周辺の山々が真っ白になってきました。
そろそろ平地にも雪片付けをするほどの降雪があるかもしれませんね。
新年にむけて、いろいろと準備をしていたこともあり、気がつきゃブログも放置しておりました。まだ準備は全然おわっていないのですが、ここで書かないと年末まで放置しそうなので……。
院内掲示物の印刷、年賀状、ニュースレターなど、ToDo リストをつくって優先順位を決めて消化しています。
結局、ギリギリになりそうですけど、間に合わせないといけませんね。
さて、先日のこと。数年前に来院していた患者さんからコンタクトがありました。
お話している間に患者さんの顔が浮かんできて「あぁ、あの方か」と理解できるまで少し時間がかかりました。それくらい来ていないということ。
まぁ、鍼灸院ふくむ治療院というのは、最終的に患者さんが来なくなるようにする場所。ですから、数年来ていないというのは正しいことではあります。
ただ、この患者さん。小沼の記憶違いでなければ『もう治ったのでキャンセルします』って直前に電話してきてそれっきりでした。たしか症状は芳しくなく「もう治った」も嘘だよなぁって思った記憶もありますから。
それで、当院がノーフレグランスを標榜する前に来ていた方でしたので、いつも通りの説明をしましたら『香りがあるものは使っていない』と。ほぅ。
お風呂用品(ボディーソープなど)は皮膚科で売ってるものを使っているとのこと。
嫌な予感がしたので確認してみたら、単純に ”自分は香りがないと思っている” というレベルの話でした。
自分では香りがないと思っている=無香料じゃないんですよねぇ。
まぁ、皮膚科で買ったものが無香料ではないと決めつけたわけではないですが、経験的に無香料じゃない場合が多い。
無香料生活をしているのか尋ねてもしどろもどろ。猫を飼われていて、猫砂はフレグランス付きだし、洗濯洗剤はアタック使用ということでゲームオーバー。
挙句の果てに『先生がマスクすればいいんじゃない?』ときた(笑)
マスクして対応することは可能(したくないけど)。既存患者さんが誤って香料をつかってしまった際はそうすることもありますが、基本的には小沼がマスクしなくてもいいように患者さんに理解を求めているので。
マスクして施術したとして、あなたが帰ったあと室内やベッドなどに残って取れない香料はどうするおつもり?と聞くと『あ……』。
結局、自己都合でキャンセルも厭わない方というのは、どこまで行っても自己都合の塊なんですよね。自分のつらさが少しでも解消されるのであれば関係ないっていう。
せっかくご連絡くださったけれど、当院のルールを遵守できない以上、ご予約をお受けすることもできず。個人的な感情としては必要なくなったらキャンセルしてでも離れようとするその性根が気に入らないので、きっと無香料でもお受けしなかったと思う←医療者としてどうなの?って言われそうだけど、医療者である前に人間なので。
『あのときは治ったけど、また痛くなったみたいです』なんて、最後の方は情に訴えかけるようなトーンで話をしていたけど、人間は変わらないし、またキャンセルされるおそれがあるので丁重にお断りさせていただきました。
「自分のつらさが少しでも解消されるのであれば関係ないっていう」と書きました。これは小沼にも当てはまること。患者さんがつらいと言っていても無香料で!と突っぱねるクズです。
ただ、それを自覚しているのか無自覚なのかは大きな差。小沼はダメ人間です。自分の都合を相手に押し付けております。はい。
んで、この患者さんはフレグランス付き猫砂をつかっていたみたいなんですけど、ペットにも香害や CS があることを飼い主が知らないケースってかなり多いんですよね。
Facebook の投稿を貼りますが、以下に翻訳も記載します。
猫を飼っている人たちへ:
この3週間、私たちが経験した恐怖を共有したいと思います。
私たちはまず、彼女の右の鼻の穴から排液が出ていることに気づきました。ほとんど透明で、くしゃみもかなりしていました。獣医に連れて行ったところ、上気道炎だと思われました。私たちは抗生物質を投与し、その場を後にした。
一週間後、排液は増えて血まみれになり、食欲も落ち始めていた。再び獣医に電話すると、フードに加える別の抗生物質と免疫強化剤を取りに来るように言われた。
その日曜日、彼女は食べなくなり、飲まなくなり、孤立し、トイレにもあまり行かなくなった。
この時点で、何も役に立たなかった。彼女は死にかけ、私たちはそれを知っていた。金曜日は一日中泣いていて、家の中で何か違うことをしていたかと考え続けていた。一ヶ月ほど前、アダムはとてもいい香りのする壁掛けディフューザーを見つけた。私はすぐにコンセントを抜き、窓を開け、扇風機をつけた。金曜日の夕方には、ミト・ニャーが歩いて来てくれるようになった。土曜日の朝、彼女は午前4時45分にニャーニャー鳴きながらお腹が空いたと私を起こした。鼻水は止まり、食事も摂れるようになり、バランスも良くなっていた。
さらに調査した結果、これらのディフューザーのいくつかは動物にとって有毒であり、猫にとっては鼻の高さにあるため、より深刻な反応を示すことがわかった。
オードリー・ヴァン・ダイン・タッカー&アダム・スコット・タッカー
9月18日12時49分
動物は人間よりも感受性が高く、解毒力が低い。
だから、人間が大丈夫でも動物がダメなものが存在します。もちろん、その逆もありますけど。
ディフューザーに限らず、こうした香り製品というのは人間が勝手に「良き」と解釈して使い始めるけど、人間よりも鋭い嗅覚をもつ動物からしたらノーサンキューなわけで。
フレグランス付き猫砂も猫が望んだものではなく、排泄物のニオイを減らすために人間が勝手に作っているもの。飼われているペットからしたらたまったものではないでしょう。
それらが原因だと思うけれど、ここ数年でペットのアレルギーや謎の肝障害などが増えています。超絶きつい香料の洗濯洗剤や柔軟剤をつかった家庭で飼われているペットもかなりヤバイ環境だと思うよ。
ペットを飼うなら無香料がデフォルトってこと。無知な飼い主のもとに迎えられたペットが不憫でなりません。
ひどいケースだと、犬の毛にファブリーズを大量噴射する飼い主もいるって話。自分に噴射されたら嫌なものをペットには平気でやるのが人間です。ペットを飼う資格なし。
それでもすべての人間、ペットに香料の毒素が該当しないから難しい問題。うちのペットは大丈夫ですけど?で片付けられてしまうから。
とは言え、ペットを飼うなら無香料生活が必須です。
いつものごとく、まとまりのない文章になりましたが、今日はこれでおしまい。
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