忘れるということは無関心ということ

香害

昨日・今日とお日様が顔を出しました。

気温はそれほど上がった感はないものの、やはり真冬に太陽が拝めるのは貴重ですね。小沼は診療の合間に意味もなく外に出て日光浴していました。

明日から年末年始に向かって、また雪の予報が出ておりますが、さすがに初回(12/18)を超える降雪はないかなと楽観的に考えてしまいます。

雪の神様に波動を送りつつ、大難を小難に、小難を無難にしてもらえるよう応援しています。まぁ、初回の雪のときも波動を送っていましたが、あのときはあまり届かなかったのか、届いていてあの降雪量だったのか。

何事も良い方を取るようにしていくと幸せになれるので、今回は後者を取ることにしましょう(笑) さぁ、年末年始の雪はどうなりますでしょうか。

そういえば、今日が仕事納めという方もおられるようです。一年間お疲れ様でした。そして、仕事納めまでもう少しという方(小沼含めて)、あと数日ですから気合いれて乗り切りましょう。休みなく年末年始も仕事だという方、本当にご苦労さまです。あとでゆっくり休んでくださいね。

 

さて、年間に数回来院される患者さんがご来院。前回はお盆前でしたので久しぶりでした。

とは言え、秋には一度コンタクトを取ってくださったのですが、当日予約、且つ、予約枠に空きがない状態で敢なくお断りした経緯があります。

それで、前回はかなり無香料に近い状態だったのですが、今日はひどく臭う。シトラス系の脳にガツンと来る成分です。ビーズかな?

もちろん、本人は嗅覚が順応(麻痺)してますから解っておらず。一番困るやつです。

 

両コメカミに鈍痛を感じながらもなんとか施術を終えました。

すべての窓を数 cm 開けながらの施術でしたので、終わるころには『ちょっと寒いんですけど』と、おぬかしになられます。

えぇ、寒いのは解ってますよ。小沼も寒いですもん。

でもね、「無香料への対策が全然不十分で窓を開けざるを得ない状況にしたのは○○さんですから」ってつい口が滑ってしまいました。小沼の口はいつもよく滑ります(笑)

 

クサイ、寒いに関係なく主訴は大幅に軽減し、患者さんも満足された様子(寒かったことだけ不満そうでしたけど)。

お帰りの際にもう少しニオイについて対策をお願いしますと伝えたら『今日は着替えるの忘れて来ちゃいました』って平然と言うんですよ。

あー、忘れちゃいましたかーなんて返すはずもなく、きっちりとお伝えしました。

小沼のことだけじゃなく、その後に来院される患者さんのことなどまるで視野に入っていないからこのようなルール無視ができるわけで、受け入れる側からしたらたまったものじゃありません。

 

「愛情の反対は憎しみではなく、無関心だ」と故マザー・テレサが言いました。

あれだけ口酸っぱく伝えているのに忘れるということは当院や小沼のこと、香りが苦手な患者さんのことに関心がないってことです。

たとえば楽しみにしていたライブを観に行くのにチケット忘れませんよね、自分の将来が決まる受験に受験票は忘れませんよね、飲酒しちゃったことをつい忘れて運転なんかしませんよね。

つまり、自分にとって大切な物事については忘れることはないんです。今日来院された患者さんにとって、当院は大切な場所ではないからルールを無視して来院できるんです。

じゃあ、なぜ予約してまで来院するのか? 大切な場所じゃないのに施術を受けに来るのか? このあたりの心理については理解できません。おそらくは自分が辛いからそれを楽にしてくれる場所という認識はあっても「大切な場所」という認識はないんじゃないかな。

無香料で行こう、今日はニオワないかな、この服で迷惑にならないかな、そんな気遣いは一切なく、自分の身体だけが楽になればいいと思っているのでしょう。

 

もし同じような境遇の方がいて、無香料で来てくださいと言われ、そこが小沼にとって大切な場所であったならば自宅の香料製品をすべて捨てて無香料にするけどなぁ。

協力している自分に心酔するメシア症候群だったとしても、結果的に相手が快適に過ごしていただけるのであれば、なんぼでも協力しますよ。

無関心な患者さんからこのような対応をされればされるほど、当院の無香料ルールはどんどん厳しくなっていきます。いずれは来院拒否につながってしまうというのに。

来院拒否はお互いにとって不利益を被るので最終手段ですが、当院のルールを忘れて来院されたことにひどくショックを受けてしまいました。

 

今このブログを書く手はずっとシトラス系のニオイが取れません。シャボン玉石けんで何度洗っても駄目なんです。臭すぎる。

どうやったら伝わるのか、どう言えば響くのか、試行錯誤は続きますが、さすがに今日はガッカリしてエネルギーが急速に減ったので心が折れそうです。

その反動で当院のルールをより厳格化してしまいそうになるのを必死に抑えている自分がいます。

こういうときは喜びをイメージしてニヤニヤしたいと思います。

しかし、身体も心もつらい。はぁー。

 

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