畑を耕す

日々雑感

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農業体験のお話ではなく……。

 

調整を受けることで症状の軽減緩解が見られた場合、

患者さんはその後、2パターンの行動に分かれます。

 

  1. 調整を継続される方
  2. 調整を継続されない方

 

もちろん、当院では調整の継続を強制することはありません。

それは何故かと言うと「体調管理は自己責任」だからです。

 

他人から強要されて体調管理を行ったとしても

それは管理ではないと思います。

 

調整の予約を入れる・入れないはその方の自由。

自分の考えのもと、予約をして調整を受ければ身体が快適になります。

自分の考えのもと、予約せず間違った身体の使い方をした結果辛くなります。

 

快適な日々か、辛さの多い日々か。

良くも悪くもその結果を招いたのは自分の選択(自己責任)です。

 

ですから、どんな選択をしたにせよ、

自己の責任を認め、慌てず、謙虚に身体に向き合って欲しいと思うのです。

 

これが辛い、あそこが痛い、だから早く治してくれ…じゃなく、

いま感じている辛さや痛みは自分のこれまでの過ごし方が

作ったものなんだと、まず理解して欲しいのです。

 

農家の方じゃないと分からないかもしれませんが、

畑や田んぼで一度作物を収穫したら、

また種を撒くまでその土地をほったらかしにしますか?

ということなんです。

 

一度収穫して、土地を耕すこともせずに過ごしていれば、

その土地は痩せて固くなり、雑草に侵され、荒れ放題になってしまいます。

 

その状態でどんなに良い種を撒こうが、どんなに良い肥料を使おうが、

状態の良い作物ができるわけないと思うのですが。

 

  1. 収穫後も畑を耕す方
  2. 収穫後、次に種を撒くまでほったらかしの方

 

どちらの選択をすれば、次も良い作物が収穫できますか?

 

結局、身体も一緒です。

普段からメンテナンスをされている方は

ちょっとした異変をすぐ感じ取りますし、回復も早いです。

 

ですが、普段から身体のことには関心を示さず、

辛くなってから騒ぎ始める方は、ほったらかしの畑と同様ですから、

調整を受けても回復は遅いのです。

 

荒れ放題の畑を慌てて耕作しても、きっと良い作物は育たないでしょう。

目先の辛さがなくなることだけに注力し、その後無関心になる方は良くなってもまた無関心になるでしょう。

 

身体も畑も同じです。

手をかけてあげればあげた分だけ返ってきます。

 

もう少し自分の身体に関心を持って欲しいと思うのでした。

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