昨日は郡山市・開成山陸上競技場にて第23回郡山シティーマラソン大会が開催されました。福島県鍼灸師会ではボランティア治療として第2回から大会に参加しており、ランナーのサポートをしています。
ブースの入り口には、とても分かりやすい張り紙をしました。ランナーの皆さんも前を通る度に中の様子を伺っているようでした。やっぱり気になりますよね。
今回は8,000名を超えるランナーがエントリーしていたそうで、鍼灸マッサージブースにはレース開始前から多くのランナーが訪れました。
ボランティア治療に参加された先生方は総勢28名(内、専門学校生8名)。県内各地から郡山に集まり、ランナーのために汗を流しました。
昨日は気温がぐっと下がり、また強風だったため、ランナーの皆さんも大変だったと思います。昨年のように気温が高すぎて脱水気味からの痙攣がありましたが、今年は気温が下がったためによる痙攣も見られました。
サポート中の私。写真は一寸法師ハリ治療院の中沢良平先生に撮影していただきました。ありがとうございます!
ボランティア治療はゆっくり問診する時間もなく、限られた環境の中、その場で判断をして施術に当たることがほとんど。そして、信頼関係を構築できない状態の中でいかに納得していただいてブースを後にしてもらえるかがミッションとなり、治療院にお越しになる患者さんとは大きく異なる部分です。
時間もない中でいかにしてランナーの皆さんに満足していただくか。ボランティア治療は日常施術の弱点が露呈されるばかりでなく、メンタルにもしんどいです。ですが、限られた環境の中で自分の軸を崩さずに施術して結果が出せた時、安堵感と共に大きな自信になります。
正直、全てのランナーに満足していただくことは無理ですし、当院の患者さんが納得されている施術を行ってもブースでは効果が出ないこともあります。大変悔しい思いもしますが、それが大切だと感じています。常に前進するための材料になります。
普段ジョギングすらしない私からしますと、大会にエントリーして完走されるランナーの皆さんを本当に尊敬します。ですので、こうしたボランティア治療ではレース前の不調、レース後の疲労から少しでもラクになっていただきたいと、微力ながらお手伝いさせていただいております。
毎年、この大会が終わると、年度が変わって慌ただしかった生活がようやく終わる感覚があります。やっと一息つけそうな、そんな感じです。目の前にはもう5月がスタンバイ。すぐ連休に入ってしまいますが、5月も好調に駆け抜けたいと思います。
その前にまず4月最後の土曜日、満員御礼に感謝しつつ、きちんと乗り越えます!
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