早い方ですと先週末からお盆休みに入ったようです。また、昨日の祝日からお盆休みに入ったという方も多いみたいですね。
台風の影響により、お盆の終盤も天候に恵まれない予報が出ておりますが、実家やレジャーなどゆっくり骨休めしていただければと思います。
当院も明後日からお盆休みをいただきます。
文化放送で香害が放送されたらしいですが……
8月5日のことらしいのですが、文化放送のある番組で香害に関する話題が放送されたようです。カナリア・ネットワーク全国や日本消費者連盟が伝えています。

ゴキブリ発言の医師だった
番組内に招かれたのは医師・ジャーナリストの村中璃子さん。この名前を見て思い出したのは、この方コロナ騒動のときに『反ワクはゴキブリ』発言をして炎上した方ですね。
Wikipedia を見る限り、医師ではあるものの臨床に携わる (患者さんと向き合う)タイプではなく、研究職の方みたいです。驚いたのはペンネームで活動しているということ。
公共電波に乗せて発言した内容に対していろいろと思うことはありますが、臨床に就いていない医師の語ることですので、あまり気にしなくてもいいのかなと思います。
発言の文字起こしは こちら から (カナリア・ネットワーク全国のサイトへ)。おそらく AI に文字起こしをさせたのだと思いますが、非常に読みにくいのでゆっくり読んでください。
発言の中で気になること
いくつかありましたが、個人的に気になったのは以下の内容でした。
- 日本だけの「香害」
- 香料も突き詰めれば化学物質である
日本だけの意味とは?
実際問題、香害自体は世界中で起こってます。『日本だけ』の意味はよく分かりませんが、村中氏の Note や寄稿文を読む限り、香害で苦しむ方々がメーカーに電話やメールをして文句を言ったり、販売中止を求めるといったことをしているのが「日本だけ」という意味なら分からないでもない。
香料も突き詰めれば化学物質である
発言にもありましたが、咲いている薔薇の香りも化学物質であるという点については分かります。過去、反香害の方々が『コーヒーの香りも化学物質なのになんで反応しないの?』のように発言していたのを見聞きしたことがあります。
たしかに香料も突き詰めれば化学物質であるのは間違いなく。ただ、自然な香りなのか人工的に作った香りなのか、ここが異なる点なのかなと思います。人工的に作った◯◯の香りは複数の香料が混ぜられており、その中にはアレルギーの原因になる香料もあります。近所で咲く金木犀の香りは問題ないけれど、柔軟剤の金木犀の香りは耐え難いのはこういうところもあると思います。
結局は当事者じゃないから
反香害の方々も村中氏も結局は香害によって人生がめちゃくちゃになったことがないからそういう発言ができるのでしょう。論文や実験データを漁るのもいいとは思いますが、それだけで香害という概念そのものがないということにはなりません。
放送中の数々の発言がすべて誤りで嘘ということもありません。ただ、発言のベースになっている論文やデータが本当に正しいものなのかは執筆した人たちにしか分かりません。そして、可能ならば CS の方、香害で苦しんでいる方を取材してほしい。さらに可能ならば、そういった方々を被検者にしてデータを取ってみてほしい。
日本の柔軟剤は長期的に消臭が可能になった、いわゆるマイクロカプセル徐放技術が使われています。たかだか10年ちょっとしか経過していないものに「安全である」と太鼓判を押すわけにはいきません。逆に言えば十分なヒト暴露データがないわけですから、適量使ってれば大丈夫といったコメントは控えるべきだと思います。
香害はこれまでの香害と同じ進行をしています。
① 有力な専門家が企業側に有利な説を唱える
↓
② その説が政策決定の「不確実性」の根拠として使われる
↓
③ 「科学的にまだ決着していない」という状態が長引く
↓
④ その間に被害が拡大する
↓
⑤ 後に別の証拠が積み重なって、当初の説が否定される
↓
⑥ しかし、当初の専門家が必ずしも社会的責任を問われるわけではない
現段階は「④」だと思うのですが、⑤になるにはまだまだ時間がかかりそうです。
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