遠隔治療を一旦停止します

無事48才になりました。

化学物質過敏症にはなりましたが、それでも五体満足に産み、育ててくれた両親に感謝。

今日まで次女が新潟でスクーリング。誕生日のお祝いは先日してもらったので今日は普段通りに過ごしています。

 

さて、少し前に遠隔治療についてエントリーしたところですが、この度、諸事情ありまして治療を一旦停止することにしました。

諸事情なんてカッコつけましたが、シンプルに言えば主宰から一方的、且つ、強制的に除籍とされました。

事が起こったのは昨日のことでして、まだ完全には落ち着いていないのですが、吹っ切れた想いの方が強く、結果的に言えば手放せて良かったのかなと。

 

初めて仙台で講習を受けたときから違和感はずっとあったんです。

例えば、

  • どういう治療なのか、そのアウトラインがまったく説明されない
  • 主宰の自己紹介や挨拶もない(名前を知ったのは受講後、半年以上経過してから)
  • 講習会参加者の中には不調者もいましたが完全スルー
  • 基本的な部分の説明は端折って、応用編ばかり解説する

などです。

国家資格を取得して20年以上。これまで様々な講習会やセミナーに参加してきましたが、ここまで酷い講習会は今のところ仙台の講習会だけです。

普通は講習会で得たものが大きく、患者さんに還元できる!とワクワクするものですが、この講習会だけは終わってもモヤモヤ感に占領され、ワクワク感は非常に少なかったことを記憶しています。

まぁ、それでも治療の効果に惹かれていましたので、主宰の人間性がダメでもなんとか受け入れようと努力しましたが、結果的にみればやっぱりダメでしたね。

 

主宰がよく使う言葉に『~だと思います』『~だそうです』というものがありまして、その曖昧な表現はプロが使ってはいけないもの。最初に抱いていた違和感は日に日に大きくなるのでした。

臨床の場で医師や施術者が『~だと思います』と患者さんに言ったら三流ですよ。言われた側は「え?思う……なの?」って安心も納得も出来ないじゃないですか。

ですので、付かず離れずの距離を保っていたのですが、昨日ついに事件が起きてしまいました。

 

事の発端は主宰がグループ LINE で発言した『脱臼、骨折、断裂は一瞬で治るそうです』というもの。

程度にもよると思いますが、脱臼、骨折、断裂といった急性症状が一瞬で治る。しかもお得意の「(治る)そうです」に疑義が生じたわけです。

断裂は別として、脱臼も骨折も「整復」といって、骨や関節を元の位置に戻してから固定するのがセオリー。個人的にはこれをすっ飛ばして「一瞬で治る(そうです)」と言うものだから、さすがにおかしいと思って意見したんです。

整復することもなく脱臼や骨折が一瞬で治るというのは原理原則に反している。また、開放骨折や粉砕骨折の場合、一瞬で治るなんて到底無理だと。

 

 

そうしたら、主宰から個人的に LINE が届く。

いや、信用出来ないとか、そういう問題じゃないでしょと思っている内にグループ LINE から追い出され除籍処分となりました。

まぁ、新年度に入る頃には辞める予定だったので、タイミングが早くなっただけですから別にいいんですけど、今回の措置を受けて主宰もこの集まりも完全に狂っているなぁと感じました。

『信用出来ないなら辞めてもらって結構』って独裁じゃないですか。そもそも信用に値する体験を提供できてもいないくせして何が信用だよ。説得力も語彙力も人間性もないのに主宰なんかやってるなよ。

 

まぁ、「1回の治療で良くなる」「他の治療は受けちゃダメ」辺りから我慢の限界に近づいてはいたのですが、さすがに脱臼、骨折が一瞬で治るの件は個人的に容認できませんでした。

そして、意見することも認めてもらえない環境であり、イエスマンしか残さない集団に未来はないと思うんです。いや、相当リーダーシップの高い人がぐいぐい引っ張っていって、どんどん結果を出していくならいいんですけど、

この集団は臨床に出たこともないド素人が主宰を取り囲んで「先生、ありがとうございます!」「さすが、すごいです☆彡」と褒め称えるだけで受講生の結果がまったく出ていない。主宰の発言は数ヶ月先、数年先を見越したものが多いので、そのときになってみないと結果が分からないというのもモヤモヤします。これで信用しろと言われてもね……

小沼も数十件ほど遠隔治療をさせていただき、結果的にみれば 100% ではないものの、効果が出ていることを考えるとあながちウソではないと思っているところですが、いかんせん受療者にかかったバイアスを否定することができず、またエビデンスが得られる類のものでもないので評価が非常に難しい。正直、自分で波動を飛ばして得た結果だとしても、すぐに信用できるほどお花畑じゃないので。

 

なお、小沼が追い出された後、脱臼、骨折が一瞬で治るについては洗脳された方々から援護射撃が入ったようです(なんで知ってるかは秘密)。

その中には

戦時中の粉砕骨折が十分治療できずに固まった四肢が、(波動治療を受けることで)強烈な電気が走ったのち正常に動くようになったという報告がいくつもあるといいます【一部抜粋】

そういう記録があることは知ってる。でもね、小沼が聞きたいのは「受傷直後」なの。後療法としてならリハビリの代わりになるだろうし、波動エネルギーで治る例があるのは認めます。受傷直後に一瞬で治るんでしょ? それを聞きたかったのに除籍されちゃったからなぁ。

また、こんな発言も。

エネルギー的治療は一瞬なんですよね。ただ、タイムラグはどうしても仕方ないかと。だから気がついたら治っているんですよね

「一瞬」を履き違え(笑) いや、そういう一瞬じゃないでしょ。一瞬で治ると言っているんだから、その場で治らないと。タイムラグは仕方ない? 目の前に骨折したであろう患者さんがいて「一瞬で治ります」と豪語しているのにタイムラグは仕方ないと伝えて患者さんは納得するの? 臨床に出てないからこういうトボけた発言をするんだよ。

「だから気がついたら治っているんですよね」もさ、急性症の患者さんを目の前にしてそんなこと言えるのかって話なんだよ。自然治癒力で治るなら波動治療なんていらなくない? って思わないのかな。

開放骨折にしても「一瞬で治る」なら、飛び出た骨はどうするんだって話だし、破れた皮膚や組織の縫合、神経へのマイクロサージャリーが必要でしょうに。

 

まぁ、今となっては除籍された男の遠吠えにしか聞こえないかもしれないけれど、これからこの治療法で開業を目指す人もいる中で、こんなにも医学知識が欠乏している状態では患者さんが不幸になるよ。

知識は後付でも勉強すればいいけれど人間性に問題のある方が多そうですし、単純に頭でっかちになっちゃってて臨床に出たら全然役に立たないパターン。へたすりゃ訴訟問題に発展するよ。

例えば腰が痛いと訴えている方に治療を行います ⇒ 他の治療は受けられませんので良くなるまで様子を見てください ⇒ 全然良くならないけど施術者に他の治療は受けるなと言われているから様子みるしかない ⇒ 相当悪化したので精密検査受けたら骨ガンだった ⇒ 担当医師からもっと早く検査していればなんとかなった ⇒ 何もできずに昇天 ⇒ 遺族が波動治療を行った施術者を訴える

あくまでも例ですが、こんな流れ、免許持ちでもある話なんですよ。となれば、免許持ちでもなく臨床経験もない素人さんだってあり得る話なんですよね。というか、治療「だけ」できる人が量産されることは危険きわまりないわけで。

ですので、除籍された今、被害に遭う方が出ないことを祈るばかりです。

 

小沼が自分で決断して講習会に参加したのですから、そこに後悔はないです。ただ、遠隔治療を楽しみに、そして期待してくださっていた方々にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。

おそらく除籍されたことにより、遠隔治療を行うスキルも没収されていると思われ、その確認が済むまでは遠隔治療を停止させていただきます。

まさかこんな結末になるとは。そして、主宰や取り巻きがこんなに狂っているとは夢にも思わなかったな。せめて自分の意思で辞めたかったな。後悔はないと書きましたが、ここだけが心残りですね。

以上、長文・乱文、失礼しましたm(_ _)m

 

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

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