熱中症と言ってもやり方は同じ

不都合な真実

復帰後、2度目の週末を迎えました。

今日も朝から新患さん、VIP 患者さんと続き、あっという間に診療診療。午前中しか診療していませんのにお時間を作ってご来院くださる皆さんに感謝しております。

来週月曜日の診療後から当院はお盆休みに入ります。この2週間の疲れを取り、21日よりまた元気に活動していきます。

 

さて、立秋を過ぎたと同時に朝晩は虫の声が聞こえるようになり、積乱雲はなんとなく勢いがなくなり、日差しは若干やわらかくなってきた感があります。

少しずつ秋に移り変わってきている状態ですが、日中はまだまだ暑いのが現状であり、熱中症を不安視している方も多いことでしょう。

というわけで、2週間ほど前になりますが中川吉右衛門さんの投稿がとてもよかったのでシェアします。

長いですけど、まずは読んでみて。

 

 

読まれましたか?

このブログにたどり着くような少数派の皆さんには、ウンウンと頷ける箇所が多かったのではないでしょうか。

少し前のエントリーで小沼も「熱中症対策商品は熱中症増進商品だ」と書きましたが、中川さんと同じ思考であったことに嬉しく思います。

 

熱中症の正体はメディアの煽りとミネラルゼロの熱中症対策商品が仕掛けている現象(絶対ではない)。もちろん、投稿にもあったように人間自体の暑さに対する耐性が低くなっていること、自分で気づけていない慢性の栄養失調状態であることも熱中症に罹りやすくなる要因です。

毎日のように目と耳から入ってくる『熱中症に注意せよ!』のフレーズが、いつの間にか熱中症自体を発動させるトリガーになっていようとは。これに気付いている方、少ないんじゃないでしょうか。

心身症とか心気症と呼ばれる疾患があります。ざっくり言ってしまえば、己の精神状態が様々な病気を引き起こす疾患とイメージすればよいでしょう。学校に行きたくない子どもがお腹痛いと訴えたら本当に痛くなったとかがそれです。

条件は少し異なりますが、パニック障害の広場恐怖もカテゴリーは一緒。「出先で具合が悪くなったらどうしよう」という精神状態(というか妄想)が現実に発症してしまう。

サブリミナル効果とも違いますが、『熱中症に注意』『熱中症で今日は◯◯人が救急搬送』『気温が38℃と予想されているので熱中症に厳重警戒を』とか、毎日のように流されるとマインドコントロール状態といいますか、

暑い ⇒ 熱中症が不安・心配 ⇒ 心身症みたいに熱中症になる

っていう下地はメディアによって作られていると思います。

 

んで、これね、何かと構図(やり方)が似ていませんか。

もう4年目になる某感染症のキャンペーンとそっくり。というか、こういうやり方しかないんでしょうけど。

今でこそメディアも熱が冷めてますけど、この3年間は『◯◯県では今日30人の新規感染者が報告されました』とか『世界中で累計◯億人の感染者数となりました』とか『某感染症で90代の女性が亡くなりました』とか、毎日のように煽っていたじゃないですか。

そこへ救世主のごとく毒液注入の話が出てきて、ほとんどの人は体内に入れちゃったわけですけど、熱中症で言えば熱中症対策商品がそれに当たると思います。

メーカー各社は熱中症対策商品にミネラルが含まれず、余計に熱中症になりやすくなると解っていても、この時期は爆発的に売上が伸びるので販売を控えることはしません。毒液注入もメーカーが潤うのは同じですし、注入したことでその方が健康被害という不利益を被ってもメーカーは関係ありません。

購入者と注入者に不利益が生じたとしてもメーカーには関係ないことです。

 

中川さんの投稿にもあったように過去の気温と比べてもそこまで大きな差はありません。むしろ60年前の方が暑い日もあったくらいで。

で、その当時に熱中症はあったのか? といえば、おそらくはなかったはず。まぁ、あったとしても今のように何十人も救急搬送されるとか、重篤でお亡くなりになったとかは相当少なかったはずです。

結局は現代の人間が余計な情報と添加物などを取り込みすぎて弱くなっているということなんでしょう。

ファミレスのチェーン店、ジャンクフードの登場、大量生産・全国流通を可能にした添加物使用が増加を始めた頃から癌やアレルギー、難病などが正比例的に増えています。

気温が高いから~、水分が足りないから~、だけで熱中症にはならないです。その方の過ごし方、栄養状態、情報の受け取り方によって左右されるということを覚えておくとよいでしょう。

 

熱中症対策商品を作るメーカーがスポンサーである以上、メディアは正しい情報の発信ができません。

情報を受け取る側が勉強しないといけないですね。

自然海塩と水だけで予防は可能ですから……とはいえ、高校時代に脱水症状で救急搬送された経験がある小沼は熱中症の恐ろしさも理解しています。

だからこそ、漫然と何も考えずに熱中症対策商品を買ったり使用するのではないということを言いたいのです。

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