郡山シティーマラソン

日々雑感

GW の連休(前半)が終わろうとしています。

気温は高いですけど天気がよく、行楽日和になって良かったなぁと思います。

本日は臨時診療1日目。

あまり積極的に告知しなかったこともあり、のんびり診療させてもらってます。

とは言え、せっかくの貴重な休日にお時間を割いていただけることに感謝し、来院された患者さん方には満足してお帰りいただけるよう調整しています。

あと数日で GW の連休の後半に入ります。行楽で疲れた身体に調整を行うのもよいですが、実はその逆が効果的。

お出かけ前に調整されることで帰ってきてからの疲れも全然違いますし、出先で体調不良になる率も軽減されますのでオススメですよ。

 

さて、今日は郡山市で「郡山シティーマラソン」が開催されました。

小沼が所属する福島県鍼灸師会は第1回大会からボランティア治療スタッフとして参加しています。

コロナで大会が中止になった以外はすべて参加していて、ランナーの皆さんをサポートするためにプロの治療家が無償で治療を提供しています。

小沼も毎年参加していて、CS になってからも1,2年はがんばって参加していましたが、その後はもう参加できなくなりました。

スポーツをされる方の柔軟剤使用率もかなり高く、レ◯アスポーツとか、それを使っている方の身体を心配してしまうレベルの激臭です。ほんと、大丈夫?

もちろん、治療に参加する鍼灸師側も柔軟剤使用率が高いので、ランナーさんが来ていない状態でもかなりの激臭でそこにいられない状態。

というわけで、もうあのような場には参加できないと思っています。

 

ボランティア治療ってものすごい勉強(訓練)になるんですよ。

というのは、環境が違う場所であっても、治療院と同じ結果を求められるから。

普段使っているベッドではなく、鍼もいつも使っているものでもなく、そして治療をもとめてやってくるランナーさんはわりと急性の症状が多い。

レース後はランナーさんが殺到するので、いつもの治療院みたくゆっくり丁寧に問診している時間もない。その中でランナーさんの訴えを聞き、的確に且つ短時間の治療を行わなければいけません。

ランナーさんには申し訳ないけれど、数稽古と思ってこなしていった先に見えてくるものもあり、最後は心地よい疲労感と興奮で終われるのも魅力です。

 

シティーマラソンはスポーツの現場ですが、災害が起こった際も同様です。

とくに災害時は電気がない状態だったりしますが、鍼灸は電気がなくても治療できます。

現行医療は電気がなければ検査ができない、薬がなければ治療(投薬)もできないとインフラに左右されますが、鍼灸は鍼1本、もぐさ1ひねりあれば治療できるのが強みです。

そして、上述したとおり、普段とは異なる環境の中で瞬時に判断して結果を出すことが求められますので、日頃の経験と学術の研鑽がないと通用しません。

東日本大震災発生が発生したとき、会津体育館に避難された被災者さんに施術奉仕させていただいた経験は今でも役に立っています。

また、数年前に阿武隈川が氾濫したときも郡山市内の公民館で施術奉仕したこともありました。

現状、CS を抱えた小沼はスポーツの現場だけでなく避難所にも行けないと思いますが、こうした施術奉仕は全国の様々なところで行われています。

鍼灸師というのは皆さんが思っているよりも実はポテンシャルの高い職業(職人)なんです。

 

今日も郡山の会場では「初めて鍼灸を受けた」という方もいたはず。

その良さを感じていただき、健康の保持増進に利用していただけたら嬉しいですね。

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