日曜日は福島県鍼灸師会の冬季学術講習会でした。
新型コロナの騒ぎにより、予約した会場が閉鎖となったため、4月の総会と春季学術講習会は中止 (細かく言えば総会は別会場において数名で開催しました)。
会津医療センターでの夏季学術講習会も同様の騒ぎのため延期。
冬季学術講習会も10日前ころから感染者数が急増しだして (ウソですけど)、開催自体が危ぶまれましたがなんとか開催できホッとしています。
会場は郡山市民交流プラザ (ビッグアイ) 7階の大会議室。
通常であれば180名以上を収容できる広い部屋ですが、郡山市の指針により45名以下しか収容できません。
あれだけクラスターと騒いでいれば、この措置は仕方がないかもしれませんが。
この措置に対応するため、福島県鍼灸師会では初めてのオンライン講演を実施しました。
Zoom を使用して、自宅にいながらリラックスして学習できるのがいいですね。
今回も遠くは青森県から参加者がいらっしゃいました。交通費や会場までの時間を考えたら、とてもよい方法だと思います。
もちろん、会場に出向いて講師の熱量を直接感じることも大切ですが、遠方にいるという理由でセミナーを諦めることも多々ありますので、主に座学系のオンライン講演はこれから主流になっていくことでしょう。
さて、今回の冬季学術講習会は豪華三本立て。90分の講演が3コマですね。なかなかヘビーでした。
男性不妊の講演、保険治療の講演、シネメデュケーションの講演です。
なお、冒頭の画像はシネメデュケーションの一幕です (画像だけで何の映画か解ったあなたは凄い!)。
男性不妊の講演を聴講し、ある経穴を知ったのですが、昨日来院された PMS 気味の患者さんに試治させていただきましたら「激変した」と喜ばれておられました。特効穴とまではいきませんが、また一つ引き出しが増えたかなと嬉しいです(*^^*)
シネメデュケーションは「 Cinema 」「 Medical 」「 Education 」という3つの単語を合わせた造語になります。
日本では福島県立医科大学医学部地域・家庭医療学講座主任教授の葛西龍樹先生が推進されており、映画の一部分 (クリップ)を用いたディスカッションのことをいいます。家庭医は、様々な人々の人生に関わります。映画を用いて、そのクリップの感想を語り、家庭医に求められる感受性を養うセッションです。
本来であればいくつかのグループに分かれ、メンバー同士が意見を出し合い、最終的には各グループごとに発表をする、いわゆるワークショップ形式をとりますが、今回はコロナの心配があり、講師の先生が自ら動いてくださって全員に意見を聞いて回ってくださいました。
参加者の意見を拝聴すると「こんな考えもあるのか」「同じ意見だった」など、参考になる意見ばかりでした。やはり場のパワーといいますか、人数が集まると様々な意見と考え方が出されて活性化しますね。
患者さんが自身の人生を不安なく全うしてもらえるよう。医療の最終目標はここにあります。鍼灸師もその一端を担う存在です。
シネメデュケーションは日々の診療の中で忙殺され、本来の医療像・鍼灸師像を見失っている小沼のような人間にはピッタリのプログラムでした。
丸一日かかり大変疲れましたがモチベーションは回復し、とても有意義に過ごせた一日でした。
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小沼はこの日、司会進行と第一部講演の座長を仰せつかりましたが、ほぼノーマスクで過ごしました。参加者の前に出るときだけマウスシールドをして。市職員がいる管理室にもノーマスク。
もしかしたら冷笑の目があったかもしれません。知らないところで陰口を言われていかもしれません。しかし、誰からもマスク非装着について何かを言われることはありませんでした (言わずに我慢していただけかもしれませんが)。
お昼休憩はマスクを外して「ウソー!?」「あはは!」なんて談笑しながらご飯を食べているのに、講演がはじまったらマスクをして寡黙に聴講する……おかしいですよね(^_^;)
新型コロナウイルスというのは、そんなに都合よく出現したり、消えたりするはずありませんよね。
この騒動は茶番だったと、いつか解る日が来ると思います。
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