治療が生活の一部

9月の第2週に入ってからは時折雨が降ったり、どんよりしたり、太陽が出て暑くなったりと忙しい天気です。昼過ぎの雨はまだ降ってます。

最近は38℃の気温になる日がなくなり、とは言えまだ34℃とかですけど、少しずつ夏が終わりかけているように感じる今日このごろ。

これからはひと雨ごとに気温が下がっていくと思われます。朝と同じくらい夜が涼しくなってくるのでしょう。

まだ暑いことに変わりありませんが、上手に秋に入れるよう少しずつ準備していきましょう。

 

さて、今日は4ヶ月ぶりに患者さんがご来院。

7月に一度ご連絡をいただいたのですが、小沼がアレでしたのでお受けできず。

ブログで8月から診療を再開することを知ってくださったのですが、1ヶ月ほど様子を見てくださいました。きっとお身体はお辛かったに違いなく。にも関わらず、小沼のことを気遣っていただけてありがたいです。

 

『しばらくは受けられないと思ったので ”温存” していました』と患者さん。

いわゆる省エネモードでこの数ヶ月を過ごされていたようです。小沼がアレじゃなければ、全力で毎日を過ごせていただけたと思うだけに本当に申し訳ありません。

温存が功を奏していたようで、いつも来院されるときよりもお身体の具合は良さそうでした。

 

久しぶりに調整を受けていただいて、ずいぶんラクになったと患者さん。

調整前の問診では特別気になることはないとおっしゃっておられましたが、身体のズレがなくなり、その方のちょうどよいところにバランスが収まると、めちゃくちゃ身体がラクになるのを感じられます。

治療院に入ってきたときと、調整後にベッドから出てきたときでは明らかに変わります。それは顔の表情だったり、顔色だったり、姿勢だったり、歩幅だったり、歩く音だったり…etc

 

お帰りの際は『(小沼がアレで調整を受けられなくなって)ここで治療を受けることが自分の生活の一部になっていたことを再認識しました』とおっしゃられた。いや、もったいないお言葉です。とてもありがたいことですけど。

風邪ひとつこじらせても治ったあとに健康の大切さが身にしみるのと同様に、患者さんにとって当院がそのような位置づけになれていたことが素直に嬉しいですね。

患者さんの期待を裏切らぬよう、これからも自身の健康には十分留意して過ごしていかなきゃなぁと改めて思いました。

21年も治療家業をやっていますと、それ相応に出会う患者さんの数も増えます。そうなると小沼も患者さんも「調整するのが当たり前」になっちゃうんですよね。もちろん、調整するのが小沼の仕事ですからそこに他の感情はありませんが、長く過ごしているとその当たり前のことが突然できなくなることを忘れてしまうことが多々あります。さらに患者さんを受け持つという責任感も薄れてしまうときがあります。

期待や責任感は時に重くのしかかるときもありますが、それはこの仕事を選んだときから解っていること。常に緊張感を持って過ごす必要はないと思いますが、せめて健康を保ち患者さんをガッカリさせないことは守っていきたい。……偉そうに書いてて、これまで何度もダウンして死亡説流れましたけれど(笑)

何度ダウンしても許(赦)してくださる患者さんがおられるから成り立っているだけ。甘えまくっていると、いつかは三行半を突きつけられる日が来るでしょう。肝に銘じて過ごしていきます。

 

 

さて、そんな患者さんですが、数日前に福島民報に研究記事が掲載されました。名前が間違っているのは新聞社にとっては痛恨のミスですね。

患者さんとは開院当初からずいぶん長くお付き合いさせていただいていますが、これまでどんな内容の研究をされているのか聞いたことがありませんでした。

というのも、小沼が患者さんのお仕事の話をあまり聞きたくないんですね。それは患者さんに心身ともにリラックスしていただきたいから。せっかくのリラックスタイムにお仕事の話を聞いてしまうと心と身体が仕事モードになっちゃう方が結構多いんです。会話中に「あ、あれやり忘れてる」とか思い出しちゃうと、未完了にエネルギーが持っていかれちゃいますから。

ですので、基本的には「調整中」にお仕事のことはお尋ねしません。

 

こうして新聞の記事を拝見させていただいて、立派な研究をされていらっしゃるんだなぁとしみじみ。雪道が苦手を理由に冬は運転しない人がいるほどですから、研究データが集積した暁にはぜひ実現して欲しいですね。

患者さんは大学の講義や研究はもちろんのこと、国内外で講師をされたりと普段から多忙な方。スケジュールも先の先まで決まっていて、そのスキマ時間に当院に駆けつけてくださる。だからこそ、体調不良で穴を空けるようなことは避けたい。

これから先、小沼が死ぬまで体調不良にならないかと言われれば土台無理な話ですけど、大難を小難にすることは可能ですから、そういう生活をしていきます。※7月のように実際やっててもダウンするときはするので、そのときはご了承ください

ただね、風邪や体調不良は身体の大掃除。それすら回避するとたぶん突然死すると思うので、たまに熱発してダウンすることは許してください。前言撤回みたいな感じになっちゃって申し訳ありません(笑)

そういや『治療家は休日に倒れることができたらプロ』と発言していた治療家がおられましたが(多分いまも存命)、それは本当にそう思います。7月全部やっちゃった小沼はアマチュアかもしれません。こういうところも含めてプロなんですよね。もっとストイックに……かなぁ。

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

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