約1年ぶりに S さんがご来院。
ベッドに入る前から(待合室にいる頃から)、この1年間の様子を聞かせてくれます。
『言い訳がましいよね』と、治療に来られなかった数々の理由を一気にぶちまけてくださいます。
お話をひとしきりお伺いした後、施術に入ります。背腰部の苦しさ、足が前に出ない、息苦しいといった症状。
施術中も色々なお話を伺いながらバランス調整を施していきます。
施術後は背すじが伸び、腰が立ち、足が前に出るのでスタスタ歩けるようになりました。S さんの治る力に助けられた形ではありますが、こちらもひと安心です。
施術後、S さんとこんなやり取り。
S さん『先生、次からは定期的に来るね』
私「いや、いいですよ。来ないの分かるし、期待してませんから~。」
S さん『そうだよね~。先生は分かってるから(笑)。』
上のやり取りを読まれた方は「口の聞き方が分からない失礼なヤツだ!」と思われたかもしれませんが、ここまで言えるのには理由があります。
S さんは、初診の頃は週に2回ほどの間隔で一生懸命来院されていましたが、その後は徐々に間隔が開き、現在では年間に数回来院されれば良いほう。
でも、決して来院をやめる方(治療をやめる方)でないことは S さんに出会ってからの5年で私も分かっています。
ラポールが構築できているということですね。ありがたいことです。
なので、S さんが年に1回しか来られなかったとしても私の接し方は変わりませんし、”愛情を込めて”「期待していませんから」と言い続けることでしょう。
次に S さんに会えるのはいつでしょうか? のんびりお待ちしておりますね!
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