おぬま治療院の施術を気に入ってくださったり、納得された患者さんが
ご友人や職場の同僚の方に勧めてくださっています。
大変ありがたいことです。
ところが、勧めてくださっている患者さんは残念そうに
「鍼っていうと、みんな嫌だっていうんですよ」とおっしゃいます。
職場などで、毎日のように ”痛い” ”つらい” と聞かされているから、
自分も楽になったおぬま治療院を勧めると、上のような回答が返ってくると。
肩透かしを食らった感もありますし、
「せっかく好意で教えているのに!」と頭に来る方もいるようですが、
患者さんには次のようにお話させていただいています。
「鍼が嫌だと選り好みしている時点で余裕がある証拠なんです。」
「痛いとかつらいとか言うのは、ただ聞いてほしいだけ。」
「本当に苦しい状況なら選り好みはしないはず。」
こんな感じですね。
例えば、急な病気に罹って生きるか死ぬかの問題になったとき、
「手術を受ければほぼ助かります」と言われたとします。
そこで「手術は嫌なんです」とは、あまり言わないですよね。
生きるか死ぬかの問題に直面して、余裕がありませんから。
選択の余地がないとも言えます。
どんなに自分の中でしんどくても、
鍼は嫌だけどマッサージなら……とか、鍼は嫌だから湿布で……とか、
嫌だのなんだのと言えるだけの余裕(選択の余地)があるということは、
辛辣ではありますが、大した症状ではないし、本気でなんとかしたいと思っていないのでしょう。
※鍼を選択したから本気である、という意味ではありません
要するに、
あれこれ理由をつけてやらなくて済むようにするということは、
関心が薄いということです。
ですから、「せっかく教えてあげたのに」「せっかく勧めたのに」と
残念に思うことはなく、痛いつらいと言っているけどそうでもないのね♪
くらいに思っていただけると、無駄に心を傷める必要はなくなります。
おぬま治療院をご紹介いただけることは大変光栄ですし、ありがたいことです。
紹介するためのエネルギーは有限です。
どうか、その有限のエネルギーを有効に使われてください。
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