惜しい出来事

今日はカラッとしたよい天気。

ちょっとカラッとしすぎていて、乾燥がすごいですけれど、お日様が出ているだけで気分よし、ですね。

明日は気温が上がるようですが、週間の予報を観る限り、気温は平年並みを横ばいみたいです。ちょうどよい気温で推移するのは身体がラクですね。

梅雨も今年はどうなるんだろう。ちゃんと降るのかな。

強めの乾燥なのですでに雨が欲しい小沼です。

 

さて、このところノーフレグランスな方々からコンタクトをいただける機会が増えてきました。大幅に増えているわけではありません。微増です。世の中、そんなにノーフレグランスな方いませんしね。まだまだ少数派な我々です。

それで、せっかく機会をいただけたのですが「惜しい」って感じの方がほとんどで、もう少しご理解とご協力をいただけたらと思い、今日のエントリーにいたします。

 

なにが惜しいって、シャンプーは無香料、香水はつけない、車の芳香剤も使わない、でも洗濯洗剤は CM でやってるやつ、みたいな感じです。同じようなパターンで香り付き洗濯洗剤と柔軟剤は使っていないけど、シャンプーは香り付きとか。

そこまで無香料なのだから、完全無香料化まであと少しなんです。でも、その「あと少し」が難しい(のかな? 小沼にとっては簡単ですけど)。

ですので、せっかくコンタクトいただけても当院としてはお受けすることができません。

「完全無香料の状態で来院できること」
これが当院の掲げる最低ラインであり、最上級に求めるものです。💉済みの方もお受けできませんが、それよりも優先度が高いのはノーフレグランスであるか、ないか、です。

 

先日、コンビニで治療院の電話代を支払っていましたら、レジを担当してくださった方から『あの、治療院の方ですよね?』って声をかけていただきました。

そういうシチュエーションってまずないのでちょっと焦りましたが、少しだけお話をさせていただきましたが、シャンプーが香り付きなので「惜しい方」でした。

一応は当院でお受けできる条件をお伝えしたけれど、レジに並ぶお客さんもいたし、あまり理解できなかったもしれない。もし、このブログを読まれているようでしたら、ついでに 香害のページ も読んでいただいて理解を深めていただけたらと思います。

そして、無香料の状態になれましたら、再度コンタクトをとっていただけたら幸いです。

 

そういえば、コンビニのレジの方、小沼が「化学物質過敏症なんです」って言ったら、『あー大変ですね』っておっしゃってた。つまり、CS のことを識っている方なんだな。

にも拘わらず、香り付きのシャンプーはやめられない(バッシングする意味はまったくありません)。やはり CS というのは、都市伝説的な存在なのかもしれない。ご家族や同居人にいないと CS の方が反応しないような製品を使うことってないものね。

小沼の場合は、主に香料製品に反応しますが、塩素系漂白剤にも反応します。あと、今の季節だと虫除けスプレー。イカリジンなんか人体に影響ないとか、年齢や使用回数に制限がないから大丈夫とか言ってますけど、息吸えなくなるぐらい苦しくなります。あれはダメなやつ。

さすがに来院される患者さんで漂白剤クサい方とか、入ってくる直前に虫除けスプレーを散布しました、なんて方はいませんので、今のところは無問題ですけど、既存の患者さんでもいつそのような行為を行うか分かりませんのでね。※これを読んでいる既存患者の皆さんはおやめくださいね

 

で、最近感じるのは「完全無香料」という部分の理解度の乖離です。

当院が理念として掲げている完全無香料とこれから行ってみようと思われる方の完全無香料に差があるようです。毎日、たくさんの方からメールをいただき、それに返信しているうちに気づきました。

言い方がキツくて申し訳ないけれど、おそらく患者見込みの方が想定している完全無香料は「甘い」んです。考えが甘いんです。完全という部分に都合のよい解釈が入っています。「これくらいで大丈夫だろう」というね。

だから、例えばメールで予約してきたとしても、よくよく尋ねてみると『これから無香料に替えます』な返答が多いんです。いや、それじゃもし予約取れても来院までの間に無香料にはなれないから。数年先の予約なら実現可能ですけど、数日先、1週間先の予約ではまず間に合わない。

メールした時点で香り付き製品を使っているということは、家中がフローラルであるということ。仮に間に合わないからと新品の衣類を買っていただいても、家中がプンプンなんですもの、それに移香するのは目に見えてる。その状態で来ていただいても完全無香料には程遠いわけで。

知らないのはしょうがないです。まさか自分が使っている洗剤や柔軟剤が家中のすべてのものを香料汚染していることなんて解らないから(嗅覚が麻痺してますから解るわけない)。完全無香料というのはハードルが高いことは承知した上で患者さんおよび患者見込みの方にはお伝えしているんです。それも覚悟を持って、です。

ですので、ちょっと行く前に無香料製品に替えればいいか~なんて軽く考えている方がいましたら、それは大甘な考えですのでしっかりと香害のこと、CS のこと、当院の理念を理解し、さらに実践してからコンタクトをお取りいただきたい。

 

そして、再度ご理解をいただきたいのは、

  • その香料が命にかかわる
  • 香りを治療院に一切持ち込まない(持ち込ませない)

ということ。

単純に香りの好き嫌いで患者さんや患者見込みの方に伝えてません。命にかかわるから無香料で来てくださいって言ってます。

また、あなたが香りを感じていなくても小沼は余裕で解ります。つまり、私はそんなに臭いませんは通じないってこと。あなたの尺度でニオう、ニオワないを決めないでくださいってこと。

香料で身体中がしびれ、痛んだ経験ありますか? 香料で呂律が回らなくなったり、記憶がなくなったことありますか? 香料で体調を崩し、仕事を辞めなきゃいけないところまで追い込まれたことがありますか? 小沼はすべてあります。というか、CS の方は皆さん経験済みだと思う。今でも窓を閉め切っているのに隣家の柔軟剤臭にやられ、家の中で失神している方もいるでしょう。

知らないとは言え、そのことを理解せずに表面上だけ無香料化されても困ります。なんとなく無香料じゃダメなんです。だからこその「完全無香料」という言葉なんです。だから、その対応は「甘い」って言ってるんです。

 

ちょっとヒートアップしてきましたので、今日はこの辺にしますが、解らないなら知る努力をしてください。そして、実践してください。そこまでしていただいて、ようやく当院で予約が可能になります(上から目線でほんと申し訳ないですけれど)。

香料製品をやめてもいないのにご予約のコンタクトはご遠慮ください。これは小沼個人の問題だけなく、当院にお越しになっている香りが苦手な患者さんを守るためでもあります。

完全無香料の意味をよーくお考えください。

 

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です