金木犀

天気予報とおり、ダークでスモーキーな空模様。

冷たい風が吹き、憂鬱な気分にさせてくれますね。

こういうときは副交感神経が優位になりやすく、やる気が起きなくなったり、身体が重だるくなりやすくなります。

無理に元気でいる必要はありませんが、すこーしだけ発奮してあげると交感神経優位になって身体がラクになってきますよ。

心拍数を上げたり、軽く身体を動かしたりするだけです。もし、それすらも面倒でしたら鍼灸の調整を受けていただくことでも同じ効果を得られますので、思い切って外注しましょう(笑)

 

 

さて、約一週間前から金木犀が咲き始めました。

金木犀って英語で書くと「 fragrant olive 」「 sweet olive 」だそうです。オリーブの一種なんでしょうかね(英単語が調べたけど、それ以上は調べません笑)。

 

独特の甘い香りに癒やされるのは確かなんですが、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で何事も中庸が大切だなぁと感じます。

治療院周辺には上画像の1本しか確認できませんが、まぁ香りの強いこと、つよいこと。

今日のような、わりと強風ですと香り自体も吹き飛んでいくのですが、微風くらいですと窓を開けているとモロに金木犀の香りが家屋内に侵入してきます。

もちろん、強い香りであったとしても合成洗剤や柔軟剤のそれとは異なり、ごく短時間で消えますから無問題ではありますが、やっぱり最盛期の金木犀の香りは強すぎる感があります。

これが近所ではなく、どこからともなく風に乗って運ばれくるものであれば「うわ~いい香り」ってなるんでしょうけど、治療院のほぼ目の前にありますのでね、最近はちょっと鼻につくようになってきました(きっと幸せな悩みなんでしょう)。

 

CS の方で金木犀の香りに反応する方もいるようです。

金木犀にかぎらず、例えばコーヒーや純石けんの香りも化学組成の観点からみたら化学物質の塊なわけです。

化学物質過敏症( CS )というくらいですから、どんなに天然素材のものでも化学物質であれば過敏に反応する可能性はありますよね。

ただ、広義でいえばそうなりますが、狭義でみれば我々 CS 患者というのはすべての化学物質に反応するわけではなく、おそらくは自然界に存在しない人工的に作られた化学物質に反応しやすいんだと考えています。

個人差がありますから一概には言えません。出る方はスノールにも拒否反応が出ますからね。でも、同じ CS でも多くの方は人工的なものに反応することでしょう。

 

SNS にはこの部分を強調して「化学物質過敏症と言っているけど、すべての物質は化学物質なんだから、すべてに反応しないとおかしいだろ!」のように、鬼の首とったみたいに騒ぐ情弱がいますけれど、”化学物質” っていうところにとらわれ過ぎているんですね。

それを言うなら「花粉症と言っているけど、すべての植物の花粉に反応しないとおかしいだろ!」っていうのと同じくらいおかしなこと言ってるわけです。ほとんどの方はスギ花粉症であり、そこにヒノキ、イネ、ブタクサと続くくらいでしょうか。中には通年花粉症なんていう方もおられますが、それでも「すべての植物の花粉」に反応することなんてないです。

だからこそ、「すべてに反応しないとおかしいだろ!」は CS だろうが、花粉症だろうが、それ以外の何かの病態だろうが、発言した方の浅い知識によって導き出された決めつけでしかないんですよね。

鬼の首とって騒ぐ情弱の皆さんには「個人差」というものを学んでいただきたいなぁと思います。

もし個人差が理解できないのであれば、せめて「症」と「病」の違いくらい理解 してください。そうじゃないと話もできません。

花粉病、化学物質過敏病とは言いませんでしょ? そこには大きな違いがあるんですよ♪

 

相変わらず脱線しまくりましたが、金木犀の香りはもう少し続きそうですね。

きつく感じることもありますが、終わってしまうとまた一年待たなくてはいけないので、存分に堪能したいと思います。

 

当院は 香料で体調を崩す方を受け入れている鍼灸院 です。「香りが長続き」「本格消臭」などと謳う、柔軟剤や合成洗剤などの香料製品を日常的に使用している方で「全身無香料のご準備ができない方」はご予約・ご来院をご遠慮ください。また、新型コロナワクチンを接種できない方を保護する観点からワクチン接種済みの方もご遠慮いただいております。詳しくはこちらをご覧ください

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