ここ数日、やわらかな芳香を感じると思ったら金木犀でした。あぁ、もうそんな季節なんですね。
香りの元を追いかけていきましたら(まるで警察犬(笑))自宅近くの植え込みにたどり着きました。金木犀のオレンジ色の小粒な花がまだ咲いていないというのに既に香りがするなんて。しかも結構な強さです。自然の力を感じた瞬間でした。オレンジの花が満開になる頃は香りもピークになるでしょうね。
あっという間にピークを迎えてしまうので、この香りを楽しみたいと思います。皆さんもぜひ感じてくださいね。
それで残念だったのは、撮影した金木犀のすぐ隣の民家からきつい柔軟剤臭がしていること。おそらくレノアですね。せっかくの金木犀の香りが台無しです。というか、窓も開いていないのに柔軟剤臭がにじみ出てくる家ってヤバすぎです。
今の家は24時間換気システムが稼働しているから、部屋の空気が外に出てくるのは分かるけど、外にいても「クッサ!」となるほどのニオイが放出されているようです。それはつまり、家の中はこの何倍いや何十倍も臭うということですよね? その中で暮らしている人々の身体が心配です。化学物質って後から効いてきます から。
それで、24時間365日香り続ける環境の中で生きている高残香性製品ユーザーって僅かに香るこの金木犀の香りが認識できないみたいなんですね。これは普通に考えてまずい状況だと思うんです。
嗅覚は五感のひとつ、本能的に生き延びたるために必要不可欠な能力です。これが常に働きっぱなしということは本当に必要なときに働けなくなることは想像に容易いわけで。まぁ、そうそう嗅覚が利かないことで命に関わるような事態は起こらないと思いますが。
ただ、常にニオイや化学物質の刺激を受け続けている身体はいずれエラーを吐き出すようになるでしょう。今はまだ小沼のような化学物質過敏症の人間はマイノリティですが、これだけ高残香性製品が日常生活に氾濫している現状を考えると、いつか タイマーが切れたかのように、これが原因で体調を崩す人が続出するのではないか と危惧しています。
人工的な香りがないと不安になるような人まで出現している昨今です。行くところまで行かないと人間は気づかないのもしれませんね。
加入しているオンラインサロンのメンバーさんからおすすめしていただいた本を購入。『二番目の悪者』(アマゾンへ飛びます)という絵本。子どもたちが読むようなワクワク、キャッキャするような内容ではありませんが、今のこの現状を予測していたのではないかとドキリとする本です。
表紙に ”考えない、行動しない、という罪” とあり、読み進めていくと1年半ほど前に始まったおかしな騒動と完全に被るんです。メディアの情報を鵜呑みにして(考えない)、自分で調べることをしない(行動しない)大半の人たちがこの騒動をここまで大きくしてしまったのだと思います。
「大半の人たち」の中の半分、いや1/3でも考え、行動していたら、今のような騒動や99%の人がマスクをし、我先にと毒液を射つような世の中にはならなかったのではないでしょうか。
もちろん、考え・行動している人もいっぱいいて、毎日のように情報を発信しているのですが、そうしない人たちが「考えず、行動しなかった(否定し、信じず、情報を取りに行かなかった)から結果的にこうなっているわけです。
「人間は自分の信じるものしか信じない」とはよく言われますが、考えず行動しない人たちが ”自分の信じたいことを優先した結果が今” だということ は肝に銘じておくべきかと思います。
10分もあれば余裕で読了できる本です。治療院に置いていますので気になる方は読んでみてください。