霰粒腫と麦粒腫

毎日お暑うございます。

今は二十四節気で「大暑」ですから、暑いのが当たり前ではありますが、さすがに平年の気温と比べても高い日が続いています。

水分と塩分(ナトリウムは駄目よ)をしっかり摂取することだけではなく、快眠・快食・快便・快汗など、栄養や疲労、ストレスも緩和させていかないと熱中症は予防できません。

来週から「立秋」に入ります。今この時期を上手に乗り切りたいものですね。

 

 

さて、数日前から左目の下まぶたに麦粒腫(ものもらい)が出来ました。普段から目を触れることはほとんどなく、左目もまったく触れていないんですけどね。ボケボケの写真で申し訳ありません。

実はこの2週間くらい前にも左目の下まぶたに霰粒腫が出来て、塩水で洗眼して自然治癒したところだったので正直ショックを受けております。連続ですから。

どうせ眼科に行っても抗菌目薬しか処方されないし、それで効果が出なければ切開されて無理やり排膿されるのは目に見えています。ですので霰粒腫と同様に自然治癒させる方向で動いています。

 

 

まずは温熱療法。お湯で湿らせたタオルを5~10分、1日に3,4回当てるだけ。血流が良くなり、痛みの緩和と治癒力促進を狙います。

……なんですが、毎回タオルを用意するのも面倒だし、すぐに冷たくなってしまうのが難点です。

ということで、夏場はまず絶対に使わないであろう使い捨てカイロが重宝します。12時間は熱い状態を維持してくれますので朝から夜まで使えます。

注意点としては最高温度に達しているときは折りたたんだティッシュペーパーなどを緩衝材にしないといけないところでしょうか。

 

 

それからレンコンをすり下ろしたものをパックにして就寝時に左目に当てて寝ています。目に吸い付いて朝まで外れません。さすがに横向きになると落ちてしまいますが、そのときは気づいたときにまた目に乗せればいいだけです。

身体が必要しなくなると何度乗せても落ちまくる不思議。

 

 

寝ている間にレンコンが毒素を吸い続けてくれるためか、翌朝は中身が汚い茶色に変色しています。酸化して色が変わっただけじゃないの? という懐疑的な方もおられると思いますが、裏側は真っ白なままです。酸化していたら両面が変色すると思います。

 

 

『鍼灸師なのにツボは使わないの?』という声も聞こえてきそうなので、上記に併用してツボも使います。ただ、個人的には背中も使いたいのですが一人では無理。あくまでも手が届く範囲のツボに対して、アロパシー的な使い方になります。

人差し指の第二関節のところに「沢田流・二間」があります。ここに灸をすえています。

 

 

それから肘の近くにある「曲池」というツボにも灸をすえています。これは鍼灸界の重鎮・伊藤瑞凰先生に教わったツボ。

当時、鍼灸の専門学生だった小沼は麦粒腫を患いまして、学校に講師で来られていた伊藤先生に『曲池にお灸をすえてみなさい』と教えていただき、同じクラスの仲間にせっせとお灸をすえてもらった記憶があります。

その記憶をたどりますと残念ながらお灸で良くなることはなく、眼科で痛みに耐えて排膿してもらったのですが、今思うのは「ツボの位置がずれとるやないかい!(笑)」ってこと(上画像の赤矢印のところ)。

学生だった頃はあそこが曲池であると信じ、灸の痕(つまりヤケドの痕)が残るほど施灸したのですが、位置がズレていたら効果は半減どころかゼロですよね。まぁ、若気の至り(過ち?)ってやつです。

今はちゃんとツボが取れていますので大丈夫です。

 

というわけで、左目の下まぶたが少し腫れていたり、赤みを帯びていたり、小さなふくらみが気になるかもしれませんが自然治癒するべく頑張ってますので、ご理解いただけたら幸いです。

ちなみに麦粒腫は伝染りません。感染性角結膜炎などの場合は感染力がえげつないのでドクターストップがかかりますが、今回は安心してご来院ください。もし心配だったり、怖い場合は小沼が治癒してからお越しくださいね。

自分では感じていないけれど、7月の療養期間にずいぶん抵抗力が落ちていたのかもしれません。そして、今もまだ尾を引いている状態なのかもしれません。

早く良くなろうと意識すればするほど悪くなるのは既知の事実。麦粒腫ふくめ、完全に抜けきるまでもう少しかかりそうです。

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

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