春彼岸も今日が最終日。
昨晩から雨が降り、今朝になって止みましたが、なんとか天候が大崩れすることなく終われますね。ご先祖様もゆっくり休めたかな。
少し前にお伝えしましたが、明日は都内で研修を受けるため休診となります。
久々の研修です。しっかり受講してこようと思います。
さて、ずいぶん落ち着いてきました、コオロギ食。
つい半月前くらいはずいぶん賑わっていましたし、補助金目当てにコオロギ事業に参入する企業は不買だ!などと騒いでいましたが、すっかり熱も冷めたようです。
個人的にはイナゴや蜂の子と違って、さすがにコオロギはちょっと……という考えですし、真剣に餓死が迫ってきたら食べるしかないんでしょうけど、今は食べなくていいかな(食べたくない)って感じです。
患者さんの中にもコオロギ食については血気盛んに訴える方もおられましたが「いや、昔から(イナゴや蜂の子などを除いて)虫を食べてますよ」とお伝えするとポカーン。まぁ、しょうがない。
それが上画像の「コチニール(色素)」と呼ばれるもの。なお、風で我が家に飛んできたパンの空袋を撮影。こんな添加物ゴリゴリのパンもどきをうちで食べるわけない(笑)
コチニール色素はカイガラムシ(日本ではエンジムシ)を原料としたものであり、1,400~1,500年代から染料として使われてきた、非常に歴史のある色素です。
身近なものでいえば、かまぼこやナルトのピンクの部分、いちご牛乳、アイスクリーム、カンパリなどでしょうか。
かまぼこやナルト、いちご牛乳を摂取したことがないって方はいないはず。つまり、かなり昔から虫を食べてきたわけですね。
ですので、コオロギ「だけ」を槍玉に挙げてあーだこーだと言うのはちょっと違うのかなって思うんです。でも食べたくないですけどね(笑)
コオロギに関してはドライクリケット、グラリスパウダー、シートリア、サーキュラーフードなど様々な成分表示名があるらしく、また醤油などの調味料にコオロギが入った場合は表示義務がありませんから、いつの間にか摂取していることも考えられます。
そうなると『何も買えない』とか騒ぐ方も出てきますが、普段から真面目にがんばっている中小企業を買って応援している小沼からしたら、そこまでシリアスな問題ではないのかなとも思います。
※素材を厳選し、無添加にこだわる企業さんが絶対安全という意味ではありません。どこでも疑ってかかる必要はありますが、大手よりはマシでしょうね
『何も買えない』と騒ぐ方は、おそらく普段から CM を観て大手の商品を購入し、それこそコンビニでも手に入るようなものを購入しているはず。とにかくコストを削り、添加物をたくさん入れてそれっぽく見せている商品を買って喜んでいる方々です。
だから『コオロギが入っているかもしれないから成分表示を確認するようになった』とか聞くと「え?いまごろ?」ってなっちゃいます。
逆に言えば、コオロギが入っていなかったら成分表示なんて気にしない人たちってことですよね。結局、コオロギ騒動にアンテナが引っかかって、事の上っ面しか見てないからこういう行動になるんですよ。
つまり、コオロギさえ入っていなければ OK にしか聞こえないんです。おそらくそれ以外は気にしないし、コンビニ弁当やジャンクフード、スタバとか普通に利用しているんでしょうね(あ、個人的な妄想です)。
ですので、コチニール色素すら識らない方々がいちご牛乳飲みながら『虫を食べさせるなんて反対!』と声高に叫んでも、あーあって思うわけです。
何度も書いていますが小沼だってコオロギを食べるのは嫌ですよ。ただ、”これは良くてこれはダメ” というご都合主義な方々が結局は多いということを目の当たりにすると、新コロのからくりには気づいているけど柔軟剤や合成洗剤は使います、みたいな方々に抱く嫌悪感と同じ感情を覚えますね。
小沼も全然できていませんが、それでも表面上の情報だけに脊髄反射することはしませんし、もう少し探りますよ。それからどうするかを考えることにしています。
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