発します。

 

欧米人のように勘違いしているのかと疑ってしまうような自信家にはなれませんが、
せめて患者さんや家族、身近な人々には自信を持って YES と言ってあげたいですね。
何事も訓練ですね。

 

患者さんにお願いがあります。
自分では気づかないところで謙遜し過ぎていることがあると思います。
そのときは教えてください。直すよう努力いたします。
よろしくお願い致します。

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

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