先に喜びをイメージする

日々雑感

週末、大雪警戒と報道されていましたが、蓋を開ければ前回の 1/3 程度で済んだ会津若松(他エリアは知りません)。

こちらにとって都合がいいように天気が外れてくれるのは結構なことですが、ニュース番組の天気予報では相当に煽ってましたからねぇ。やれホワイトアウトだの、何年前の猛吹雪とそっくりだの。

大丈夫ですと予報しておいて大丈夫じゃなかったときの方が問題になりそうなのは解りますが、もう少し伝え方があると思うんですよね。

小沼も煽りを真に受けた一人であり、患者さんの予定を変更させていただきましたが、変更しなくても良かったのではないか?と思えるような時間帯もあったのは確か。それでも、遠隔治療を受けて喜んでいただけたので、機会を与えてくれた雪には感謝しております。

まぁ、そんなこんなでクリスマスも終わり、世の中は一気に年末年始ムードにシフトチェンジしていきます。

当院も残すところあと4日と半日になりました。今年の疲れは今年の内に。予約枠を広げてギリギリまで受け入れますので、少しでも気になる症状がありましたらご連絡ください。

 

さて、年末が近づき、今年一年の集大成ということでお仕事モリモリの方も多いかと思います。

そうした中で仕事の進捗が芳しくないなどの理由から、失敗や不安を常に抱えながらお仕事している方もいらっしゃるでしょう。

これは別に仕事に限った話ではなく、たとえば受験勉強や資格試験、現状の時世など数えればキリがないほど不安や心配は尽きないと思います。

特に日本人は遺伝的にみても「不安気質」であることは有名で、世界でもっとも不安を感じやすい人種であるとも言われています。

災害大国であることなど、様々な仮説が立てられていますが、詳しい理由はよく解っていません。

ちょっと横道に逸れますが、アメリカに住む親戚が言うには『日本人って出かける前によく「気をつけてね」っていうでしょ? あれ、なにか悪いことが起こる前提の言葉であって、こっちでは全く言わないんだよね。それなら「楽しんでね」の方が全然良くない?』って。

たしかに……。お国が違うとは言え、改めて言われると日本人がどこまでもネガティブ思考なのかがよく解ります。

 

そういう小沼も不安を感じやすい人間の一人。日々の診療でも「来院される患者さんの香りに不安を感じ」、「納得してもらえる施術ができるか心配」しています。また、良さそうなセミナーがあって申込みをしたあとに抽象的な不安にさいなまれキャンセルしようか悩む、なんてことも(笑)

パニック障害に「予期不安」というものがありますが、これも先々の不安が強すぎて実際に具合が悪くなってしまう現象です。

不安を実現化させてしまう方がいる一方で、不安や心配の9割程度はほとんど「取り越し苦労」であることも解っています。

そう、不安や心配って実は想像以上に実現しないんですね。

また、不安や心配を実現化させる能力が人間にあるならば、その逆もあるということ。

つまり、「先に喜びをイメージする」ということです。

 

不安を感じやすい日本人からしたら、物事が終わってもいないのに喜びをイメージするなんて無理!って声が聞こえてきそうですが、上述したように良いことも悪いこともイメージ通りに実現する能力があるならば、その能力は良い方に使った方が気楽です。

仕事でミスしないか心配、先行きの見えない計画に不安しかない、といったお気持ちも解りますが、「仕事でミスすることなく、さらに上司にほめられた」とか「スムースに計画が進んでいい仕事ができた」とか、ホクホクできるようなイメージを持っておくことが大切じゃないかと思います。

不安を感じやすい小沼ですし、上述したように心配ばかりしながら診療していたわけですが、「先に喜びをイメージする」をするようになってからは、不思議とストレスや不安が少ない状態で過ごせるようになっています。

 

ただ、不安や心配を感じることは別に悪いことではありません。

人類が災害や飢えから生き延びてきた歴史の中で注意喚起の意味で発達してきた感情だと思うからです。

ですが、「不安や心配を感じたまま行動することが悪い因果を作り出している」ということにも気づきましょう。

そして、そこから脱却するには「先に喜びをイメージする」ことで悪い因果をなくすことができます。なくすことはできないかもしれませんが、大難を小難、小難を無難にすることは可能です。

勝手な妄想でいいんです。二ヘラ二ヘラしてしまうようなものでも構いません。そうすることで、気づけば極度の不安や心配は感じにくくなっていますから。

まぁ、基本的にネガティブ民族の日本人ですから、無理やりポジティブ思考にするのもストレス(というか素直に、心から喜びをイメージできない)になりますが、これは訓練だと思って日々少しずつ続けていきましょう。

石橋を叩いても渡れないほどの慎重派な小沼が言うんですから(笑) ぜひお試しください。

 

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