一昨日から昨日にかけての黄砂はすごかったですね。
霧がかかったかのように背あぶり山や磐梯山が見えなくなっていました。
さすがにこういう状況ですから、買い物等で外出する家族にはマスク着用を指示。そして帰宅後は鼻うがい。
本当に黄砂だったのかは知る由もなく、ケムも混ざっていたのではないかと想像しています。
それから北海道へのミサイル発射報道。
弾道だけでなく、残骸すら視認・発見した人もおらず、『○○という新型のミサイルの可能性がある』などと報道してましたよね。相変わらず煽るの好きだよね。
北海道周辺には落下する危険性はなかったと、その後に訂正されましたが、コロナと一緒で真剣に怯える人は負けです。
またかよって思える人が正常です(笑)
さて、数日前にある実験動画が香害界隈で話題になっております。
16分30秒とやや長いので結果・要約をお伝えしますと、
「柔軟剤の原液を湿らせた綿花をボックスの中に放置したら、ホルムアルデヒドなどの数値がカンストしちゃった」という動画です。
衣装ケースという非常に狭い空間に10ccの原液を含ませた綿花を設置し、その後に空気がどれだけ汚染されていくのか、という実験です。
「衣装ケースと室内では違う」「実際の洗濯では何倍もの水を使う(原液が薄まる)」など、いろいろとツッコミ所が満載な動画ではありますが、まずこのような実験をしてくれたことに感謝したいですね。
実際の洗濯において原液は薄まるからここまでの結果は出ないのではないか、と考える方もいると思いますが、それでもたった10ccの原液で、しかも数分で計測器のホルムアルデヒドがカンストする破壊力は凄まじい。
衣装ケースの中ではシックハウス症候群が発症するリスクが極めて高い状態になっているということです。こわ。
各メーカーで規定量に差はあるものの、だいたい水30Lに対して10cc~16ccくらい。そうなると実験で使った量は適正であり、原液だろうが洗濯後だろうが成分が揮発することには変わりないです。
もちろん、何度も述べているとおり、実際の洗濯では希釈されるわけですが、そもそも柔軟剤というのは最後のすすぎのときに混入されます。すすぐのは洗濯洗剤であって、柔軟剤はすすがれていないでしょう。言い方を変えれば柔軟剤は衣類に付着させるのが目的なんですから、すすぎという本来の目的は果たせていません。
ですから、希釈されていても・いなくても、揮発する成分の量に差はないんじゃないかと思います。むしろ、原液よりも希釈した方がより強く広範囲に揮発しているでしょう。
動画では無香料の柔軟剤(おそらくハミングリンネ)を使った実験もしていますが、香り付きと比べて少しの遅延はあったものの、ホルムアルデヒドがカンストしました。
そうなると無香料のものでも空気を汚染することには変わりないわけで。
現状、小沼は香料成分に反応していると思われますが、体調によっては無香料のものでも反応することがある可能性は否定できなくなりました。
動画主さんには今後、普通に柔軟剤を入れて洗濯し乾かした衣類で計測して欲しいです。もしカンストするという結果が出てしまった場合、柔軟剤や合成洗剤を使っている人はテロ行為をしている人と認定できるのではないでしょうか。
そんなに衣類って柔らかい方がいい? って思う人間です。
例えばタオルは水気を拭き取るときにバリバリだと肌触りは悪いですけど、水を吸ってしまえば柔らかくなります。お風呂上がりに全身拭きおわるまで肌触りが悪いバスタオルなんてないと思うんですけど。
衣類についてもそう。どんなに柔らかかったとしても身に着けてしまったら、その柔らかさを感じることなんてないです。
他にも静電気防止とか花粉が落ちやすくなるとか効能はありますが、柔軟剤の必要性をまったく感じないんですよね。生地が柔らかくなる一方で吸水性は大幅に低下しますし、生地に接着剤を塗布しているようなものですから、汚れ落ちも著しく悪くなります。つまり、余計に臭う状態にしているんですよね。
結局、いま柔軟剤を使用している人たちは単純に香りを求めているだけに過ぎないかと。まるでトイレの芳香剤のような香りのどこがいいんでしょうね、理解に苦しみます。
そして、簡易的とはいえども今回紹介した動画にもあったとおり、こうしたものを使用していれば空間の空気は確実に汚染され続けます。12週間長続きという謳い文句にあるように空間を永遠に汚染し続けるでしょう。
それらは確実に呼吸で身体に取り込まれ、気づかない内に蝕んでいきます。いま使っている日用品はそういうリスクがあるということを知っていただき、速攻で使用を中止して欲しいと願います。
動画を観てあらためて思ったのは想像以上に TVOC(総揮発性有機化合物)の数値が上がらなかったということ。
治療院に訪れる宅配業者さんに測定器を試したことがありますが、TVOC が「シーン」なんですよね。この動画を観て、あぁなるほどって思いました。
今後は測定器のホルムアルデヒド(HCHO)に注目していきたいと思います。とはいえ、いま当院にお越しになる患者さんは例外を除き、みなさん無香料なので数値が上昇する機会もありませんけど。
ちなみにホルムアルデヒドの基準値が0.08ppmですから、mg/㎥に換算すると0.099になります。単純な話、0.1mg/㎥になったらアウト!ってことですね。
しかし、動画ではホルムアルデヒドがカンストしていましたが、一体何の成分に反応してホルムアルデヒドが爆上がりしたのか。ここが気になりますね。
メーカーは安全なものしか使っていないといいますが、ホルムアルデヒドがカンストするような成分を使っている時点で安全じゃないですよ。
前も書きましたけど、メーカーは柔軟剤および合成洗剤事業から早く撤退してほしいです。シャボン玉せっけんさんやミヨシさんが後ろをしっかり守りますから、あなたたちがいなくなっても全然困りませんのでね。