今日あたりから気温が上がってくる予報です。週末は30℃を超える日も出てくるとか!
皆さま、エアコンの準備はいかがでしょうか。
我が家も数年前に突然暑くなってエアコンつけたら故障していた……という苦い経験をしています。
どうぞ早めの点検・起動確認をしてくださいね。
さて、暑くなってくると衣類や汗のニオイが気になる(と CM に洗脳された)方々が増えます。
その結果、どうなるかといいますと、いつもより多めに柔軟剤を入れるという暴挙に出るわけですが、そうなると周囲にいる人たちは強い香料にさらされるわけですね。
いつも書いていますが、洗濯洗剤の選び方が間違っているため、汚れが落ちず、部屋干し臭が強くなり、生地も固くなり、だから柔軟剤を使うというループに入ります。
しっかり汚れが落ちていれば生地からニオイが出ることもありませんし、固くなることもありません。
これ、メーカーのマッチポンプということに気づいている人、どれくらいいるでしょうか。
少し話が逸れましたが、この時期はニオイの強い合成洗剤や柔軟剤をドボドボ入れる方が増えるため、下水も大変なことになっています(実際、柔軟剤や合成洗剤のニオイが強いことに時期は関係ありませんけども)。
ということで、こちらの投稿を貼ります。
下水が芳香剤くさい! と。
投稿された東京農工大学の先生はこの道40年の方のようですが、いわゆる一般的な下水の臭さに加えて芳香剤クサイのは初めてだとおっしゃっています。
なお、投稿には合成洗剤の芳香剤の臭いと書かれていますが、それだけではなく柔軟剤も含まれていると推測しています。
小沼からしたら当たり前のことであって、下水のみならず、海水も柔軟剤くさいのは既知の事実です。
7,8年前からサーファーの間では有名な話です。海から上がると口や鼻の中、ウェットスーツが柔軟剤クサイと。
香り長持ち系の合成洗剤や柔軟剤で洗った衣類を2,3年、まったく着ずにクローゼットに押し込んでいてもブランクを感じさせないほどフレッシュな芳香を放つのですから、普通に考えて下水処理されたとしても香料成分はまったく消えることなく放出されるでしょう。
海洋生物の体内だけでなく、自然豊かな山間の湖の底からも香料成分が確認されています。
メーカーはどういう気持ちで技術を開発しているのでしょうか。自分たちが世に出す製品が環境破壊の一役を担っているという気概はないのでしょうか。
おそらく柔軟剤を使っている方の多くは自分たちの出す排水がどうなっているかなんて考えもしないし、そもそも興味もないと思います。
下水が芳香剤くさいこと、海水が柔軟剤くさいこと。この意味を理解できず、これからも自分がいい匂いに包まれていたいからという理由で使い続けるのでしょう。
身勝手の果てに自分たちに返ってきて気づくのでは遅いと思うんですけどね。
これから暑くなって、さらに柔軟剤マシマシの日々が増えることでしょう。
下水処理場も大変ですね。
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