朝はほぼ完全に秋になった感じですね。ひんやりとした空気が心地よくなってきました。
今日は県内全域で雨予報なのに会津若松だけ曇。さすがに雨が欲しいですね。
9時前に一瞬降りましたけど、雨と呼ぶのもおこがましいくらいの降りでした。干ばつです。
今週は曇が多く、気温もこれまでのように38℃とかではなく34℃ほど。幾分ラクに過ごせるとは思いますが、敏感な方は天候と温度の変化がしんどくなるかもしれません。頭痛や身体のだるさ、妙にイライラする感じなど、心地よい反応は現れませんが、無理せず過ごしていきましょう。
さて、昨日9月3日をもちまして当院は開院21年を迎えることができました。
さすがに21年ともなると家族で覚えている者もおらず、一人、心の中でお祝いしていました。
開院当時から今も変わらずに来院されている方、残念ながら1回で見切りをつけた方、様々いらっしゃいますが、すべての患者さんがいたことで今の小沼がおります。本当にありがとうございました。
開院当時27歳と7ヶ月。治療の「ち」の字も、経営の「け」の字も分からず、勢いで開業。今考えると無謀だよなぁと(笑)
鍼灸の専門学校に入る前に大学でスポーツトレーナーとして(たった)4年ですが現場に出、専門学校時代に3年修行し、免許取得後は訪問治療をメインに3年。免許取りたてホヤホヤで即開業したわけではなく、一応は合計10年の現場経験がありますが、やはり無謀ですね。
ありがたいことにご理解のある患者さんに出会え、13年後には新築移転を果たしました。が、ここで大ブレーキ。そう、香害と CS です。
この7,8年は大ブレーキが尾を引き、うだつの上がらない日々を過ごしています。治療院の来院ルールもどんどん厳格化されていってますし、患者さんからしたら「とても気を遣う治療院」になっているのは事実です。
そして、そんな優しい患者さんに助けていただきながら運営できているのも事実です。それくらい香害と CS の問題は厳しい。もう普通の生活をしている方(メディアや著名人の言うことを疑いもせず受け入れる方々。多数派とも言う)を受け入れることは不可能になりました。
現状にふんぞり返るわけではありませんが、当院はこれからも少数派の方々に来ていただける治療院であることを継続します。コロナ騒動でも解りましたが、多数派の方々とはエネルギーの回転が合わないのでしんどいんです。香料に消耗しながら、さらにエネルギーの違いで消耗するのは割に合いません。
フレグランスフリーの鍼灸院宣言をしてからは患者さんのご理解とご協力があり、また小沼も日々排毒に努めるようになっていますから、宣言をする前に比べたら香料への耐性もついてきました。
しかし、だからといって香料使用者を受け入れることはしません。治療院の空気だけじゃなく空間など、隅々まで汚染されることは避け続けたいです。💉済みの方も同様です。シェディングも本当にきついので。
ですので、フレグランスフリーとノー💉という来院条件は緩めることなく、今後も続けていきます。
21年の総括というよりはここ数年の思い返しになってしまいましたが、これからも福島県唯一のフレグランスフリー鍼灸院であり続けます(他にあるのかもしれないけど知らない)。
香害や CS によって学習機会を著しく奪われておりますが ”学術の研鑽によってこそ患者さんに還元できる” という理念は常に掲げてまいります。ですので、日々の気づきや参加するセミナーなどで得たものを「納得や満足」という形で患者さんにお返しできるよう精進します。
今日から始まる22年目。
ずっと応援してくださる方も、まだ日の浅い方も、これから初めましての方も。『来て良かった』を実感していただけるよう、おぬま治療院は前進しつづけます。
香害や CS、ノー💉へのご理解がいただけないとしても、いつか解ってもらえる日が来ることを夢見て、諦めずに継続していきます。
22年目のおぬま治療院をどうぞ、これからもよろしくお願いいたします。