青年委員研修会 (2019/09/15)

9月15日 (日)、郡山市・市民交流プラザ (ビッグアイ7階)にて福島県鍼灸師会 青年委員会主催の研修会が開催されました。

今回は外部講師をお呼びし、座学だけでなく実技披露・実技練習もあり、大変濃厚な研修会となりました。

参加人数は25名、そのうち福島県鍼灸師会からの参加は9名でした。会員外の中には学術意識の高い鍼灸学生もおり、真剣に聴講していました。

 

 

3部構成の研修会。1部と2部でご講演いただいたのは「東京 白川鍼灸院」を郡山市桑野で開業されている白川徳仁先生。

もともと東京都中央区で開業されている先生ですが、公立岩瀬病院 (須賀川市)の院長・三浦純一先生に見初められ、郡山市で開業することになったという経緯をお持ちです。

白川先生は独自に研究した頭皮鍼と手背鍼をメインに診療されており、都内と郡山の治療院、公立岩瀬病院の鍼灸室で治療活動を行う傍らで後進の育成、執筆活動とエネルギッシュに活動されております。

 

第1部は白川式頭皮鍼と白川式手背鍼に関する講義が行われ、「本物の百会のとり方」などの解説が行われました。

参加していた方々は教科書通りに習った経穴の位置が異なることに驚きつつ、取穴時の立ち位置などを確認していました。

 

お昼を挟んで第2部の講演が開始されます。白川式頭皮鍼と手背鍼の実技ということで、大半の参加者が楽しみにしていたことと思います。

まずは効果を実感していただくため、不調のある参加者を募り、実際に頭皮鍼と手背鍼のみで施術していきます。

首から腰までが痛く動かしにくい方、右耳の閉塞感がずっと続いている方、右上肢のしびれが取れない方、常に頭がのぼせている方の4名に施術を行い、各人5分も経たないうちに主訴が大幅に軽減されたことを確認でき、インパクトのある時間でした。

 

白川先生の実技を拝見したあと、参加者同士で頭部や手背の取穴を行い、実際に刺鍼してその効果を確認しました。

白川式頭皮鍼・手背鍼に出会って数時間しか経過していないこともあり、即効果を実感することは難しかったようですが、症状や病名に関係なくシンプルな施術で効果を引き出すことが可能な手技であることは理解できました。やはり取穴は大切ですね(^_^;)

 

白川先生は積極的に後進育成を行っています。『頭皮鍼と手背鍼に興味がある方なら誰でも無料で教えます』とおっしゃっていましたので、この手技をものにしたい! という方がいましたら白川先生にコンタクトをとってみてください。

 

 

第3部は福島県鍼灸師会会員 鈴木暢弘先生のご講演。

平成27年の東北鍼灸学会宮城大会、平成28年の春季学術講習会に続き、障碍者のスポーツ支援についてお話いただきました。

 

平成28年の講習会と同様、労宮鍼と古代鍼を駆使して、障碍者スポーツの現場を意識して服や靴の上から接触鍼で施術していく実技も見せてくださいました。

問診も各種テストもできない状況の中、一瞬で予測して優先順位の高い経穴を選ぶやり方も同時に解説していただきました。

 

鈴木先生の施術は白川先生の施術とは実に真逆。

白川先生は鍼柄しか見えなくなるほど深く刺し、瀉法の手技を加えます。鈴木先生は古代鍼で皮膚に触れない程度の補法です。

アプローチに違いはあれど取穴と刺激を間違えなければ身体はよくなっていく現象を目の前でみせていただきました。そして、身体の奥深さを再認識したのでした。

 

気づけば夕方4時をまわり、あっという間に研修会が終了しました。

お二人の先生方に共通していることは「圧倒的な知識と経験を持っている」ことです。知っていることが多いから応用が利き、自分なりの手技を確立していけるのだと感じました。

小沼は鍼灸あん摩マッサージ指圧師になって19年。知識と経験はそこそこあると思っていますが、まったく「圧倒的」ではありません。

お二人の先生のように、現状に満足することなく野心とヴィジョンを持ってがむしゃらに進んでいきたいと思った、そんな日曜日でした。

 

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