立春を過ぎてから雪が降ったり、最低気温を更新しています。
いきなり春になるわけではありませんし、期待しすぎもありますが、そろそろ寒さと雪が落ち着いてきてくれると助かりますね。
とは言え、雪が解けるのは早いですし、同じ設定で暖房を使っていても寒さを感じにくくなっていますし、やはり真冬とは違うのかなと思います。
さて、昨年末のことですが、シャボン玉石けんの友の会だよりで行っていた企画に応募したところ、安部司さんの料理本が当選しました。
これまでの人生の中でプレゼント企画に応募して当選したことなんて片手で数えられるくらい。まぁ、そもそも応募しないから当たる確率も低いわけですが(笑)
ちなみに、シャボン玉石けんの友の会は会員制(有料:年会費 2,000円)。公式サイトで買い物すると常に1割引になるので年会費は簡単にペイできます。
『プロの手抜き和食「安部ごはん」』という本で、魔法の調味料の作り方から始まり、ジャンルを問わないオススメ10品、肉料理、魚料理、野菜料理、麺料理、米料理、作り置きおかずなどなど大ボリューム。
あまり時間をかけずに安全でおいしい料理が作れると評判で、続編も好調のようです。
とても役立つ、良い本をいただけてうれしいです。
安部司さんといえば、
総合商社の食品課に勤め、食品添加物の営業に従事していたが、ある日、自宅の食卓に自分が開発に関わったミートボールを発見し、自分の子供たちに食べさせたくないものを自分が作っていたということに初めて気がつき、愕然とした。ほどなく会社を退職。( Wikipedia )
という経歴があり、やんわりと食品添加物のデメリットを伝える活動をされている、食品添加物の表も裏も知り尽くした方です。
なお、Wikipedia は X のコミュニティノートみたいになっていて、やはりこのジャンルにはアンチが多いのだと実感します(笑)
その安部さんが自ら開発したレシピ本ですから、そこには例えば MSG を使わない調理工程になっていて、安全でおいしい料理が再現できるようになっています。
5種類の「魔法の調味料」をまず準備することから始まります。料理のベースとなる調味料を変えていくことが大切ですし、ここを間違えると意味がありません。
妻も長女も気に入っていて、さっそく本のレシピ通りに作ってくれました。もちろん、おいしいです。
とにかく最近はレンチン調理、MSG 推進派のよく解らない料理研究家がたくさん。上画像とかほんと意味わからん(笑)
彼らが発信するレシピで作ればおいしいと思いますよ。脳がそのように感じる添加物を使うわけですから。
短時間で調理できておいしい、しかも安く済むとなれば、誰でも飛びつきますけど、その代償として失っているものが確実にあるはずなんですよね。
ですので、ごくたまにそういうレシピで調理して満足感を得るならいいと思いますけど、常食するものではないと思います。重積したものがあとでどうなるかなんて誰にも解らないので。
それから、最近の料理教室ではレンチンしない、MSG 使わないとかだと受講者が集まらないとか。世も末ですね。
食品添加物は薬品なんかと一緒で「単体のみの毒性に焦点をあてている」ことが問題だと思います。
もちろん、単体で見た時に毒性があるものは使っちゃいけないのは誰でも解ること。
問題だと思っているのは、毒性がなく安全だと言われている添加物が「数種類・同時に身体に入った場合にどのような化学反応を起こすのか」が解っていないということ。これは薬も一緒。
以前も書きましたが、
- 安息香酸ナトリウム
- ビタミン C(アスコルビン酸)
この2つが混ざると毒性の高い「ベンゼン」が生まれます。
安息香酸ナトリウムは防腐剤として、ビタミン C(アスコルビン酸)は酸化防止剤として、一応は安全と認められている添加物。
しかし、この2つが混ざるとベンゼンが発生する。
どうですか、これでも安全だと言い切れますか?
安息香酸ナトリウムは栄養ドリンクなんかに入ってますし、ビタミン C はペットボトルのお茶なんかに入ってます。
栄養ドリンクを飲みながら、ペットボトルのお茶を飲む。周りを見れば、みなさん普通にやってますよね。
単体で毒性はない(もしくは低い)と主張する意味は解ります。でもね、口から入るものに単体だけってのは不可能。
今回もベンゼンを例にしましたけど、世の中(特に規制がゆるゆるの日本)では単体での摂取しか想定しないで論じられている部分がまぁ多い。
無添加調理が面倒だからと安くて適当な調味料を使い、さらに味◯素を使っちゃうとか、やばいことだと認識しましょう。
自分の身を守るには識る事が重要で、さらにいえば行動を起こすことが大切です。
まずは無添加調理や自然料理の本を手に取ることから始めるだけでも大きな進歩じゃないでしょうか。
あなたの身体は食べたもので出来ているのですから。
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