香害とは

Wikipedia によると

香水や香りつき洗濯洗剤・柔軟剤などの香料に含まれる香り成分に起因し、頭痛やアレルギーなどの症状が誘発され、健康に害を受けることである。

におい・香りの感じ方には個人差が大きい。同じ香りが、ある人にとっては好ましいと思えても、別の人にとっては不快な臭いや、香りが強すぎると感じられることがある。不快感のみならず、咳・喘息や頭痛、吐き気といった身体症状を発する例もある。香り成分は空気中に漂うため受動的に曝露することになり、いわば香り成分による公害であることから「公害」をもじって「香害」と呼ばれるようになった。発生要因として、香水のつけすぎや、洗濯時に香りが強く残る柔軟剤を使用することなどがある。

 

香害は化学物質過敏症( MCS )を引き起こす原因とされており、院長小沼もたくさんの患者さんが持ち込む香り成分に曝露し、2018年春より軽度の MCS を発症しております。また、小沼と同じように香りが苦手な患者さんもおられ、柔軟剤等の残り香で体調不良になるケースも確認されています。

 

それに伴い、2018年10月より 強く香り・長期間持続する香料製品(主に抗菌洗剤と柔軟剤) を日常的に使用されている方の受け入れを中止いたしました。一度 MCS を発症してしまうと、体調不良により診療が続けられず、ご予約のキャンセルを余儀なくされるためです。

MCS を発症する前に書いた院長小沼のブログ記事をご覧ください。

 

ご協力いただけたら受け入れ可能です

現在、抗菌洗剤や柔軟剤を使用している患者さんの受け入れを中止しておりますが、以下に提示する方法(対策方法1もしくは2)のどちらかを選んで実行していただけるなら、限定解除として施術の受け入れをさせていただきます。

 

ただし、実行が適当ですと受け入れた小沼が発症します。これらの方法は確実に行っていただきたいことですので、ご不明なことがある場合はご相談ください。また、面倒に思われるようでしたら無理に行う必要はありません。香害を受け入れている(気にしていない)施術所をお探しください。

 

対策方法 1: 来院専用の無香服を準備する

これは「香料製品を止められない(止めたくない)」方の対策方法です。
個人ではやめたいけれど家族が協力してくれないといったケースもこちらになります。

 

来院専用の無香状態の服(下着もお願いします)をご準備いただき、それを着て来院していただきます(これとともに来院時は整髪料や制汗剤等もご遠慮ください)。

なお、ご自宅等の環境により、無香服をご準備いただいても移香している場合は受け入れることができませんので、あらかじめご了承ください。

 

最大の注意点は無香服に移香しないようにしていただくことです。以下に記します。

  1. 来院専用の無香服は水 or お湯だけで洗います(洗濯機は使わないでください。脱水も同様です)
  2. 来院専用の無香服は普段着とは隔離して干してください
  3. 乾いた来院専用の無香服は「香りのついていないビニール袋等」に入れて密封し、普段着とは一緒に保管しないでください

なぜ「洗濯機を不使用」にするかというと、洗濯槽に抗菌洗剤と柔軟剤の成分がこびりついているからです。無香の服をご準備いただいても、そのような洗濯機で洗ったら準備してくださった意味がありません。

 

対策方法 2: 香料製品から離脱する

香り付き合成洗剤や柔軟剤等の使用をやめられる方の対策方法です。小沼としてはこちらを選択していただけると大変助かります。ここでは洗濯について記述しています。

 

この方法はいくつかのステップに分かれています。
「こんなことまでするの!?」と思われるかもしれませんが、世に出回っている香料製品の成分は生半可な作業では取れないように作られています。

 

ステップ 1 洗濯槽をクリーニングする

洗濯槽には香料成分がこびりついています。この状態のまま無香料の製品を使っても移香してしまいます。
また、後述しますが柔軟剤には接着剤が入っています。洗濯槽が固まってしまって洗濯機の故障の原因にもなっています。詳しくは「レノア 固まる」で検索してみてください。

 

洗濯槽クリーナーはいろいろありますが、効果と環境への配慮から シャボン玉石けんの洗濯槽クリーナー がオススメです。
なお、この洗濯槽クリーナーはドラム式には使えませんので、その場合はお湯と過炭酸ナトリウムがよいでしょう。

 

ステップ 2 洗濯アイテムを替える

院長小沼は以下の商品をオススメしています。
1つは洗剤を一切使わないアイテム、もう1つは洗濯石けんです。

 

オススメ 1: 洗剤を一切使わない「マグちゃん」

 

マグちゃん」という洗剤を一切使わない洗濯アイテムがあります。
近所ですと、ケイヨーデイツー会津若松店のハンガー・物干しコーナーに売っています。我が家でも使っています。

 

詳しくは 公式 HP をご覧いただくとして、このアイテムのすごいところは、マグネシウムが水素とアルカリイオン水を作り、それが汚れをキレイに落としてくれるということです。さらに毎日洗濯するだけで洗濯槽や下水ホースまでキレイにしてくれます。

 

「マグちゃん」1個で2.5kgの洗濯物を洗えます。1回使い切りではなく、約1年間使えるのでコストパフォーマンスも抜群です。

 

オススメ 2: 無香料・無添加の洗濯石けん

 

やっぱり洗剤を使いたいという方には、無香料・無添加の洗濯石けんをオススメしています。
近所ですと、ダイユーエイト西若松店にシャボン玉石けんの商品が充実しており、その中の「シャボン玉スノール(液体)」が大変よいです。

 

こちらも詳しくは 公式 HP をご覧いただくとして、このアイテムはとことん無添加・無香料にこだわっており、洗浄力も大変強いところがすごいです。
世の中には無添加商品がありますが、実は「添加物が1つでも入っていなければ無添加と表示してよい」ことになっており、見たこともないカタカナの添加物がいっぱい入っているのに無添加と表示してある商品はたくさんあります。

 

その中でシャボン玉石けんは、かたくなに製法を守って無添加石けんを作り続けています。洗濯後の排水は数日のうちに生分解され、魚のえさになります。

 

ステップ 3 脱臭作業

これはオプションですが、当院での受療をお考えの方は行っていただくことを切に願います。

 

長く合成洗剤や柔軟剤を使ってきた方の服は香料成分がくっつき取れない状態です。真水で洗おうが、「マグちゃん」や「スノール」で洗おうが取れません。そのように作られているからです。柔軟剤の CM で「香り12週間長続き」などとやっていましたが、おそらく1年経ってもその香りは劣化すらしないでしょう。

 

洗濯しても落ちない香り成分を付着させたまま来院されますと、小沼は MCS を発症します。ですので、脱臭作業をしていただくか、面倒な場合は「対策方法 1: 来院専用の無香服を準備する」をお読みいただき、来院専用の無香服をご準備ください。

 

脱臭作業に必要なもの

・バケツ等の容器
・クエン酸
・過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)

 

バケツに40℃くらいのお湯を入れ、クエン酸を大さじ1~2程度、溶かします。そこへ服や下着を入れて一晩浸け置きします。翌日、バケツの中の水を捨て「マグちゃん」や「スノール」で洗濯。このとき、洗濯機の粉末洗剤入れに過炭酸ナトリウムを大さじ1入れます。洗濯終了後、干して終わりです(できれば天日干しだと尚よい)。

 

移香したものはこれだけで8割ほど落ちます。ただ、一度でも柔軟剤等を使ってしまった服はしつこく作業しても落ちないこともあり、廃棄するしかない場合もあります。つまり、それだけやっても落ちないように改悪されているわけです。

 

その香料製品、必要ですか?

<ここでは小沼が MCS を発症する主な原因である、抗菌洗剤や柔軟剤にしぼって書いています>

国内で流通している合成洗剤や柔軟剤は以下のような種類があります。

・抗菌系洗剤
・芳香系洗剤(柔軟剤が入っているタイプ)
・柔軟剤

 

まず、合成洗剤も柔軟剤も石油を原料とした製品ということを理解してください。それはつまり、「香料を入れなかったら臭くて使い物にならない」ということです。

 

合成洗剤は 汚れ落ちもすごぶる悪いので (ここ重要です)、合成界面活性剤や蛍光増白剤、漂白剤等の添加物をたくさん入れないと洗剤として成り立ちません。言い方は悪いですが、合成洗剤は洗濯物の “汚れを落とせず白く染めている” だけです。これが通常のご家庭で使われている合成洗剤です。

 

以下のツイートをご覧ください。
洗濯石けんと合成洗剤の洗浄力比較テストの様子です。合成洗剤がほとんど汚れを落とせていないのがわかると思います。

 

 

柔軟剤は衣類をやわらかくしてくれる効果があると思っている方がほとんどでしょう。しかしながら、CM のイメージだけで、実際にはベトベトしますし、吸水も本当に悪くなります。

柔軟剤をやめた患者さんがよくおっしゃいます『柔軟剤をやめたら生地がさらさらになって、しかも吸水が全然違う』と。また、柔軟剤には衣類にくっついて香りを長持ちさせるために接着剤が入っています。これが生地表面にこびりつくことで汚れ落ちがさらに悪くなります。

 

上のツイートをご覧いただければ分かりますが、合成洗剤はそもそも汚れ落ちが悪いので洗濯してもほとんど意味がありません(洗濯槽がカビる原因にもなってます)。そして、汚れが落ちないから乾いても臭います。合成洗剤も柔軟剤もその臭いをマスキングするだけの製品であり、特に今の強烈な香りのものは MCS を発症していなくても具合が悪くなる人がいるほどです。

 

さらにその臭いの原因(犯人)を菌のせいにし、抗菌剤をドボドボ配合しています。自分たちの製品の汚れ落ちが悪いことをカモフラージュするために香りを強くし、抗菌剤を入れて菌のせいにしているのです。

菌のせいにして……って、空気中にいったいどれだけの菌がいると思っているのでしょうか。その菌を抗菌剤で殲滅できると思っているのでしょうか。もし殲滅できるなら、それほど強い抗菌剤を24時間、身にまとっていたいですか?

 

汚れ落ちが悪い洗剤 + 表面に接着させる柔軟剤 = 汚れが余計に落ちなくなる
だから、香りを強く、より強烈な香りにしないといつまでも臭います。いわゆる悪循環というやつです。

 

また、これらの合成香料は分解されることはありませんので、海洋生物や海底から検出されています。汚れが落ちないだけでなく、環境にも人体にも悪いものです。

 

合成香料と柔軟剤を使っているご家庭で謎の咳が続いていたり、謎の皮膚発疹・発赤が続いていたり、アレルギーが悪化していたりと、意外とよくある例です。

柔軟剤のニオイがプンプンな人がマスクしているとか結構見ます。香料製品は有害無益でしかない製品です。

 

そして、「その強烈な香りで学校に行けない子供たち」「同僚の香りで体調を崩し、職場で理解されず辞職せざるを得なくなった会社員」「隣近所の洗濯物の香りで MCS を発症してしまい家から一歩も出ることができなくなった専業主婦」など、ここ5年ほどの間で合成香料や柔軟剤に代表される香料製品によって被害に遭われている方が急増しているのです。

 

あなたが使っているその香料製品、本当に必要ですか?
単純に CM に乗せられたまま使っていませんか?
ご自身や家族の身体のこと、環境のこと考えてみませんか?

 

 




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