香害対策の限界

香害

詳細は解りませんが、韓国のクーデターの話。

まさに民主主義という形だったのではないでしょうか。

日本で同じことが起こった場合、無関心・思考停止な国民が多数を占める中で韓国と同じ結果になるのか、と朝からモヤモヤしてしまいました。

今回の韓国のケースは ”予行演習” を見せてもらえたような気がしています。

日本政府も暴走しはじめるとは限りません(現状暴走状態ですけど)。海の向こう側にある他国の出来事ではありましたが、日本国民もいざというとき戦える民族でありたいものです。

 

さて、今日は「香害対策の限界」について。

始めに書いておきますが、当院側の限界ではなく「患者側の限界」です。

 

先日、半年ぶりに A さんがご来院。

A さんは無香料生活をしておらず、洗剤と柔軟剤を使っている方。

ですので、来院されるときだけ香りが付着していない衣類を準備されます。

旧制度の対処です。現在は日常的に香料製品を使っている方はお受けしていません。

来院されるときだけ香りが付いていない下着や服を着用するということは、A さんは日頃から香料に囲まれた生活をしているということ。

ということは、完全な「無」香料の状態は無理なんです

 

 

先日の来院時も入ってきたときから香料を感知する小沼に対して、自分から香りを発していることに気づいていない A さん。

小沼にとって 香り=ノイズ みたいなものですから、香りを感知している状態が続くということは ”常に脳のリソースを消費する” んですね。

だから、小沼のパフォーマンスが落ち、施術に集中できないことが多々あります。

今回は意識を保って施術できましたが、結構ギリギリでした。

 

帰院時にそれとなく(香ってますよと)お伝えしましたが、A さんは

新品の服を着て来ているのだから』とお話になられ、大義名分があるように感じましたね。

A さんは当院の施術をかなり高評価してくださっていて、年に2回程度の頻度ですが本当にやばそうなときは頼ってくれる方。そして、当院と小沼のことをある程度は理解してくれた上で、来院ごとにわざわざ新品の衣類で来てくださる。

とてもありがたいことです。

でも、違うのよ。

新品の服=無香料じゃないのよ。

通販で買った服なら無香料の服はあります。しかし、リアル店舗に陳列された服で無香料(移香していない)のものは皆無。必ず他人の柔軟剤臭が付着してます。

A さんの場合、日頃から洗剤・柔軟剤を使っているわけだから、家中が香料で充満しているわけ。むしろ、香料汚染されていない場所を探すほうが難しい、それくらい香料ユーザーの家は香りが隅々まで拡散されてる。

このような状態で「新品の服」を買ってきても、速攻で香料汚染・移香することは免れないですよ。

そして、その新品の服をどのように保管しているのかという問題もあり。勝手な想像ですが、A さんは徹底して「無香料状態を維持するためのパッキングはしていない」と思ってます。

さらに来院直前に新品の服を着るならまだマシですが、おそらく起床して新品の服を着用するだろうから、家の香料が移香しますよね。

その状態で来院されるから、新品の服を着てきたと豪語したところで 激しい移香によって洗剤・柔軟剤を使ったのとほぼ同等レベルの服が完成するんですよ

つまり、日頃から洗剤・柔軟剤を使う方が無香料の状態を作ろうとしても無理なんです。

 

A さんには上記のような辛辣な説明はしませんでしたが、小沼の気持ちと考えをやんわりと伝えました。

そして最後に『奥さんを説得してでも害しかない洗剤・柔軟剤をやめたほうがいいですよ』と伝えました。

きっとやめることはないと思います。やめる理由がないから。

これが本人や家族に不調が出始めたら考えるのでしょうけど、化学物質鈍麻(鈍感)症に罹患している大多数の方は CS を発症することはないでしょうから。

もし CS を発症するとしても今から2,30年先じゃないかな。その頃は洗剤・柔軟剤が原因だなんて特定すら難しい段階に入っていることでしょう。ワクチンと一緒だね。

 

結論として、日頃から香料製品を使っている方は小沼が提唱する「完全無香料の状態」にはなれません。必ずどこかでボロ(香り)が出ています。

現在来院されている患者さんの中にもおられ、ダントツで多いのが 衣類は無香料だけど、シャンプーの香料がひどいというやつ

中にはシャンプーの香料が服に付着して全然無香料じゃない方もおられます。

何度も書いてますし、治療院でも何度も伝えていますが、「完全無香料の意味」を今一度かんがえていただけると幸い。

いやらしい書き方になりますが、小沼から「今日香ってますね」と言われないからセーフ(自分は無香料)だと思わないでくださいね。

当院の考えを理解してくれている患者さんに毎回言うのも申し訳ないですし、小沼も毎回伝えるのが面倒なんです。

ちなみに来院されている、ほぼすべての患者さんが該当していますので ”自分はセーフという思い込み” は外してください。該当していないのは、衣類も身体もシャボン玉石けんを愛用している K さんくらいかな。

「完全無香料の意味」「オール・オア・ナッシング」の意味を考えてみてください。

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