野焼きが始まりましたね

※画像はネットよりお借り(農家さん、煙の行方って気にしたことある?)

 

早朝からキナ臭いニオイが漂ってきました。そうです、田んぼの野焼き(稲わらの焼却)です。あぁ、そうか、もうこの季節なんだと実感すると共に速攻で窓を閉めます。

治療院は毎朝、空気がキレイな時間帯(5時30分~7時前くらい)を狙って、空気を入れ替えています。窓も玄関も全開にして。掃除も同時に行っていますよ。

で、この時期になると野焼きのせいで汚れた空気が西から流れてくるんです。会津って基本的に西風じゃないですか。

化学物質過敏症を発症してからは、このニオイと見えない煙成分にも少し反応するようです。めちゃくちゃ苦しいわけじゃないんです。でも、苦しい。そこに近隣の洗濯物やコインランドリーの柔軟剤臭の排気が混ざるのでカオスな空気になるわけです。

ワクチンのシェディングもそうですけど、野焼きも柔軟剤ユーザーもコインランドリーを使う客も、それらの行為がどれだけの人に迷惑をかけているかって考えたことありますか? きっとないでしょうね。だって、そもそも ”迷惑をかけている” っていう思考がないんだから。

 

会津若松市の環境生活課「野焼きは禁止されています」のページを見ると『野焼きとは、「ごみを適正な焼却施設を用いずに燃やすこと」をいいます。』とあります。じゃあ、稲わらだって野焼きに入るじゃんと思うと、ちゃんと ”例外” ってのがありましてね。それが上画像。

農業、林業又は漁業を営むために やむを得ないもの として行われる廃棄物の焼却
(例)農業者が行う稲わら等の焼却など

っと、ちゃんと例外にしっかり入っているわけですよ。これで農家さんは大手を振って稲わらを燃やすことができるってわけ。本当にやむを得ないのか? というツッコミは置いておいて(笑)

ただね、例外のところを見ていると 結局、ほとんどの焼却処理が例外じゃないの? って思えてきます。野焼きは犯罪と言いながらも「例外」が範囲も広く、超ユルユルなので、誰でも適応になっちゃうよ。

「日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却であって軽微なもの」って、その人の感覚でしょ? その人が「これは軽微だ」と言えば、それで済んでしまうんじゃないかな。ものすごく曖昧。まぁ、THE お役所って感じ(苦笑)

 

それで、稲わらの野焼きに戻りますけど、野焼きするのは例外的に認められているのはいいとして、その燃やしている稲わらは安全なのか? って話なんですよね。

有機米や無農薬米以外の米は害虫(カメムシなど)から守るために「植物を毒にして虫を殺す」方式を取っているという。つまり、農薬を根っこから吸収させることで稲や米を食べた虫が死んでしまうようにすると。

これに使われているのがいわゆる「ネオニコチノイド系」と呼ばれるもの。悪名高いですね。内海先生の投稿にもこうあります。

ネオニコチノイドはシナプス部分の後膜に存在する神経伝達物質アセチルコリンの受容体「ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)」に結合し、神経を興奮させ続けることで昆虫を死に至らしめる。最近、世界各地でミツバチが姿を消していることが話題になっている。その原因はネオニコチノイド系の農薬であるとされて、フランス、イタリアなどでは使用が禁止された。しかしこの農薬の作用がミツバチだけなんて思っているのは大きな間違いである。

ネオニコはミツバチがいなくなると、そっちの方ばかりにフォーカスされますが、人体に悪くないわけがないでしょう。普通に米にも残留してますしね。ただし、残留農薬基準が2㎎/㎏未満となっているため、残留農薬米が市場に出回り、消費者の口に入るっていう算段です。

そもそも残留農薬基準値だって誰が考えたもの?ってなりますよね。医療でも例えば血圧の基準値が各学会で異なるのは有名な話です。ビッグファーマーの鶴の一声で基準値が簡単に変わる世の中です。普通に考えれば、残留農薬基準値だってあってないようなものでしょう。

 

相変わらず話が横へ逸れまくりましたが(笑)、この辺の農家さんで無農薬米を作っているところはほぼないでしょう。ましてや、その安全な米が市場に出回るかと言えば皆無。普通に個人間での取引ですよね。

となれば、農薬を吸いまくって成長した、いわば ”農薬の塊” である稲わらを「例外」と称して燃やしているわけで、これ極めて危険な汚染された空気を生み出してますよね。軽度の 化学物質過敏症の小沼ですら少し反応するレベルです。これから多くの田んぼで野焼きが同時多発したら、空気汚染はとんでもないレベルになっていくことでしょう。

上述しましたが、農家さんはそういうことを考えて野焼きしているんでしょうか。法律で認められているから合法だとふんぞり返ってもいいですよ。合法ですから(ブラックに限りなく近いグレーだと思うけど)。でもね、煙の行方、あなた達が燃やした稲わらの煙が遠く離れた場所にいる人の呼吸を奪っているかもしれないってことは重々理解した上でやってくれないと困ります。

それから野焼きする時間ね。わざわざ人が起きて活動を始める時間帯に燃やす必要はなかろう。やるなら夜中にやってほしいね。野焼きというのは、それくらい迷惑行為だということです。スーパー柔軟剤臭い洗濯物を外に干すなんて、化学物質過敏症の人間からしたらテロ行為ですから。それと同等の行為だということです。

野焼きを風物詩なんて言う方もいるけど、それは自分の身に危険が迫っていることを知らない情弱だから。自宅の目の前でやられても文句言わないんでしょうね、こういう人はね? 風物詩なんですから。

人間が取り込む化学物質の内、口から入るのは15%。残りの85%は空気から なんですよ。歩きタバコもそうだし、柔軟剤や合成洗剤の行き過ぎたニオイもそうだし、野焼きもそうだし、本当に安全な空気が吸える時間って本当に少ない。

空気は誰のものですか? 一度考えてみてくださいね。

 

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

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