蚊も殺める日用品

予報通りの雨と気温低下。このところ湿度が異常に低かったので、お湿りになってよかったです。

しかしながら、奄美の方では「線状降水帯」の影響でひどいみたいです。数年前まで見聞きもしなかったものが、今じゃ普通になっている。線状降水帯もおそらくは HAARP の産物かと思っていますが、あちらさんも何がしたいのか。

これから夏本番を迎える奄美。小沼は大学時代に合宿で、シーズン外れの3月に一度だけ訪れていますから、まったく何とも思わないこともなく。早い復旧を祈念しています。

報道はその瞬間だけを伝えてあとは無視しますよね。静岡の大雨もそうですけど、きちんと最後まで伝えてほしいな。

全然関係ないですけどマイナカードも荒れてますね。昨日は『29項目を確認すべし』とかやってましたけど、それはこの制度を開始する前にやっておかなきゃいけないことでしょうに。相変わらず後手に回っている政府です。

20,000ポイント欲しさにマイナカードを作った方々は今なにを思うんでしょうか。作らなかった人が勝ちなのは当たり前ですね。

 

 

さて、先日 SNS に界面活性剤がトレンド入りしていたので何事かも思えば、上画像のニュースでした。界面活性剤で蚊を駆除する方法を香害メーカーの「花王」が開発したとのこと。

記事を読みますと飛んでいる蚊に界面活性剤入りのスプレーを吹きかけたら「気門」と呼ばれる穴が塞がれ、酸欠状態になって身動きが取れなくなったと報告しています。

これを読んで小沼は溺死に近い状態になっただけであって、界面活性剤は関係ないように思ってしまったのですが、気門を塞ぐのに界面活性剤が必要なんでしょうか。もちろん、ただの水でも実験していると思いますので、おそらく必要なのでしょうが。

 

で、界面活性剤って身の回りにたくさん使われてますよね。主に洗浄系の洗剤に使われています。ハンドソープ、食器用洗剤、シャンプー、ボディーソープなどなど。変わり種でいうとコーヒーポーションなんかも植物油脂と名前を変えて界面活性剤が使われています。

だとすると、蚊を退治することができる毒性のあるものを日常的にみなさん使ってらっしゃるということ。今回のケースでいえば、気門を塞ぐためのものらしいですが、果たして界面活性剤の毒性で殺めている可能性もゼロではないわけで。

 

 

当院のサイトにも貼ってある動画ですが、界面活性剤入りの洗剤やシャンプーではカイワレ大根が生長しません。じゃあ、これがヒトならば大丈夫なのか? おそらく大丈夫じゃないです。ほとんどの方がそれを何も考えずに使っているという現実。

また、界面活性剤が混入した排水も柔軟剤の香料やマイクロカプセルと同様に処理されず、海や川に流れ出ています。それらが魚介類に影響を与えています。界面活性剤が分解されるのに250年かかるという話もあり、普段から環境に負荷をかけない日用品を使うことはかなり重要なことだと考えます。

 

それと報道では『殺虫剤が効かない蚊』がいることを煽るような内容にもなっておりました。デング熱の文言も散りばめられており、日本に常在していないネッタイシマカに刺されることを不安にさせ、花王の新商品に期待を持たせるような記事の書き方は非常に悪質だと感じました。

ネッタイシマカだけでなくヒトスジシマカでも媒介すると厚生労働省にはありましたが、そもそもそんな頻繁に「デング熱に罹患した」って聞きます?って話。3年ほど前に『5年ぶりにデング熱の罹患者が出た』という報告はありましたが、日本脳炎にならぶレアケースじゃないでしょうか。まだコロナに罹患したの方が聞きますよね(笑)

流行地に出かけるというならば、新商品に期待を持つことはアリだと思いますけど、現地の蚊に効くのかどうかも解らないのです。海外に行かれた方から『日本から持っていった殺虫剤が効かない』とかよく聞く話です。海外の虫は強いんですよ。

デング熱だけでいえば特効薬もなくアロパシーに徹するようですし、もし罹患したとしても予後も比較的良好な感染症です。なので、煽り記事を真に受けて界面活性剤入りの殺虫剤に期待を寄せるのは時間の無駄でしょうね。

 

界面活性剤が身体に悪いことは明白で(合成の方ね)、それをスプレーで噴射しまくれば、まず確実に吸い込みますよね。

4年ほど前に COPD の最大要因はタバコではない? をエントリーしまして、そこでは第四級アンモニウム塩が COPD の本当の原因であるとお伝えしています。第四級アンモニウム塩は陽イオン系界面活性剤であり、もし仮に開発が進められている殺虫剤にこれが入ったら殺虫剤どころの騒ぎではなくなります。

まだ可能性の話ですが、現状の殺虫剤だって吸い込みたくないのに界面活性剤入りだったら尚更気をつけないといけないですね。

界面活性剤の反応機序にもよると思いますが、虫を殺める成分がヒトに安全であるわけがないと思うのは飛躍した考え方じゃないと思うんですよね。だって、洗剤ですよ。安全なわけないでしょう。

資本力のあるメーカーですからね。きっと商品化まで行くでしょう。そしてみんな何も考えずに買って使うんでしょうね。

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

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