昨年のお盆過ぎから施術を受けている、
S さんという患者さんがおられます。
病院では、いわゆる坐骨神経痛という診断がなされ、
ブロック注射を数年続けるも効果なし。
おしりの骨(坐骨)から下肢にかけての痛みや鈍重感が主訴で、
特に椅子に座ると、調子が悪い時は10分と座っていられない。
(お尻から下肢が辛くなってしまう)
職場だけではなく、通勤の車の中でも同様。
出張の長距離移動は地獄。
毎晩楽しみにしている晩酌も座っていられないので「立ち飲み」。
家族でお出かけをするのが趣味だったのに、
車や電車の移動が恐怖になってしまって、
休日は引きこもる日々。
そんな過酷な状況の中で施術を開始したのが
昨年の8月下旬。
それから「卵の薄皮を剥くように」症状が少しずつ和らいでいき、
年明けには回復が加速し始めました。
そして、3月。
ついにほぼ緩解するまで回復されました。
初診から年末までは月に2回の施術を続け、
年始以降は月1回と間隔を開けるようになっていましたが、
それは S さんご本人も良くなっている感があったからでしょう。
2,3時間の会議もへっちゃら、
長時間の高速バス移動も無問題、
自宅で椅子に座ってゆっくり晩酌 OK、
通勤の行き帰りも快適、
そして、家族で出かけることへの恐怖がなくなり、
自信を持って外出したいと思えるようになったとのことです。
かなり時間がかかってしまいましたが、
人間の身体の回復力には驚くばかりです。
半年前までは座ることが怖かったのに、
今ではまったく問題なく長時間座っていられるようになりました。
なかなか回復してこないと、
見切りをつけて途中離脱する方も多いものですが、
良くなる方の思考パターンを持っていた S さんでしたので、
予想通り回復されましたね。
まだ完全に回復したわけではありませんが、
今後も月イチペースを守りながら施術していきましょう。
快適に過ごしていただるよう、
適切なサポートで応援させていただきます!
小沼もよい経験をさせていただいております。
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