『先生、握手してください』
月に数回ですが、患者さんから握手を求められることがあります。患者さんがお帰りになる際に握手することがほとんど(というか全部)。
普段よりも満足・納得・感動されたときに求められることが多いような印象があります。自分ではそれほどの施術をした記憶はありませんが、患者さんの気持ちを動かすことが出来たことは素直に嬉しく思います。
昨日も握手をしてお帰りになられた患者さんがいらっしゃいました。施術よりもカウンセリングの効果が大きかったようですね。世知辛い世の中ですから、悩みや不安がない人は少ないと思います。アドバイスは苦手なので聞き役に徹しますが、結果的に患者さんの感情が動いたようで良かったです。
調整というと、どうしても物理的な刺激ばかりに目が向いてしまいます。ですが、刺激だけでは上手くいかないことが多いのも事実です。肉体も精神も併せて、トータルで患者さんがラクになっていただけるよう、また通り一遍の施術にならぬよう、お一人おひとりの患者さんと向き合っていきます。
今後も施術の後に握手を求めたくなる、感情を動かせる、そんな施術家でいたいと思います。
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