冬期学術講習会(2025/12/21)

鍼灸師会

前回、冬休みが始まったのかな?と書きましたが、
今朝ふつうに子どもたちが登校しておりまして、失礼しました。

明日あたりが終業式でしょうか。

そして、今週末で仕事納めという方も多そうです。
長い方だと9連休になるそうです。今週をしっかり乗り切って骨休めしてくださいね。

当院、30日の午前中まで診療しております。
予約枠を拡大したものの、残り1枠となっておりますのでご注意ください。
(年内最後にお断りしてくないのできっと無理にでもお受けすると思いますけど)

 

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昨日は福島県鍼灸師会の冬期学術講習会 in 郡山。
小沼は(香害対策ということで)録画係を拝命し、治療院から参加させていただきました。

午前1コマ、午後2コマ(実技付き)と大ボリューム。
非常に聴きごたえのある講習会でした。

 

午前中は、痛みを起こす疾患に対して鍼灸治療が介入できる可能性を考える内容。

ここでいう痛みというのは肩こり腰痛という鍼灸院でもよく見かけるものではなく、中枢感作とか複合性局所疼痛症候群( CRPS )といった、現行医療でも鑑別診断が難しい痛みを指します。

鍼灸院の日常でも『全身が痛い』とか『両足が痛い』とか、そういう訴えは多いですよね。

ほとんど多くは単純に筋疲労とか休息が必要なものですが、”その痛み、もしかして難治性かもしれない” という可能性を持っておくこと、広範囲に症例を識っておくことが大切です。

最近は医学的に説明困難な身体症状( MUS:Medically Unexplained Symptoms )というものも増えていると言います。例えば血液・尿検査、各種画像診断など、発達した現行医療の検査でも異常が見つからない不調が増えている。

個人的には不定愁訴と MUS の明確な違いが解らないのですが、どちらも患者さん自身は症状を感じ、悩み困っていることは確かです。

安静にしていても症状を感じていると強いストレスにさらされた状態になり、精神疾患を発症することもあります。線維筋痛症にうつ病を併発することが多いのはそのためと思われます。

たとえ難治性の疼痛疾患や不定愁訴、MUS だとしても鍼灸が補助療法として介入することで患者さんに有益であるならば、それはアロパシーだったとしても介入する価値はあると思います。

 

午後は高齢者の神経難病(パーキンソン)、認知症に対する鍼灸治療の効果についての講演。
また、高齢者の健康維持のための鍼灸実技でした。

25年ちょっと前、東京都心で訪問リハビリの仕事に従事していました。あの当時からパーキンソン病や脊髄小脳変性症、ALS の患者さんを担当させていただいておりました。

当時、こうした神経難病の患者さんは全身の筋肉がガッチガチになっていた印象があり、またそれを緩ませることで動きや姿勢が良くなることを確認していました。

午後の講師の先生も同様のことをおっしゃっておられ、その当時感じていたことは間違いでなかったことが解り、嬉しかったですね。またパーキンソン患者さんの鍼灸治療前・後の歩行動画を観せていただきました。筋肉の緊張を緩めるだけで動きが滑らかになり、体重移動もスムースになっていました。

これもアロパシーだとは思うんです。根本的な改善にはつながらない。
それでも患者さんの ADL や QOL が上がるのであれば意味はあると思います。

 

実技はリモートということもあり、カメラ越しの映像。
雰囲気だけ味わわせていただいたって感じですね。

それでも取穴(ツボの決め方)の所作はとても参考になりました(自分以外の鍼灸師の取穴って気になるんですよね~)。

 

10時30分から開始した講習会は
90分3コマの大ボリュームで気づけば夕方4時過ぎ。

リモートではありましたが、今年度最後の講習会は大満足の内容でした。

香害を気にせず講習会に参加していたころが懐かしいです。

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