台風19号が過ぎ去ってから2週間以上が経過しました。
突然の水害で被災された方々が今なお、郡山市内の公民館や小学校の体育館に避難されています。
先の見えない復旧作業に肉体的にも精神的にもギリギリのところでがんばっておられる皆さんを少しでも元気づけられたらとボランティア治療に参加してまいりました。
福島県鍼灸師会に活動依頼があったのは郡山市立芳賀小学校と芳賀地域公民館。
小沼は芳賀地域公民館に配属されました。
活動前に小学校の体育館にもお邪魔してきましたが、20名ほどの方が休まれていました。
公民館での活動は10時~15時。
初日ということもあり、まずはボランティア治療を開始したことを知っていただくことが第一。
ちょうど日曜日の昼間ということで復旧作業に出られる方も多く、治療を受けたいけど受けられない方も多かったようです。
この辺りは新潟・小千谷で発生した地震のボランティア治療で経験済み (*1)ではありましたが、今後は平日の夜間に訪問する日を中心に予定を組みました。少しでも多くの方とマッチングしますように。
*1 小沼は当時親知らずの手術を受けた直後で参加できず。参加した先生からの伝聞です。
公民館や社協のスタッフさんは避難者の状態に詳しく、『今日のボランティア治療を皆さん楽しみにされてましたよ』と歓迎してくださいました。
治療を受けてくださった方の中には『作業中だったけど受けたくて戻ってきました!』という方もおられ、嬉しかったですね。
突然の浸水被害、避難、慣れない避難所生活など、体調を維持することが困難な状況の中で、受療された皆さんはとても喜んでくださいました。
不眠や高血圧、食欲過多などの自律神経症状が多く、まずはリラックスしていただけるよう努めました。
普段はやっていないマッサージも多用しました(^_^;)
時間の隙をみて、ボランティアセンターへ。
阿武隈川の東側にあったセンター (福島県立テクノアカデミー郡山)に出向きましたが、川の西側よりも東側の方が被害が甚大でした。
周辺のほとんどの住居はおそらく1階部分が浸水したと思われ、自衛隊の協力を得ながら災害ゴミを出していました。
小沼の自宅近くにも阿賀川があります。
阿武隈川の土手の方が高かったように感じましたが、この高さの土手を越えてくるとは……自然災害おそるべし、です。
今後、いつ阿賀川が氾濫・決壊するかはわかりません。明日は我が身と肝に銘じました。
災害ゴミが道路脇に出されている光景を目の当たりにして、自分たちが被災しなかったことに安堵するとともに、改めて被災された方々が希望をもって生きていけることを強く願いました。
第1回目のボランティア治療は無事に終了し、今後は木曜・土曜の夜間がメインになります。
さすがに会津からは夜間だけ出向くことは難しいため、隔週の日曜日に参加することになりそうです。
8年前、単独でボランティア治療の活動を行っていました (過去のブログへ移動)が、あのときの経験が役に立っています。
『受けてよかった』の笑顔をみせていただけるよう、微力ながらサポートさせていただきます!