リコールするだけマシかな

日々雑感

朝と晩は冬、日中は秋と、よく分からない季節です。

先日お越しになった患者さんがおっしゃっておられましたが、『今年は季節が進むのが早い』と。小沼も同感です。

もうすぐ11月になりますが、最低気温が氷点下になったり、暖房も本格的に稼働しないと寒さを凌げなかったり、これは異例だと感じています。

去年の今頃、こんなに寒くなったと思いますが。まぁ、一年前の記憶もあやふやですので、もしかしたら去年も同じこと言っていたのかもしれません(笑)

少し早いですが、我が家は冬タイヤの交換を開始しています。

 

 

さて、数日前ですが、ユニリーバのドライシャンプーに発ガン性物質である「ベンゼン」が混入しているおそれがあるとして自主回収が行われました。

国際がん研究機関( IARC )の発がん性物質のリストにはグループ1になっている物質です。グループ1というのは「発ガン性がある」と認められた物質が入るグループになります。

いつも思うのですが「混入しているおそれ」というのは何なんでしょうか。

誤って入ってしまったという意味にも捉えられますが、そもそも生産ラインにベンゼンが混入する環境ってあり得ないです。

ということは、つまり、故意的にベンゼンを混入していたと考えるのが妥当です。

リコールまでの経緯がわかりませんが、第三者機関からの指摘があったのだと思われます。

 

スプレー式のヘアケア製品については昨年、日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)もドライシャンプーやドライコンディショナーなど30以上の製品について、ベンゼンが含まれる可能性があるとしてリコールを発表していた。デオドラントスプレーについても昨年、同じ理由でリコールを発表している。

 

リコールを報じる記事の最後に上のような記載がありまして。

P&G もやってんのか! って感じです。

CM を鵜呑みにせず、しっかり調べればこういった製品を使うメリットなんてひとつもないことは明らかなんですが、世界中でメーカーに操られている人が多いということでしょうね。

たとえば、シャボン玉石けんにも 全身ケアソープバブルガードボトル というのがありまして、これ清拭にも使えるんですよ。

海外はお風呂に入るという文化がないため、ドライシャンプーのような製品が売れ筋なのは理解できますが、できれば安全安心な製品を使ってほしいですよね。

 

で、ベンゼンに戻しますと、ドライシャンプーに混入されていたということは「洗い流さない」ということですから、毛髪や頭皮にベンゼン(だけじゃないけど)が残留し、蓄積するということ。

残留し、蓄積するということは、頭皮からベンゼンが吸収されるということ。

そして、身体の各部位の吸収率を見ると……

 


※画像はネットからお借りしました

 

ということで、頭は3.5倍となっています。

陰部(性器)の42倍と比べたら微々たる数値かもしれませんが、仮に毎日ドライシャンプーを使っていたとしたら、それ相応の量のベンゼンや添加物が身体に吸収されていくことになりますよね。

ちなみにドライシャンプーだけでなく、一般的に皆さんが使っているようなシャンプーも一緒ですからね。成分表示を見て、舌を噛みそうなカタカナの成分がたくさん使われていたら、できるだけ純石鹸に切り替えることを推奨します。

お風呂に入らなくても同等の洗浄効果が得られると利便性を追求していくと、気づけば自分の身体がボロボロになっている、そんなことも現代では普通のことです。メーカーはユーザーの身体のことなんて興味ないですよ。自社製品が売れればそれで良いわけですから。

少しズレますが、陰部(性器)の42倍を鑑みるに、合成洗剤や柔軟剤のような猛毒で衣類を洗い、それを24時間身につけていると、特に女性の生殖器への影響はかなりマズいと思います。

生理不順だけでなく、不妊症や子宮筋腫などの疾患が発症しやすくなるんじゃないでしょうか。

 

ベンゼンに関して言えば、ドライシャンプーや制汗剤だけでなく、身近な飲料の組み合わせで作ることができるとも言われています。

それが、

  • お茶
  • 栄養ドリンク

です。

ここでいうお茶というのは主にペットボトルに充填されたお茶のこと。もう少し詳しくいうと 酸化防止剤(ビタミン C )という表記があるもの。

酸化防止剤ってほぼほぼ アスコルビン酸 という添加物なんですが、栄養ドリンクに入っている 安息香酸ナトリウム と混ざると ベンゼン が発生するんです。

ただ、これは熱、紫外線、金属イオン等の条件が絡み合うことで発生するようです。

しかしながら、その条件をとっぱらってアスコルビン酸と安息香酸ナトリウムだけにした場合でも検出限界レベル( 1ppb )以下が確認されているので、結局微量でもベンゼンは発生するという結果になっています。

ペットボトルのお茶を飲みながら、気合を入れるために栄養ドリンクでドーピングする……普通にみる光景ですよね。身体の中でベンゼンが発生しているとは思わずに。

 

知らぬが仏と言いますが、この世は本当に毒にまみれています。

今回のベンゼンの件も当事者でありながら対岸の火事にみえる方もいることでしょう。

毒を減らしたからといっていい人生が送れるかはわかりません。毒まみれの人が健康に長生きしている例もあるでしょうし。でも、個人的には毒だと解っているものを入れたくないです。

人間には解毒機能や排毒機能がそなわっているとはいえ、現代人の毒の摂取量はとても多く、解毒や排毒は追いついていないと思われます。

便利さや自分の興味を少し抑えるくらいがちょうど良いのかもしれませんね。

 

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