香料使用者の機会損失

三寒四温とは言うものの、あまりにも気温が下がり、もはや真冬に戻ったかのよう。空気も風も冷たく、手や首、耳がちぎれそうです。

昨日の吹雪にはまいりましたが、それでも地温が上がっているようです。寒くてもみるみる雪が解けていく様を見ていると、やっぱり冬から春にシフトチェンジし始めているんだなぁと感じます。

気温の上下動が激しい春先と秋口は急性症状が増えます。ぎっくり腰や寝違えが典型的な症例です。

ジェットコースターのように目まぐるしい気温差に身体は気づかない内に疲弊します。どうぞ、身体をいたわって急性症に見舞われないよう過ごしてくださいね。

 

さて、上述したようにぎっくり腰が増え始め、当院も問い合わせの電話が多くなってきました。

ただ、残念なことに「問い合わせで終わる人」がほとんど。

理由は皆さん、もうお解りかと思います。そう、香料使用者だからです。

昨年もこれを理由に500人以上の方をお断りしたのですが、今年もいいペースです。

 

当院にとっても大きな機会損失になることはもちろんなんですが、相手にとっても損失は大きい。

突然の腰痛に見舞われ、スマホ片手に検索して自宅近くの鍼灸院を見つけた。でも、柔軟剤(だけじゃないけど)を使っているから診てもらえない。

お気持ちはお察しいたします。ですが、化学物質過敏症の患者がこれだけ増えている中で香害や香料製品の危険性を知ることもなく使い続けている、そのリテラシーの低さが今後仇となって返ってくると思っています。

今はまだ香料使用者が多数派。したがって、香害被害者や CS が隅に追いやられる状況ですが、いずれ逆転していくかなと。

柔軟剤を使っているから診てもらえないんだ~と軽く考えているかもしれませんが、香害がもっと社会問題化してきたら、必然的に使用を中止しないといけなくなることでしょう。

 

「リテラシーの低さ」と書きましたが、香料使用者って閲覧スキルも低いみたいです。

何が言いたいかというと「検索結果に表示されたサイトを1秒も見ていない」ということ。電話番号と場所だけ確認している感じですね。

たしかに突然のつらい症状の中で検索するだけでも大変です。でも、自分の身体を預ける場所であるにも関わらず、サイトを訪れることもなく電話してくる、その感覚がすごい。

読むの面倒だから電話で聞いちゃえってことなのかもしれないけど、面倒って感じている時点で治癒力は半減しますのでね。面倒ってことは、自分で治ろうとする気持ちもなく、誰かに治してもらおうという他人軸、人任せってことですから。

せめて1分でも当院のトップページを閲覧してくれたら、自分は柔軟剤を使っているからダメだなって解るし、じゃ他の治療院を探そうってなるじゃないですか。そっちの方がとても建設的だと思いますよ。

 

せっかく電話したのに断られたと憤慨される人もいるかと思いますが、よーく考えてくださいね。

そもそも当院が提示する最低限の情報すら確認もせずコンタクトを取ってきている時点で最初のスクリーニングが完了しているんです ⇒ 自分で治す気なし(治してほしい願望)

そして、そういう人は十中八九、香料使用者。当院から説明はしますが、「では、全身無香料の準備をしてから来ます」って人はほぼゼロ。

治療院は会津若松だけでもかなりあると思います(知らないけど)。だから、自分の条件に合致するところに行かれればいいと思うんです。別に当院である必要はない。

 

本当に困っていてどうしても治したいという気持ちがあるならば、柔軟剤や合成洗剤を止めることは難しくないはずなんです。でも、それが出来ない。それはなぜか?

香料製品の依存性という問題は今は置いておきますけど、
香料製品を止めるつもりはない ⇒ 別にここの治療院じゃなくてもいい ってことなんですよ。

つまり、口ではつらいからなんとかしたいと言っているけど、かなり余裕がある状態なんですね。選択の余地があるということはそういうこと。本当に逼迫した状態なら(選択の余地がない)相手から出された条件を受け入れますよ。

当院から提示される「全身無香料の状態で来院」ができないってことは、つらいだ、治したいだ、困ってるだ、と言ってもその程度ってこと。本当に困っている人がね、治療を希望する治療院のサイトを訪問しないわけがないでしょ

だから、サイトを観ない、無香料に出来ないという人は口先だけで本気じゃないんです。なんとかして欲しいって訴えるだけ。いつまでも他人軸。治療を受けて表面上の症状をラクにすることしか考えていない。ということは、永遠に症状から脱却できず、何度も同じことを繰り返すんです。

 

当院としてはお断りすることは機会損失だと述べました。しかし、実はそこまで本気で思ってません。だって、上述したような人ばっかりなんだもの。情にほだされて受け入れたら、こっちが苦労するのは目に見えてる。

治療家は神様でもないし、治る気のない人も神様ではありません(当院の VIP 患者さんは神様です)。

捨てる神あれば拾う神ありと言います。当院は特殊な治療院ですからお断りしますが、他の治療院では間違いなく拾ってくださるでしょう。

当院ですべての病気、症状が治せることはありません。むしろ、なんとも出来ないものの方が多いかと。ただ、本気で行動している方にはこちらも真剣に向き合います。

無香料という条件が媒介しますが、それもすべて受け入れて本気でなんとかしたいと考えているなら当院も全力でサポートさせていただくのみです。

無香料すら「いや、無理」というなら、あなたの “治したい度” はかなり低いんじゃないでしょうかね。再考・熟考されることを推奨します。

 

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です