寝正月

まずは今回の地震と津波で被災された皆様にお見舞い申し上げます。

報道を観るたびに言葉が出てきません。よく「どんなに不幸な出来事が起こったとしても別の角度から見れば幸せな部分を探せる」と言われていますけれど、どこをどう探せば幸せな部分が見つかるのか。

今はまだ突然かわった環境に慣れることもできず、ただただ苦しい日々かと思いますが、いつか必ず復興できます。それまでは命を最優先に過ごしてください。

 

1月の第二週が始まっています。正月気分もとっくに抜けて、平常運転に戻った方も多いと思います。

当院も今日から今年の診療を開始しております(本当は昨日からの予定でしたが、理由は後述)

明日は十日市。

『会津ではこれが終わらないと正月も終わらないし、日常が始まらない』と、昔おしえられた記憶があります。

週末は天気悪いみたいですが、明日は大丈夫そうですね。

 

 

さて、皆様はどのような正月を過ごされましたか。

小沼は寝正月でした。コタツに横になってダラダラしながら過ごす寝正月ではなく、病床に臥せる寝正月です(笑)

 

31日の夕方から妻がダウン。

この一年の穢れ祓いの意味でダウンしたんだろうねと、当初は余裕をもって主夫業をやっていたのですが、翌1日に長女がダウンしたあたりから「あれ? これって家族全滅パターンあるやつ?」って一瞬おもっちゃったんですね。

この一瞬の思考を邪気がスルーするはずもなく、3日の起床時には軽い咳と手足の異常なほどの冷たさを自覚しました。これやばいやつ。

温めてもあたためても手足の冷たさは変わらず、身体の芯が冷たくなっている感覚。

家の中でニット帽とネックウォーマーを装着しても冷えは変わらず、さらに思考がぼんやりとしだして「あーやっちゃったな」と。

 

完全回復前( 60% くらい)の妻と交代するように小沼も3日の正午にダウン。

本当であれば妻が完全回復してからダウンしたかったんですけど、もう普通に座っているのも無理なくらい体調が悪化してしまって…。

インフルのように突然はじまる強烈な全身症状はなかったのでそれではないと思われますが、布団に入っていても手足が温まることはなく、強烈な寒気に襲われていました。

3日と4日で合計4回、全身がびしょびしょになるほど汗をかきましたが、結局は39℃台に戻っちゃう。

まだ、身体が体温をあげることを要求しているようです。

 

 

最終的には40.5℃をマークして高熱は終了。

最後は着替える必要のない、じっとりとした汗を何度かかいて平熱に戻っていきました。

 

昨夏にダウンしたときも書きましたが、小沼は熱が出ると眠れない体質。

身体の生理機能からしても、高熱が出るということは交感神経が活発になりますので覚醒するようにできています。

本来、人間が眠りに入るには体温が低下してこないと眠れないのですから、熱が高ければ寝られないのは自然なこと。

とは言え、熱と同時に咳と喉の痛みも強くなり、安静にしているのもしんどいくらい。昨夏よりマシでしたけどきつかったですね。

 

熱が下がってきたので寝られると思ったのですが、神経が昂ぶっているのか、この数日は日付が変わるころまでまったく寝付けません。

自己調整、神門、MA と行ってますけど、何か根本的な部分を見落としているらしく、久々に不眠を味わってます。

朝になると寝ているので睡眠時間がゼロではないものの、これまでは枕に頭をつければ10分足らずで眠れていただけに、眠れないストレスを味わっています。

 

 

ダウン中の5日は妻の誕生日でした。

病床からでしたが、様子を見に来た妻にサプライズで渡せることができて満足しています。

今年は「茶語(チャーユー)」の中国茶をいくつか吟味してプレゼント。

 

小沼たちがまださいたま市にいたころ、新宿でデートするとだいたい新南口にある高島屋のチャーユーに寄ってお茶したり、食事したりしてました。

妻がとてもチャーユーを気に入ってましてね。

会津に来てからはとんとご無沙汰になってしまって、いや行こうと思えば日帰りでも行って帰ってこれる距離なんですけど。

ですので、ふと気づいて店のサイトを観ていたらオンラインショップがありましたので買ってみました。

ただのお茶ではありますが、青春の味でもあるチャーユーのお茶。とても喜んでくれてうれしかったです。

 

 

翌6日は次女の20回目の誕生日。

秋くらいにある漫画を揃えたいと話をしていたことを記憶しておりまして、大人買いして全巻揃えましたよ。

小学生の男子が読むようなコミックなんですが、大人でも女性でも楽しめるのが漫画の醍醐味でもあって。

個人的に一番失敗したところはプレゼントを二階に隠してしまっていたということ。まさか新年早々に体調を崩すなんて想像もしていなかったから、プレゼントが重くておもくて大変でした(長女に助けてもらいました)。

教習所から戻る前にセッティングも完了し、帰宅した次女をびっくりさせるサプライズも成功。

次女が喜んでくれたのは言うまでもなかったですが、小沼がダウンしていたので『元気になってからかなと思ってた』とのことで、なんか気を遣わせてしまったようで申し訳ない。

 

7日の時点でだいぶ回復していましたが、ちょうど8日のご予約が風邪によりキャンセルになったりしていましたので大事を取って休ませていただいておりました。

まだ完全回復とまではいかず、なんとなく全身がふわふわした状態ですが、診療もリハビリのひとつとして今日から開始しています。

 

新年早々に体調を崩すなんて記憶にないんですよね。

もしかした、これも辰年の影響ってやつなのかもしれません。

兎年から持ち越してしまった悪いものを辰が祓ってくれたと思えばありがたいことです。

 

そんな寝正月な小沼でした。

あらためて今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

あ、そうそう。

年末年始にかけて小沼家と同様の風邪症状が全国的に多いみたいです。

喉の痛みは従来どおりの本葛粉が効きにくいことは確認しています。

喉の痛みはネギが有効でした。昭和みたいに焼きネギを喉に巻いたり、味噌汁にネギをいっぱい入れて飲むことをオススメします。

咳は蓮根粉を水で練ったものを小袋にいれて胸骨に貼るといいですね。金柑を生で食べることもオススメです(できれば食前)。

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

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