5月も半分が終わりました。
そして、気づけば2022年が始まって半年になろうとしています。
雪片付けやコロナ、年度切り替えなどで毎日があっという間に過ぎてしまった感があります。
先日来院された患者さんの今年の目標が「痩せること」だったのですが、どうも進捗状況は芳しくないようです。
2022年、1/3が経過しましたが、皆さんが立てた目標の達成割合や進捗状況はいかがでしょうか。
まだあと1ヶ月半あるとは言え、気づけば半年経ってしまいますから、一度立ち止まって目標の確認をしてみるのもいいかと思いますよ 🙂
さて、先日の福島民報の一面です。
県内の一部エリアでメタボ割合が改善しないというネタでございました。
この分析結果、4年~6年前のものということで何を今更という感じもしなくもないですが。
全国平均を上回っており、と相変わらず煽ってますが、そもそも県民の中で超真剣にメタボ対策を行っている方ってどのくらいいるんでしょうね。
個人的な推測ですが、まぁおそらく、ほとんど意識していないんじゃないでしょうか。
また、上述したように4年~6年前のデータを分析したということですので、これまだコロナ騒動前なんですよ。
コロナ騒動が始まって、ステイホーム(死語 😆 )なんていう、バカバカしいことをやっていたこともあり、メタボ指数は爆上がりしていることでしょう。
ちなみに、いま『ステイホーム』なんて言ったら、恥ずかしくて死にそうですね(笑)
当時はみんなが必死に守ってましたよね。小沼は守ってませんでしたけど。
それで、メタボ割合が改善しないことについては原因があります。
超真剣にやろうとしていないってのも大きな要因かと思いますが、一番はそもそもの「対策が間違っているから」。これに尽きます。
やれ減塩しろだの、やれ中性脂肪をコントロールしろだの、やれ運動をしろだの、ぜーんぶ見当違いの対策もいいところ。まぁ、運動だけはいいかもしれない。
そして、その間違った対策をメタボ(予備軍含む)に説明だけして、あとは丸投げにするから余計に期待通りの結果がでないんですよ。
これって何かに似てませんか? そうです、コロナ対策ですね 😀
ソーシャルディスタンスもマスクも消毒もワクチンも全部効果なし。というか、それらを守っている人ほど感染してる事実。
ここに気づけない人たちですから、メタボ対策が間違っていることに気づけるはずもなく。
そして、ここでも悪い影響を与えているのがメディアになります。
【 テレビのオワコン化が近い「終わりの予兆(TOP3)」を元テレビマンが解説 】
2年くらい前から露骨なほど企業案件のテレビ番組が増えてきました。
コンビニの人気商品をプロ料理人がジャッジ、ファミレスで人気のメニュー TOP10、業○スーパーで何を買ったか聞き取り調査、芸能人が推すネズミの夢の国のアトラクションなどなど、
多くの方がこのような番組を観たことがあるはず。
詳しくは上にリンクした動画を観ていただくとして、日頃このような番組を観ていれば、影響と洗脳されやすい B 層が多い日本人ですから、すぐに飛びつくわけですよ。
仮にメタボに真剣に取り組んでいる方でも「チートデイ」という便利な言葉を使って( GW 小沼も使いましたが 😆 )、栄養はなく添加物まみれの加工品を満足気に爆食するわけです。
そりゃ、メタボなんて解消できるわけないですよ。
そもそも超真剣にメタボ対策に取り組んでいる方の中で、口に入れる物が本当に安全なのかを意識している方ってほとんどいないと思う。
低カロリー(中にはゼロカロリー)がいいと勘違いしている人、野菜は大切といいながら残留農薬に無頓着な人、減塩の意味を理解していない人、悪い油で作られたスーパーの惣菜物ばかり食べてる人……こんな人ばっかりじゃないですかね。
そして、露骨な企業案件と同じくらい支持されているのが「簡単調理系」の番組やコンテンツ。
代表的なのが冷凍食品とレンチンです。
時短調理、洗い物も少ない、安くておいしい。こんなフレーズがあったら魅力的に感じちゃいますよね。
でも、そこに大きな落とし穴があるってこと、気づいている人いますか?
○務スーパーの企業案件もそうですけど、すでに下調理されたものを使って安くて便利を前面に押し出していますが、その下調理されたもの『本当に安全ですか?』と問いたい。
安いから、便利だからというところにフォーカスしちゃうと裏の成分表示や原産国なんて絶対確認しないんですよ。
冷凍食品もレンチンも時短調理(調理と言うのかしら?)でお手軽なのは認めます。
でもですよ、ちゃんと栄養価まで考えて摂取してます?
これは冷凍食品だけでなく、加工品やコンビニ弁当にも言えることですが、エンプティカロリーといって栄養素は空(エンプティ)なのにカロリーだけはバカ高いものを指します。
つまり、栄養素はゼロ、且つ、身体にとって害になるものしか入っていない食品(旨味・糖質・悪い油の塊)を言います。食べれば食べるほど不健康まっしぐらです。
さらにレンチンしますでしょ。サイクロトロン共鳴が起こって栄養素が破壊されます(分子を摩擦させて熱を発生させる原理なので、その摩擦が激しすぎて壊れる)。さらにガン化しやすくなります。冷凍食品でいえば容器もやばいですね。 ※長くなってしまうので「ポリカーボネート」で検索してみてください。
農薬・添加物まみれ、栄養素ゼロ、ガン化……この部分をカモフラージュするために「手軽・安い・おいしい」という言葉で釣ってるわけですね。
ちなみに超有名動画共有サイト Y で検索窓に「レンチン 栄養素 破壊」と入れると、レンチンで栄養素が壊れるのはデマ!っていう動画ばかり出てきます。さすが検閲・情報統制がしっかりしている Y ですね。
まぁ、動画投稿者の顔(顔相)を観れば、嘘ついてんなぁ~くらいはすぐにわかりますけど 😆
少し横道に逸れましたが、普段からこういうものを食べている時点でメタボ対策なんて意味ないんですよ。
例えばメタボ予備軍と言われて、これこれやってくださいと説明受けると思いますが、『自然塩を摂りましょう、農薬は避けましょう、加工品やファミレスはダメです、レンチンなんて最悪です』なんて言われませんでしょ?
そういう大切な部分の説明をせず、さもエビデンスがあるような内容(減塩や減カロリー)を推してくる。これでメタボは減りませんよ。
まぁ、メタボだけじゃなく、病気自体が減りません。
こういう便利なものが登場するようになってから様々な病気が増えてきています。
食と病気の歴史を紐解くのも勉強になると思います。
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