正しい姿勢って?

 

たまたま通りかかった整体屋さんの窓ガラスに

「健康は正しい姿勢から」というお手製のポスターが貼られていました。

 

通り過ぎたのは一瞬ですが、それを見て違和感を覚える院長小沼。

鍼灸師になって7,8年くらいは 正しい姿勢=健康 というイメージを抱いて診療してました。

 

しかし、ここ5,6年は 正しい姿勢=健康 はありえず、

むしろ 正しい姿勢=健康を害する という考え方が定着してきました。

(語弊のないように書いておきますが、あくまでも院長小沼がそう思うということです)

 

おそらく世間一般が言う正しい姿勢というのは、

顎をひき、背筋を伸ばし、いわゆる「気をつけ」の姿勢のことを言うのでしょう。

 

ここでひとつ実験です。

今から世間一般が正しいと言っている、気をつけの姿勢をとってみてください。

座っている方は背中を伸ばすだけでいいですし、壁に背中をつけて立ってみてもいいですよ。

 

 

 

いかがですか?

ほとんどの方が苦しくて、1分もその姿勢でいられなかったのではないでしょうか。

 

 

正しい姿勢が健康に導いてくれるのであれば、

1分どころではなく、1時間だってラクに姿勢を維持できるはずです。

ところが苦しくて維持するどころではありません。

 

つまり何が言いたいのかというと、

世間一般で言われている正しい姿勢というのは「正しくないし、健康にもならない」ということです。

 

例えばギックリ腰を起こしてしまったとき、

多くの方は腰と背中を丸めて、自然とラクな姿勢をとります。

そこへ「なんて悪い姿勢だ!」と背中を伸ばすような姿勢を無理やりとらせたら、

おそらく悪化するでしょう。

 

ただ、正しいと言われている姿勢にしようとしただけなのに……。

 

見た目のよい姿勢と健康によい姿勢はリンクしません。

むしろ、見た目だけをよく見せようとすると身体の別の場所に負担がかかります。

結果的に不調の要因になることもあります。

 

だから、同じ肩ばかりにバッグをかけないとか、

足を組まないとか、猫背はダメだとか、色々と言われていますが

実はなんの根拠もなく、なんとなくのイメージで決めつけられているだけなんです。

 

テレビで猫背が悪いと言っていたから背中を伸ばしたら

「グギッ」と音がしてそのまま2ヶ月の間、首が動かなくなった患者さんもおられます。

背中をまっすぐにしたからコリが和らぐ……なんてことはありません。

逆に硬くなりますよ(患者さんの場合はそれを通り越して悪化)。

 

見た目ではなく、自然とラクな姿勢になることの方が重要です。

そして、ラクな姿勢が健康につながります。

 

正しいと言われている姿勢をとってみて

窮屈な感じや苦しい感じがするのは身体が正常に働いている証拠。

身体はちゃんと解っているので、その感覚を大切にして欲しいですね。

 

おぬま治療院では世間一般で言われている正しい姿勢と

患者さんの身体が解っているラクな姿勢とのギャップを埋める調整を行います。

見た目だけキレイな姿勢を作るのでなく、身体がラクで安定する姿勢になれます。

それこそが健康な正しい姿勢ではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です