10年くらい前に来院された H さん、
本当に久しぶりに連絡がありました。
いわゆるギックリ腰で、
仕事はできるけれど色々と不具合が生じているし、
また、時間と共に下肢の方まで痛みが走るようになったようです。
当初は、鍼灸治療を受けるつもりで来院されたのですが、
新しい整体術もあるとお話しましたら、そっちに興味があったようで、
今回は整体を受けていただくことになりました。
まず立位で動診。
後屈と右側屈が特にやりにくい(というか動きません)ようでした。
その場でササッと調整すること数秒。
完全ではありませんが「あれ? できる!?」と。
ベッドに寝ていただくと
「身体が C の字みたいに曲がってる感じです」とのこと。
そこから数分かけて首や股関節の調整を行っていきます。
いくつかの調整後は身体の筋肉がほどける感覚があり、
どんどん動きがスムースになり、可動域が広がっていきます。
そして、ベッドでの調整が終わる頃に身体の曲がりについて尋ねてみると、
「曲がりがない! まっすぐです!」と喜ばれていました。
C から I へ変化しましたね 😉
この間、小沼はバキボキしたり、強く揉んだり、
一生懸命に引っ張ったり……は一切しておりません。
もちろん、腰に触れることもしていません。
最後にもう一度立位で動診します。
ほんの少しの違和感が残るようですが、
後屈・右側屈を含め、すべての動きがラクになり快適さが増しました。
ギックリ腰は言い方を変えれば怪我です。
ですから、怪我をしたところの傷や炎症はすぐには消えません。
ただ、適切なサポートはさせていただきましたので
回復はかなり早くなります。
整備士のお仕事をされていらっしゃる H さん。
メンテナンスの重要性は職業柄よく理解されていらっしゃいました。
今回の症状がよくなったら、メンテナンス目的に施術していきましょうね。