多くの情報が入り乱れる現代。
何が正しく、何が間違っているのか、
まさに玉石混淆です。
昨日までは常識だったことが、
翌日になったら非常識になっている時代です。
ストレッチや乳酸など、数え上げたらキリがありません。
ただ、新しい情報に対しては、
それぞれ各人の受け止め次第でしょう。
ストレッチがどんなに身体に悪いかを説いたところで、
「はいそうですか」と受け止められる方は少ないです。
乳酸は疲労物質じゃないんですよと説明しても一緒です。
常に平行線をたどります。
このことについては、
人それぞれの考え方や価値観がありますから、
無理強いをすることは意味がありません。
ですが、大切なのは受け入れることなんだと思います。
「理解する」ではなく、「受け入れる」です。
理解するというのは、その人の感情とか知識とか経験とか、
そういうもので推し量って認めることです。
つまり、がんばって理解しようとするとことは、
無理に認めようとすることになります。
これは苦しいですよね 😕
無理したことはいずれ反発が起きます。
だから、結局は理解したつもりで出来ないんです。
受け入れるというのは、許容するということ。
最初は「そんなこともあるんだな~」くらいで十分です。
よく、許容範囲なんて言葉がありますが、
受け入れるための許容にも人それぞれの判断基準があります。
ですので、まったく受け入れられないということもあります。
でも、いずれ受け入れられるときが来るでしょうし、
理解できる日も来ると思います。
小沼もそうでしたから。
例えば、
- 脚を組むと骨盤が歪むから良くない
- 身体が傾いている(歪んでいる)のが痛みの原因だ
- 背すじを伸ばして正しい姿勢でいることが大切だ
などなど、
この世の中にはどこでどう刷り込まれたのか、
上記のような都市伝説みたいな情報が普通にありますよね。
小沼も以前までは刷り込まれ、洗脳されていましたから、
こうした情報を真に受け、鵜呑みにし、自分だけではなく、
患者さんにも押し付けていたことがあります。
でも、実際にはこうした情報って何の根拠もありませんし、
単に「きっとこうだろう」というイメージだけで出来上がっています。
脚を組んでも歪みませんし、
むしろ脚を組むことでラクだぁ~ってなりませんか?
背すじを伸ばして、ずっと正しい姿勢でいたら苦しくないですか?
そもそも「正しい姿勢」って何ですか?
誰が考案したんですか?
自分で理解してきたことって、意外と矛盾していることが多いのです。
小沼もその矛盾に気づいてから、ようやく受け入れることができました。
それでもまだまだ頭が固く、受け入れたつもりになっていることもしばしば 😐
でも、まずは受け入れることが大切です。
もしくは常識として存在する事象を疑ってみる。
これだけでも少しは変わります。
世の中、Must じゃありません。
こう書きながら、
もっと頭を柔らかく、俯瞰できるよう、
小沼も意識していかないといけないと思います。
難しいですけど、チャレンジです 😛