予報通りの大雪でした。
日曜日はオンライン講習会を受講していたため（詳細は次回のブログで）雪片付けができず、今朝起きたら膝上まで積もってました。自宅も治療院もこの積雪に「どーしましょ」って感じで、シーズン初の雪片付けはハードモードで開始されました。
除雪機を稼働し、みっちり2時間半でようやく終了。今日、朝一番の患者さんのご予約がなかったのが幸いでした。
会社員のみなさんは定時に出社すべく、この雪を片付けてから出勤されておられ、本当にすごいなぁと思います。
また週末に雪の予報が出ておりますが、今年はこれでもう勘弁ですね～。さらっと降るくらいでいいですよ～。
さて、過日よりお越しになっている新患さんですが、こちらも驚くほどの回復を見せ、わずか2回の調整で主訴が消失いたしました。とにかく良かった、よかった。
香害の方は、少し理解して減ったかと思うと強烈な臭気に戻ったりと困ったちゃん。シャンプーを無香料にしてくれたけど（感謝！）アフターバストリートメントは香料入りを使っちゃったりしてます。
それでも自作マグちゃんに行き着いたり、もともと香料が苦手な方なのでそちらへの興味が加速していくことを願っております。
それで、この患者さんですが、今回の症状に関してもまったく原因らしきものが思いつかず、『突然痛くなった』と。
まぁ、お気持ちは解らないでもないんです。怪我や事故といった解りやすい原因の方が珍しく、あれこれ考えても原因がハッキリしないことが多々ありますから。
ですが、痛みや各種症状、病気というのものは自覚するまでの経緯が重要です。今回の患者さんの言葉を借りれば『突然痛くなった』なんですが、身体からしたら着々と準備を進めていただけのこと。
つまり、身体はエラーを起こさないということ。突然の痛みはエラーではありません。
この世の中、100% や絶対ということはあり得ませんが、このことについてはほぼ絶対です。
たとえば、昨日の晩までは何とも無かったのに翌朝おきたら痛みがある、なんてこと多くの方が経験していると思います。
自身としては「突然痛くなった」と思うでしょうが、数日～長い方だと数ヶ月の自身の過ごし方を思い返せば、大概は原因らしきものが見つかります。
普段よりも忙しくしていなかったか、オーバーワーク／オーバーユースになっていなかったか、環境が変わらなかったか、イライラする事が多くなかったか、暴飲暴食していなかったか、睡眠はきちんと取れていたかなど、身体からしたら辛かったことを積み重ねた結果、最終的には回復が間に合わずダムが決壊するかのごとく症状が出てきます。
ここで初めて自身は痛みや各種症状を自覚するわけです。
簡潔に表現するならば「そうなるように過ごしてきた自分がいる」ということです。
もちろん、小沼だって毎日、品行方正に過ごしているわけじゃないですし、今朝おきたらなんか身体がダル重～なんて日もあります。
しかしながら、それを「突然ダル重になった」と騒がず、まずはこれまでの自分の生活態度を思い返します。だいたい、上記のような「悪しき積み重ね」が見つかります(笑)
そこから生活態度を見直すとともに徐々に戻ってくれるよう自己調整を行います。
多くの方が勘違いされていることに「すぐ良くしたい（良くなる）」があります。
これまでの生活態度や習慣によっては、すぐ良くなるものもありますが、自動的に回復してくれる機能をもった身体でさえ「ちょっと無理！」となって症状が出ているのですから、おいそれと良くなることはあまりありません。
もちろん、その方の体力や自然治癒力によっては少ない日数で驚くほど回復することもありますが、悪しき積み重ねによって入ったダメージは簡単には抜けません。
風邪なんか分かりやすいですが、完全治癒したときに「健康って大切」と感じるじゃないですか。
病気というのは気づきを与えてくれるわけですから、その機会を大切にして、治癒するまで見直す期間にしてほしいと思います。
小沼は不調に陥ったときは身体に感謝しつつ、戒めとして過ごすことにしています。
見直しもせず、目の前にある症状だけを早く取り除きたい。こういう思いこそが傲慢なんですね。毎日、文句もいわずに回復してくれる身体に失礼です。
あと、人間というのは常に症状があることが正常です。
身体の回復機能によって無症状が当たり前になっているため、その恩恵を忘れている方がとても多いと感じています。だからこそ、ストレスまみれ、暴飲暴食、低質睡眠でも「なんとかなる」と勘違いしちゃうんでしょうね。
現状、症状や病気を抱えていない方には意味不明かもしれませんが、もし自身が辛く困るような状態になった場合はきちんと向き合ってほしいと思います。
突然痛くなる（不調になる）には必ず原因があります。
身体はエラーを起こしません。
原因はあなたが作っています。
そこを解ってくださいね。
