得られぬ理解

香害

新規の患者さん、今年に入って予約完了までこぎつけられた方はわずかに2人。

この貴重な2人の患者さんは一生涯のお付き合いをさせていただけたらと思っています。

 

それ以外の50件以上は予約に至る前に交渉決裂となりました。

交渉決裂と書くと大げさですね。

喧嘩腰になってしまったとか、言い合いになったということはなく、要するに『香害や CS への理解を得られなかったのでご予約を承れなかった』ということです (ちなみに無香料の服を準備してくれれば受け入れる準備ができていることも説明済みです。でもダメ)。

別の言い方をすれば『治療を受けるために (大好きな)柔軟剤や合成洗剤をやめるつもりはない』という意思表示があったということです。

つまり、 悩んでいる症状 < いい香り なんです。

辛辣な表現になりますけれども、症状よりも香りを取る時点で『あなたが悩んでいるその症状は大したことない』ということです。

本気でその症状をどうにかしたくて悩んでいるのであれば、香り云々なんて言ってられないはずですから。

※どうしても当院じゃなきゃダメというシチュエーション限定 (妄想)です。あしからず。

 

CM というのは簡単に言ってしまえば、不必要なものをいかに買ってもらうかということですよね。

高感度の高いタレントを起用し、メリットだけ伝えれば、デメリットを調べようともせず影響受けやすい方が買ってくれますから。

だから、例えば柔軟剤にしても1960年代まではそもそも存在すらしていなかったものですけど、それを必要不可欠なアイテムまでしてしまったのは購入して企業を応援してきた人たちですよね。

『柔軟剤は必要ないのか?』という、基本的な思考すら持てない人が多すぎます。とても残念なことです。

 

少しだけ脱線しますけど、これって今のコロナ騒ぎとまったく一緒なんですよ。

メディアの情報を受け取るだけで何も考えない人たちがここまでこの騒動を大きくしてしまった。

うちの患者さんにも未だに『マスクは常識』なんて信じられないことを言う方もいますけど、勝手に常識像を作り出したのはメディアの情報だけを信じて従順にマスクをしている、他ならぬ国民ですからね。

 

話を戻します。

香害も新型コロナも真実を述べている方はマイノリティです。

マイノリティだから間違っているという風潮がありますが、特に日本人は同調圧力や右に倣えの性質が強すぎることで、実はマジョリティこそが間違っています。

多数派という理由だけで、本当は間違っていることなのにそれがあたかも正解・常識になっている世の中っておかしいですよね。

CM でやってるから、有名な人が推しているから、テレビでやっていたから、好評なレビューが多いから等、自分で考えることを放棄している方があまりにも多すぎるように感じます。

 

個人が好きな香りを他人が迷惑にならない範囲で楽しむ分にはまったく問題ないと思います。

問題はその香りが『他人が迷惑だと感じている』のに強制的に嗅がされていること、さらに具合が悪くなることです。

そばアレルギーの方に『私はおいしいから大丈夫』といって無理やり食べさせることと一緒ですよ。

 

と、まったく理解してもらえないと思うけど長々と書いてみました。

仮に CS が完治したとしても、当院は柔軟剤やその他の強烈で臭い香料を使っている方を受け入れることはありません。

ちょっと触れただけなのに数日間、ずっと香り続ける製品が身体に悪くないわけないでしょ。

ほんと、もっと考えましょうよ( ´Д`)=3

 

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