先々月のことですが、九州朝日放送の『アサデス。』という番組で化学物質過敏症の内容が放送されました。
そのときの動画が観られますので、お時間ある方はぜひ。
https://kbc.co.jp/asadesu_kbc/detail.php?mid=1&cdid=14582
内容としてはかなりライトな感じではありますし、目新しいことはありません。
でも、これまでも CS に関する内容の放送はいくつかされてきましたが、ここまでハッキリと「柔軟剤」というワードを出して放送したことは素晴らしいです。
今や柔軟剤を販売している P 社、K 社、L 社といえば、テレビ局の大・大・大スポンサーなわけです。
ですから、コンプライアンス的にも絶対無理なので、そういう番組を作ろうと思っても潰されてしまう。
おそらく、この番組は上記企業がスポンサーになっていなかったのだと思います。
動画の中で医師が『70~100万人』と仰っていましたが、確定診断を受けた人がその数というだけであって、日常的に香り成分によって体調被害を訴える方はその10倍だと思われます。
また、動画の中では『ニオイに反応する』みたいな感じで取られてしまうような編集でしたが、香りで具合が悪くなのではなく、それらを構成している成分で具合が悪くなるということも理解していただきたいですね。
つまりは、イソシアネートやアクリルアミドという凶悪な成分に反応するということです。
これらの成分は柔軟剤や抗菌洗剤だけでなく、ありとあらゆる香り成分に含まれています。整髪料、シャンプー、制汗剤、香水、床拭きシート、消臭剤などなど、挙げたらきりがありませんが。
今の日本は本当に臭すぎます。海外から来た方がみんな言ってますから。
過去にあった水俣病やカネミ油症などの公害がありましたが、今の香害もまったく同じ流れを歩んでいます。
『因果関係がハッキリしない』という理由で調べることも規制することもせず、企業の言いなりになって毒を垂れ流す国が日本です。
この国はどこに向かっているんでしょうね。
コメント