無責任な製品を作らないで

ぐっと気温が下がり、さぶーでございます。

天気予報はよく当たるとして、ここまで気温差があると身体もちょっとしんどいですね。

衣類も少しずつ春物になってきている今日このごろ、また真冬の装いにしないと冷えてしまいます。

夏が心配になるくらい汗ばむほどの陽気になったり、暖房入れないと凌げない気温に下がったり……今年の春は忙しいですね。

新年度に入り2週間が経過しました。そろそろ疲れも表在化してくる頃です。

この気温差でやられないよう、上手に過ごしていきましょう。

 

 

さて、4月初旬、週刊金曜日という雑誌で『どうしたら柔軟剤の香りを取り除けますか』ということを各メーカーに取材し、それが発売になりました。

香害界隈ではいち早く発売の情報を入手、拡散され、小沼もなんとか入手することができました。

週刊金曜日さんには申し訳ないけれど、この一冊がほしいがために年間契約する気になれず(一冊ずつの販売はしていない)、アマゾンは Kindle 版しかないし、楽天 Books は販売ページはあるけれど在庫がない状況。

大きな駅前の有名な書店には置いてあるとのことでしたが、若松で入手できるとは考え難く、結局は以前から利用している富士山マガジンサービスで単冊購入できました。

 

それで、『どうしたら柔軟剤の香りを取り除けますか』ということなのですが、結果的に言えば「ない」ってことでした。読む前から想定していた回答にガッカリ。

語弊のないように書くと、P&G、花王、LION、ファーファの4社は「取り除く方法はない」という回答ではないんです。

ただ、『何度も洗う』とか『洗剤を使わずに水だけで洗えば落ちる』というような、これまで香害に悩む方々が実践してきたこと、そしてまったく取り除けなかったことを回答してきただけでした。

個人的にメールや電話で問い合わせした回答とまったく変わらないところを鑑みるに、回答マニュアルがあるんでしょうね。不誠実、無責任ですね。

 

メーカーが提示する方法で何度洗濯しても取れないし、それを伝えても返ってくる答えは変わらない。アップデートすらされない。

せめて「40℃のお湯にクエン酸を溶かして漬け込む」とか「過炭酸ナトリウムで洗う」とか、もう少しマシな回答があればよかったんですけど、まったくない。何度も洗えば取れるとか、絶対試してないだろって回答ですよね。

 

というわけで、少しは期待して購入してみましたが、メーカーの回答にモヤモヤして終了。あー、これは本気で人体と環境を破壊しにきてるなと感じましたね。

ちょっと外出しただけで髪の毛や服、皮膚に香料がついて取れず、各種施設の椅子に座ればおしりに強烈な柔軟剤のニオイが付着して取れず、リアル店舗で買った商品もすべて香料が付着しており、紙幣や小銭も香料まみれで財布が臭くなり、こうした日常が異常だとずっと言ってます。

先日、計測器がカンストした実験動画についてエントリーしましたけど、シックハウス症候群を発症するレベルで成分が揮発するものを日用品・市販品として販売していることがおかしいですし、それを調べる気もなく「いい香りだから」と使い続けているジャンキーの皆さんも相当やばいです。

香害被害者は毎日、強制的に嗅がされ、勝手に付着する香料に辟易しています。

 

せめて、取り除く方法があればとメーカーに問い合わせるも上述したように不誠実な返答ばかり。作るだけ作って、あとのことは知りませんという姿勢はどうかと思うんですけどね。

それで森林保護だの、環境サステナビリティを経営戦略の一貫にしているだの、よくもまぁ言えるなと。P&G なんかは『地球により良い影響を与えるために取り組んでいます』なんて言ってるけど、貴社が一番地球を汚しているんじゃないの? って思っちゃう。

「地球のために取り組んでいます」というなら、各メーカーの製品を製造・販売中止にしたほうがよっぽど地球のためだと思いますけどね。

取り除く方法すらない商品を作り続けるの、ほんとやめて欲しいです。無責任にもほどがあるでしょ。そして、それを購入し使い続けるジャンキーの皆さんも同様です。

 

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

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