上の娘さんは後期期末試験、下の娘さんは学期末試験が近づいております。
9教科、範囲も広いので計画的にやってほしいものです 🙂
記憶にないだけかもしれませんが、私が中高生の頃は画像のような「範囲表」が渡されなかったなあと。各教科の先生が授業中に口頭で言ったものをひたすら書き取っていたっけなあ。現代は優しいですね~。
ところで気になったのが数学の取り組み方の例という欄。そこにはこんなことが書いてある。
疑問点、できないままテストに臨まないように、先生・友達に質問し克服すること
ぱっと見はもっともらしいことが書いてありますが、これは試験前にわざわざ言うことではなく、普段から先生が口酸っぱく言っておくことだと思うんですね。(言っているかもしれませんが)
学力の二極化が叫ばれてもうかなりの年月が経過していますが、ゆとり教育の今、先生方にも余裕がないので理解できていない子はそのままに、時間がないのでカリキュラムだけが進められる現状。
結局のところ、理解できていなくてもそれを先生に「聞けるか・聞けないか」、つまり子供たちに判断を委ねてしまっている時点で理解させることを放棄しているように思えます。
そんな穿った思考の私が上記の文言「疑問点、できないままテストに臨まないように、先生・友達に質問し克服すること」を読むと、生徒を突き放しているようにしか感じないのです。
「試験の範囲は教えたよ。でも点数が取れなかったのは解らないことをそのままにした君たちが悪いよね。」
と、までは言わないと思いますが、上記の文言を書く背景にはこれくらいの気持ちが込められている気がしてなりません。
何の工夫もせず、マニュアル的に授業を進めても成績優秀な子がいれば逆の子もいる。
だから教え方に絶対はないとしても、放任主義で子供が理解できるのであれば先生なんていらないんですよ。
中学校はまだ義務教育下。高校のように自分で進学するかしないか決めてきたわけじゃない。
「疑問点、できないままテストに臨まないように、先生・友達に質問し克服すること」と、義務教育下の子どもたちにやんわりと自己責任を押し付ける前にもっと丁寧にやることあるんじゃないのかなと思う次第。
試験の成績が悪いということは担当教諭の成績(評価。教え方が下手)も低いということだと思うけどなあ。
これは治療家にも言えること。不勉強で実力がなければ患者さんの満足度・納得度は低い。それはそのまま治療家の成績となって評価されますから。
同じ「先生」と呼ばれる教師はそれをどう受け止めているんでしょうね。感覚が麻痺しているのかしら?
2月11日(土曜日)は祝日ですが午前診療します。お時間合いましたらぜひご予約ください。予約枠には若干の余裕がございます。
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