クサイ人は避けられてしまう

今朝は冷えました。久々の氷点下。

ただ、真冬のそれとは異なりますね。今朝も治療院の掃除をしましたが、手袋なしでもへっちゃらですし、掃除している内に身体がぽかぽかしてきました。真冬では掃除をして身体がぽかぽかになることはありませんでしたので、やはり春がもうすぐそこまで来ているんですね。

花粉症はその日にもよりますが、最初に症状が出始めたころと比べると落ち着いています。また気温が上がるとどうなるかは分かりませんが、今年は例年に比べて症状の出方がおかしいのでイレギュラーな症状だったと思いたい。

一昨日からマスクは任意になりましたが結局ほとんど誰も外していないという(小沼の周辺だけの話。他は知りません)。知事も外さない県民に対して『思いやりがある』とか素っ頓狂な発言をしておりまして、もはやこの国は新コロに精神を殺られてしまったなと思います。

きっとスギ花粉が終わってもヒノキの花粉が~とか、夏風邪が~とか、イネの花粉が~とか、ブタクサが~とか、インフルエンザが~とか言って、外さなくてもいい理由をその都度考えるのでしょう。

外すも外さないも「個人の判断」ですから別にどうでもいいんですけど、この3年間でまったく学習しなかった人々がウロウロしているわけですから、気分はとても悪いですね。

 

さて、今朝の話。

数ヶ月前から自宅のオイルタンクがそろそろ老朽化しているので新しく買い替えようという話が出ておりまして、実際に何件かの会社に連絡を取りました。

何件かの会社は古くから我が家と取引のある会社さんなので信頼しています。

ところが、古くから取引実績のある会社さんにはしないと母が切り出しました。理由は『みんなクサイから』。

たしかにそっち系の会社の方々って強烈な柔軟剤臭・洗剤臭を放ちます。しかしながら、今まではそれでもお仕事を依頼したりしていたのですが……。どういう風の吹き回し?

そっち系の会社の従業員はたしかにクサイ。本当にクサイ。なので、母がそのような決断をしたことも頷けます。

 

当院は5年前から香害を認識し、4年前からノーフレグランス鍼灸院を運営しています。

香り付き柔軟剤や合成洗剤などの香料を日常的に使用している方は何人たりともご予約をお受けすることはできません。換気しても消えない香料、使用者が触れたものはすべて香料が付着しどんなに掃除しても取れず、さらにその香料がこちらにこびりついて取れない。

そして、その香料で頭痛やめまい、吐き気、四肢のしびれ、記憶障害などが起こります。エビデンスはないかもしれない。メーカーも安全だと公言してますし。でも、実際にダントツで柔軟剤と合成洗剤の香料で症状が出ます。

ですから、自分の身を守るため、CS もしくは CS 気味の患者さんを守るために香料使用者はシャットアウトさせていただき、ノーフレグランス鍼灸院を貫いているわけです。

香料使用者はどのレベル(市町村/県/国)で見ても大多数です。そこに異論はありません。その大多数の受療希望者をお断りしていくのですから機会損失は半端ないことも以前から何度か書いています。ノーフレグランス鍼灸院を標榜するとき、そこは想定済みでしたので全然焦っていません。むしろ、クサイ人を相手にしなくていいので肉体的にも精神的にも非常にラク。

 

それで、今朝の家族の話を思い出すと、少しずつですが香料使用者にとっても機会損失が出始めているなぁという印象です。長年信頼して仕事を頼んできた会社に対して「クサイから」という理由だけで別の会社に頼むってすごいことだと思います。

「あの人、クサイから仕事頼めない」っていうのは今後、本当に少しずつですが増えていくと思います。これはどの職業にも言えることです。まぁ、完全オンライン・他人に会わず自己完結できる仕事は問題ないかもしれませんが。

クサイ人は避けられてしまう。これは本能的に見ても至って普通のこと。臭くないと思っているのは嗅覚が麻痺した自分だけ。嗅覚鈍麻も極まれば他人に迷惑をかけている感覚もなくなるのでしょう。憐れですね。

 

当院は数年前からクサイ人を避けています。これからも避けていきます。

受療希望者さんはまず全身無香料の準備ができてからご連絡ください。

おそらく市内、福島県内でもこんな条件を設けているのは当院だけでしょう。だから、他の治療院に行けばいいって話なんですが、もしかしたらこれから先、うちのような治療院や店が増えてくるかもしれない。さて、そのとき香料使用者はどうするんですか? って話です。また別の店を探しますか?

柔軟剤や合成洗剤などの香料成分の依存性も報告されていますし、衣類についた香料は数年経っても消えることはありません。すべて廃棄という可能性も高いですね。衣類だけではなく、この香料はありとあらゆる場所に付着し、永続的に香り続けるよう設計されています。簡単にいうと家中、すべてのモノがクサイんですよ。

そんな状態の中で完全無香料なんて無理な話。家も衣類も家具もすべて交換しないと無香料なんて手に入りませんから。それほどヤバい日用品を毎日何も考えずに使っているということにいつ気づくでしょうかね。

 

CS も花粉症と一緒で「突然、発症します」。去年まではなんとも無かったのに今年になって突然に花粉症デビューという話はよく聞きます。CS も一緒です。

ただ CS の場合は去年までなんて長いタイムラグはありません。昨日までくらいですね。そして発症したが最後、ありとあらゆる化学物質に反応するようになります。小沼の場合、そこまで行く前に対策を始めたので最悪の状態は免れましたが、それでもギリギリ。

まさか柔軟剤で!? と疑う方も多いと思いますが、それはあなたが「とりあえず今は」大丈夫だからですよね。絶対ではありませんが、いずれ CS を発症する可能性は誰にでもあります。そしてその日は今日かもしれないし、明日かもしれない。

無香料製品に切り替えることをオススメします。早ければ早い方がいいですよ。クサイから避けられるという機会損失は誰にでも起こりえますから。

 

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

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