今日は祝日ですがブログ更新。珍しいことしてますね(笑)
次の日曜日に次女は資格試験。この資格を得るために専門学校に進んだと言っても過言ではないでしょう。
オンラインに特化した学科ではありますが、資格試験前ということで、きちんと実地で学ぶ必要があり、1週間の内5日間の通学です。
月曜・火曜と通学し、夜に帰宅して今日は自宅学習。
木曜・金曜と通学し、夜に帰宅して土曜日は自宅学習。
そして、日曜日に資格試験。
※月と木はビジネスホテルに宿泊(火と金は夜に帰宅)
と、これまでとは比べ物にならないほどハードな日程です。
最終日に試験とか、どんだけスケジュール組むのが下手なんだという、親目線の愚痴はおいておき(1週間強化合宿して最終日に試合みたいなものでしょ)、しっかり乗り越えてほしいと思います。
離れていても毎日遠隔で調整しているので調子いいみたいです。実は次女、触れられるのが大の苦手なので物理的な治療は向いていないのです。遠隔を習得していて良かったです。
親として次女が資格試験をクリアできるよう、全力でサポートしていきます。
こちらのシャンプー・リンスは無香料だと思ってエントリーしたのですが、後日になって天然エッセンシャルオイルが混入していることが確認されました。無香料ではありませんので購入する際はご注意ください。 |
さて、先日ある患者さんから『まだ髪の毛からニオイしますよね?』と言われました。
普段は香料入りのシャンプーを使っているけれど、当院にお越しになる前日は無香料のシャンプーで洗髪してくださっているとのこと。とてもありがたいことですね!
正直な話、サロン専売シャンプーとは異なりますが、市販品のシャンプーも年々その香料が強くなっている傾向にあり、前日に無香料のシャンプーを使っても香料はまず落ちません。詳しく経過をみたこともないので確実なことは言えませんが、完全に無香料の状態になるにはおそらく1週間くらいかかると推測します。
こちらの患者さんは「キュレル」をお使いのようでしたが、近所のドラッグストアでの取り扱いが徐々に減るなど、買いにくい状況になりつつあるそうです。
それで、「牛乳石鹸」の無香料シャンプーもお勧めさせていただいたのですが、最近うちの家族が近所のホームセンターで無香料のシャンプーとリンスを見つけてきたのでご紹介します。それが上の画像。
DCM、いわゆるケーヨーデイツーのプライベードブランド( PB )です。
企業ですから、ちゃんとリサーチをした結果、無香料シャンプーとリンスに需要があると踏んで PB 化したのでしょうから、きっと通年商品になっているはずです。
防腐剤と着色料、合成香料が入っていないだけで、デカデカと無添加と表示するのはいかがなものかと思いますが(笑)、まぁ一度つかったら数日は香料が取れない市販品よりは全然いい商品だと思います。
ちなみに、洗剤やシャンプー、スキンケアなどの日用品は国によって「何が添加物」なのか定められていないのが現状です。それ故に、無添加と謳って販売されていてもメーカーによって「何が無添加なのか」が違います。
今回ご紹介した PB シャンプーは防腐剤と着色料と合成香料ですが、他社の場合は防腐剤だけ入っていないから「無添加表示」もあり得るわけです。
なお、最初に書いておきますが、これ以降の内容を要約しますと「無香料というだけで身体には優しくない」ということになります。
成分表示はこんな感じ。どこが無添加やねん!ってツッコミはなしで。舌を噛みそうな成分がたくさん入っています。
第2主原料のラウレス硫酸 Na に着目してみましょうか。ほとんどのシャンプーや保湿化粧品、クレンジング剤に入っている界面活性剤です。高い起泡性と洗浄能力があり、近年ではこの成分の配合率が増えています。企業からしたら、単価が安いというのが配合率が増えている一番の理由でしょうね。
ちなみにキュレルにもラウレス硫酸 Na が入っていますし、牛乳石鹸の無香料シャンプーにはラウレス硫酸 Na ではありませんが、それに近い成分が数種類入っています。
易分解性であり、環境への負担も少ないと言われています。また、洗浄力、ツヤおよびぬれた毛髪のクシ通りに優れていることも報告されています。
似た名前の「ラウリル硫酸 Na 」というものがありますが、こちらも界面活性剤なのですが、非常に強力で洗い残しがあると頭皮に炎症を起こすことが多数報告されています。
そうなると、高い洗浄力、満足な泡立ち、易分解性のあるラウレス硫酸 Na って安全なんだね~と思う方もおられるでしょう。それも間違いではないのですが、「安全」と言い切ることもできません。
たしかにラウリル硫酸 Na と「比べたら」低刺激性ではありますが、基本的には「高い洗浄能力を持つ」ことには変わりありません。ということは、頭皮の皮脂を取りすぎてしまうということも言えるということです。
頭皮のバリア機能が弱まり、逆にかゆみやフケが出やすくなるリスクもあります。また、髪質の低下もしやすくなるでしょう。もちろん、すべての方に頭皮ダメージが入るわけではありませんし、一生そんなこととは無縁の方もいると思います。
結局のところ、市販品の合成シャンプーについては「石油精製品の塊である」以上、どれも似たりよったりです。強い香料が入っているか、いないかの差くらいじゃないでしょうか。易分解性を謳っていても純石けんのそれには敵いませんし。でも、小沼ふくめ香料被害に遭っている方からしたら無香料製品を使っていただけることが支援になります。
本当であればシャボン玉石けんやミヨシをお勧めしたいところですが、シャンプーだけは純石けんだと髪質に合わないという方がわりと多く(パサつく、髪の癖が強くなるなど)、結局は無香料の合成シャンプーをお勧めすることに留まっています。
合成シャンプーにはたとえば髪のうねりを穏やかにする成分が入っていたりします。純石けんのシャンプーにはそれがないため、「合わない」と判断されてしまいます。
ただ、やはり身体のことを考えると、長期的にこのような合成製品を使うことはお勧めできません。ラウレス硫酸 Na は皮膚の透過性も低いことから安全であるという試験データも見たことがありますが、果たして本当に公平性が保てている試験なのか、その試験を支援する団体はどこなのかなど、不透明なところが多く、試験結果だけからラウレス硫酸 Na が安全だとは判断できません。
最後に本当の意味での無添加シャンプーの成分表示をご紹介。
「水、カリ石ケン素地」以上。
昔ながらの製法を守りながら、ポンプタイプという現代版に昇華させている純石けんのシャンプーです。こういうものを「無添加」と言います。3種類くらい入れていないだけで無添加は名乗ってほしくないですね。
髪質に合わない方はいらっしゃいますが、頭皮や身体のことを考えたら通常はコレ一択です。
※と書きながら、小沼は長年「湯シャン」ですけど