「香害・化学物質過敏症」啓発講演会

毎日、うんざりするほど暑いですねぇ。さすがにバテそうです。

お風呂に入ってもなかなか汗が引かず、入浴前と同じ状態になってしまうのがなんとも勿体ないように感じてしまいます。

でも、暑いからといってシャワーだけで済ますのはご法度です。

「熱い」と感じる温度の湯に入って、しっかり体温を上げて汗をかきましょう。

お風呂は肌をきれいにする儀式だけではなく、体温を上げること、湯船に浸かって重力から解放することも重要な内容です。むしろ、そっちの方が大切ですかね。

肌をきれいにしても免疫は増減しませんが、体温を上げたり、重力から解放することで免疫が上がります。

面倒がらず、どうぞいい入浴をしてみてくださいね。

 

さて、7月16日にシャボン玉石けん主催の「香害・化学物質過敏症」啓発講演会が開催れました。

ちょうど土曜日の午後ということもあり、ライブで参加することができなかったのですが、アーカイブとして動画サイトにアップされましたので視聴させていただきました。

約1時間50分の動画です。長いので時間があるときにご視聴いただくか、28分~の坂部貢先生のご講演とパネルディスカッションを視聴するのもいいかと思います。

 

坂部先生のご講演はかなりアカデミックのものであり、もしかすると一般の方には難しい内容かと思います。

個人的になるほどと思ったところを抜粋します。

 

 

匂い(臭い)は嗅覚が感知することはご存知のとおりですが、好きな香りを嗅いでいるときと不快な香りを嗅いでいるときでは脳の働きが異なります。低下していると言った方がいいでしょうか。

本来であれば匂い(臭い)は大脳辺縁系(簡単に言えば本能の部分)で処理するようですが、不快な臭いに関しては大脳新皮質(人間らしい情動を作る部分)に投射されることが分かったと。

小沼は本能の部分で拒否しているとばかり思っていたのですが、大脳新皮質で拒否しているからこそ、様々な異常感覚が出てくるんですね。

 

 

「香り長持ち」「超消臭」と謳う合成洗剤や柔軟剤が出てきたのは、マイクロカプセルという技術が出来上がってからだと言われています。

そして、正比例するかのように香害や化学物質過敏症が急増しました。

通常であれば香料成分というのは剥き出しの状態なのですが、今の香料製品はマイクロカプセルに包まれた状態です。

触れたり、擦れたりすることでマイクロカプセルが弾け、そこから強烈な香料が噴き出す仕組みです。

剥き出しの香料はすぐにニオイが無くなりましたが、この技術によりいつまでも持続する香料となりました。別の言い方とすると「追い香料」みたいな感じですね。

だから、数年使わない衣類からも、まるで昨日洗濯したみたいなニオイがするのはこのためです。

 

それで、マイクロカプセルの主成分は猛毒イソシアネート(イソシアン酸エステルの総称)です。

ポリウレタン製品にとって必要不可欠な原料の一つで、接着剤、塗料などにも使用されています。

かなり広い用途で使われていて、台所にある洗浄用のスポンジなんかもイソシアネートです。

最近でいうとウレタンマスクもイソシアネートですね。

柔軟剤や合成洗剤はアレルギーが起きやすい香料を猛毒の膜で包んでいる。もうこの時点で洗濯に使っちゃいけないと思うのですが。

人体にはもちろん、環境にも負荷をかけていることが分かると思うのですが、どうしても見栄えのいい CM に騙されてしまうのでしょうね。

以前、下水が芳香剤クサイという Facebook の投稿を取り上げましたが、下水や雨水が柔軟剤くさいということはマイクロカプセルの為せる技。

PM2.5 よりも小さいカプセルですから、浄水場の設備を簡単に通過するわけですね。

そして、次々にカプセルが破裂しながら香料を撒き散らして河川を汚染しています。

 

 

坂部先生のご講演の最後に予防原則という言葉が出てきました。

意味は画像に書かれているとおりであり、日本は四大公害病だけでなく、様々な公害問題を経験してきた稀な国であるにも関わらず、過去から学習することもなく香害問題も同じ対応をしています。

健康影響や社会的影響をゼロにすることは難しい(不可能かも?)としても、影響がすでに生じている時点で動けないというのは本当にマズいことだと思っています。

2年半続く騒動の💉もそうですが、あと20年くらいしないと射った国民も動かないのでしょうね。

 

 

最後によしりんの Facebook の投稿をシェアします。

文字数が異常に多い上、Facebook の仕様により、最後まで読めないのが残念ですけど、嗅覚異常はパーキンソン病や認知症を起こすと書いてあります。

また、嗅覚異常は咀嚼不足から起こるとも。

普段から強烈なニオイの合成洗剤や柔軟剤、ルームフレッシュナー、消臭剤、カーコロン、シャンプー・ボディソープなどを使っている方はすでに香料を身体が受け止めきれない状態になっていると思います。

そうした商品を使い続けることは嗅覚異常を引き起こし、最終的には難病と言われている病気に罹患する可能性もあるということです。

ちなみに投稿にもありますが、嗅覚異常には気づけないとあります。つまり、小沼もそうかもしれませんが、嗅覚に異常が起こっていてもそれに気づく術がないと。

坂部先生のご講演にも認知症のファーストスクリーニング(最初の検査)に嗅覚テストをするとあり、現行医療でも嗅覚異常と認知症の関係性を理解しているということです。

 

柔軟剤や合成洗剤をやめると「他人の柔軟剤が臭く感じるようになった」と言われますが、これが正常なんです。

いい匂い~なんて言っている内は難病に片足を突っ込んでいる状態だと言っても過言ではないでしょう。

もちろん、香料製品をやめて嗅覚が正常化しても咀嚼不足が残っていては意味がありません。

早食いの方に癌が多いのは既知中の既知ですが、しっかり咀嚼することはとても大切です。最低でも30回はもぐもぐしましょう。

 

他人にもニオイの被害を与え、気づかぬ内に自分の身体もむしばむ香料製品。

それ、本当にほんとうに必要なものですか?

せめて成分表示を見てみて、知らない化学物質の害をネット検索くらいして欲しいものですね。

 

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

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