無香料の日(6月5日)

朝から気温がぐんぐん上がっております。

東北地方はまだ梅雨入りしていませんが、この様子だと気温の高い梅雨になりそうな気配。

基本的にはできるだけ自然に近い状態でいたいので、エアコンはまだ使っていませんが、微妙に蒸し暑いのもストレスになりますよね。窓を開けても熱を帯びた風が入ってきますし、柔軟剤クサイし。

近日中に治療院のエアコンの試運転を開始する予定です。

週末はエアコン ON かなぁ。

 

 

さて、6月5日は語呂に合わせて「無香料の日」でした。

当日にエントリするつもりでいましたが、ストロベリームーンの方をエントリしてしまい、遅ればせながら当院もこれについて書きたいと思います。相変わらず、最後の方は脱線を繰り返し、もはや無香料に日の話題じゃなくなっているかもしれません。あらかじめお伝えしておきます。

 

上画像はシャボン玉石けんさんが全国版の新聞やネットサイトに掲載した意見広告です。2回目の意見広告ですね。

おそらくはシャボン玉石けんさんの職場には CS の方はいないと思いますが(不詳)、コストをかけてまで伝えようとしてくれる姿勢には頭が下がる思いです。

実際のところ、香料ユーザーにどの程度響いているのかは解りませんし、正直なところほとんど届かないどころか、気づいてさえいないのではと推測していますが、こうしたアクションを起こし、これを継続していくことが大切だと感じています。

企業だからできる、のではなく、我々香害に苦しむ一般人も害悪メーカーにメールや電話をすることもできますし、小沼も定期的に文句というか陳情というか、要請というか、そういうものを届けるようにしています。

香害の被害に遭っている方々は現在も少数派です。しかし、その少数派が声をあげず、サイレントマジョリティ化したらメーカーや香料ユーザーの思うつぼ。とにかく小さくてもいい、少なくてもいい、1mm でも前進しないことには物事は動きません。他力本願で叶うほど、甘くない世の中です。

 

香害について、人工香料で体調不良になると知ったところで、香料ユーザーも行動を起こしてくれないと解決しない問題であると考えます。

よく、香害について問題提起すると『そんなのメーカーに言え』と突っぱねる方が多数おられますが、そうじゃない。たしかにメーカーが変わってくれないと根本的な解決は難しいですが、買い物は投票という観点から考えれば、そういう商品を買い支えている人たちも問題なんですよ。

メーカーの『安全性に問題ありません』を鵜呑みにして使い続けている間に自分や家族の健康、環境を蝕み続けていることにすら気づかない低リテラシー。「メーカーに言え」じゃなくて、その商品が人体的にも環境水準的にも本当に安全なのかということを調べもせずに買って応援していることがおかしいんです。

いつも言ってます。メーカーはあなたの健康について興味なんかないよって。CS は突然に発症し、とても大変なことになります。普通に空気を吸うことが難しくなり、ただ生きるだけが本当に大変。

もし発症原因のひとつが香り付き柔軟剤や合成洗剤だったらどうしますか。メーカーに怒鳴りますか。説明を求めますか。現状、CS や香害被害に遭っている方々がこのような対応をしていますが、キレイにスルーされていますよ。

他人に迷惑をかけてまで使う日用品って何でしょう。蛇口から出てくる水を汚染する日用品って何でしょう。明日は我が身といいますが、後悔先に立たずともいいます。CS を発症してからでは遅いんですよ。特に小さなお子さんほど解毒力も低いのだから、将来的に花粉症よりも CS 患者の方が多い時代が来るかもしれない。

 

いい香りだから、衣類が柔らかくなるから、は根本的にメーカーによって脳が洗われた状態だということに気づきましょう。

正しい洗濯方法で洗えていれば香料も柔軟仕上げ剤も必要ありません。

汚れが落とせていないから臭うわけですし、合成洗剤を使うから衣類が固くなるんです。逆にいえば、無香料じゃない人は正しい洗濯方法を知らない人ってことです。

本物の富裕層が柔軟剤や合成洗剤を使っていると思いますか。答えは NO です。彼らは私たちよりも健康志向が高く、庶民が使うものは絶対に使いません。それはなぜでしょうか。そこに答えがあります。よく考えましょう。

 

誰だって自ら不健康にはなりたくないですよね(まぁ、中にはそういう方もいますけれど)。

しかしながら、特に日本は工業製品にしろ、食品にしろ、およそ国民の健康を守ろうとする気概がほぼありません。むしろ、悪くなることを望んでいるかのような規制のゆるさです。となれば、自分の身、家族の健康は自分たちで何とかしなきゃいけないってことです。

そこで「メーカーが安全だと言っているから」を本当に信じられますか。毎日買い物かごに放り込んでいる ”安かろう・悪かろう” の商品で本当に健康を害しないと自信を持って言えますか。その ”安かろう・悪かろう” の商品を買うことでメーカーを応援し、メーカーはさらに害悪な商品を作り続けることを予測できませんか。

 

香害という問題は単純に香りの好き嫌いではなく、人口香料で体調が悪くなるというだけではなく、柔軟剤などの害悪商品を買い支えているユーザーに責任があるという問題です。もちろん、製造販売するメーカーにも責任はあります。

これは香害や柔軟剤に限った話ではなく、上述したように買い支え、買い物は投票という考え・問題が根底にあります。少し高くても健康と環境に良いものを選ぼうという思考が日本人にはほぼないので、CM でやってるもの、SNS で人気のものを気軽に選びすぎなんです。

メーカーも売れるから製造販売を継続しますし、どんなに健康や環境に負荷をかけようが【買ってくれるから売る】んです。

購買者が勉強して買わなくなればメーカーも売らなくなります。そこはシンプルなんです。でも、買う人がいるから作ります。

 

メーカーが成分を改良してくれることに期待はできません。となれば、購入者が賢くなる外ないでしょうって言ってます。

『そんなことはメーカーに言え』なんて恥ずかしい言動ですよ。「自分は健康にも環境にも低リテラシーな購買者で、よく解らないから買い支えしています」って言ってるのと同義ですから。

3年以上続く騒動と一緒で ”考えること” が苦手で放棄した結果が今です。香り付きの水道水が出てくるような世界にしてきたのは、こういう人たちです。

まだ自分たちに返ってきていることに気づけておらず、これで大切な子どもたちに未来を残していけるのでしょうか。

柔軟剤だけじゃない、香害だけじゃない、すべては根っこでつながっています。いつになったら気づけるのかなぁ。

 

無香料に日ということで香害について書きましたが、書いているうちに根底にある問題の大きさに気づき、脱線を繰り返してしまいましたね。

あらためて「買い物は投票」の大切さを感じました。香りがどうのこうのじゃなく、それを買う人たちの問題であると再認識しています。作る方が悪いという意見もごもっとも。でも、買う方も悪いよ。

結局は需要と供給の話ですよね。もちろん最初はメーカーによる供給が勝手に始まるわけですが、それを買うか買わないかは購買者の判断。柔軟剤や合成洗剤も買う側にメリットがあるとは思いますが、デメリットの方が上回ってますよね。デメリットについて考えられないのなら、思考停止です。もうちょっと考えましょう。

もうちょっと考えることができないのに「メーカーに言え」とか言えるのも興味深い。自分が使っている商品が人や環境にどのように影響していくのか俯瞰できない視野狭窄なんですね。まぁ、だからこそ調べもせずに CM を鵜呑みにして買い支えするわけですが。

無香料の日に「香害=人工香料の害だけじゃない」と認識できたのは個人的にとても大きい。買い支え、成分表示の無理解、B 層。いま起こっている様々な問題の根底にあるのは、無理解者による行動によるものだとも認識できました。

いつまでもマスクが外せないわけだ。

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

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