県南からお越しの大工の S さん、2回目の施術。なかなか回復しない腰痛が心配になり、知人の勧めで来院されました。
普段から腰は痛いものの、痛みがひどくなると整形外科に通って電気治療を2,3回受け、楽になったら治療を止めるというパターン。
今回もいつもと同じパターンだったわけですが、違っていたのは整形外科での治療を2,3回受けても良くなる兆しが見えてこないという点。
ということで、県南からわざわざお越しいただいたわけです。
初診の施術で腰が立つようになり、痛みも大幅に減少。
2回目にお越しいただいた際、『車から降りると、いつもへっぴり腰になって痛みがなかなか引かなかったけど大丈夫になったよ』とお話していただきました。
元々の腰痛は25年という年代物。すぐ良くなるものではありませんし、S さんの希望は「今の痛みを良くしたい」ということでしたので、それが成就されたことで施術を受ける必要性はないと判断しているようです。
ですので、本当であれば施術を継続させていただきたかったのですが、ご本人の意見を尊重して2回で終了となりました。
S さんとの会話で印象的だったのは、現在の大工さん業界の変化についてでした。
個人的なイメージですけど大工さんってどこでもタバコ吸ってる印象があります。
ところが最近の大工さんは自由にタバコが吸えないようです。現場には喫煙所が設けられ、場合によっては喫煙所がないところもあるとか。
大工さんがタバコをふかしながら作業しているイメージでしたが、例えば家を建てている現場でタバコを吸うと、壁紙を貼る前のコンパネに臭いが付いてしまい、最悪の場合はコンパネの打ち直し(業者負担)になるそうです。火事の恐れもありますしね。
家主の希望もあって、ノースモーキングな現場が増えているそうですよ。また、現場でタバコが吸えないなら、とタバコをやめる大工さん仲間も多いとか。
健康増進法が平成15年に施行された後、喫煙所が激減しましたよね。それと共に嫌煙家が増え、タバコは忌み嫌われる存在になりました。
それから10年以上が経過して、公共施設では喫煙所がないのが当たり前になり、まさか大工さんの現場にまでこうした流れが来ているとは想像していませんでした。時代ってやつですかね~?
ちなみに当院を建てるとき、大工さんはプカプカ煙を吐きながら作業されていました。もちろん、コンパネを中に打ってからは禁煙でお願いしてましたけど。
禁煙に協力いただいた大工さんには感謝です。
コメント